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初級者から中級者になるための重要な1つの視点。東京タクシードライバー転職

みなさん、こんにちは。
タクシーちゃんねるのげん太です。

東京のタクシードライバーが今よりも売上を上げたい…、売上が安定しない日がある…、タクシードライバーの稼ぎ方を知りたい方向けの記事です。

タクシー業界の2月は1年で一番の閑散期と言われています。未経験タクシードライバーの中には売上の低迷で不安になる人もいるでしょう。(とは言え例年よりもずっと売上はいい状態、好況が続いています)

すでに入社された方はわかると思いますが、東京の未経験タクシードライバーに対して売上アップ教育は、会社や営業所といった現場では行われていません。

今回の記事では「初級者から中級者になるために重要な視点」をお伝えします。もう伝わっているかと思います。タクシーちゃんねるげん太の全てのコンテンツは「魚の釣り方」は教えても「魚」そのものは与えないという方針でやっています。東京タクシードライバーの稼ぎ方についても同様で、魚そのものを与えても、自分で釣れるようにならなければ意味がないからです。

noteで書くには少し難しい内容になるかなと思っています。やる気のある方は食らい付いて、ぜひ最後まで読んでみてください。私もできるだけ伝わりやすいように書けるよう頑張りますね。


今回は結論からいきましょう。

結論:「なぜ」ここからお客さまを乗せられたかを考えること

初級者の方が、中級者以上にステップアップするための重要な視点は、なぜここからお客さんが出てくるのか、なぜここから乗る人は東京駅に行くのかといった「なぜ?」を考えることにあります。

「なぜ」この位置から乗るのか

お客さまがタクシーに乗る前のことを考えてみてください。例えば、高円寺に住んでいる女性が給料日後だから、新宿の伊勢丹で買い物をしていたとかです。買い物をして重い荷物があるからタクシーを使いたくて、伊勢丹のタクシー乗り場から乗ってきた…みたいな想像はできますよね。乗せる全てのお客さまについてタクシーに乗る前にやっていたことを想像すると「なぜ」この位置からタクシーへ乗るのかを考えやすくなると思います。※ちなみに新宿伊勢丹のタクシー乗り場は某大手さんの専用乗り場ですね。

「なぜ」この時間で乗るのか

時間についても同様に考えてみましょう。わかりやすい例だと終電が過ぎた時間だから他に交通手段がなくてタクシーに乗ってきますし、お昼の12時は13時から商談がある人は高い確率でタクシーに乗ってきます。金曜日の夜は18時から銀座で接待があるためにタクシー需要は17時頃から逼迫しますよね。時間帯についての理解が深まると売上向上はもちろんのこと、休憩を効率的に取れるようになります。より売上期待値の低い時間帯でリラックスして休憩ができるようになるのでぜひ時間帯の理解も深めてみてください。

「なぜ」行き先が〇〇なのか

東京でタクシーに乗る人というのは、流しているタクシー向きの方向が目的地である人が9割です。少し言葉を変えていうと、乗客はきちんと向きを把握して乗ってくるということです。Uターンしたり、目的地が逆向きになることはあまりありません。つまり、乗せる時の車の向きによって、行き先や目的地の調整ができるということになります。今まで説明してきた【「なぜ」この位置から?】【「なぜ」この時間から?】と合わせて、私たち空車タクシーが流す頭の向きを意識することで、乗ってくるお客さまの行き先を予測、コントロールすることが可能です。この行き先のコントロールができるようになると売上は劇的に上がってきます。

「なぜ」短距離なのか、「なぜ」長距離なのか

ワンメーターのお客さまってそれなりにいますよね。でもなぜワンメーターなのでしょう。エリアだったり客層によってはワンメーターや短距離が異様に多くなることもあります。例えば、朝の新宿駅の西口地下タクシー乗り場もほとんどが西新宿のビルまでの送りです。(大体800円とか)客層は遅刻ギリギリのサラリーマンなので結構急いでいる人が多いです。だけど1時間で4〜5本とかできるほど空車不足なので、朝に限ってはピストン運動でそれなりに時間当たりの売上を作ることが可能です。逆に長距離を取る方法というのもある程度存在しています。東京でタクシーの長距離を取る方法についてはセミナーで話したりしていますが、基本的には「乗車位置」「乗車時間」「車の頭の向き」「会社の力(チケット等)」と複合的に絡んできます。長距離は東京のタクシーの醍醐味です。私は1出番で2本程度、12,000円以上の万収がありますが、2万円を超えるメーター料金も頻繁にあります。そういった長距離利用のお客さまを積極的に狙うと、効率よく売上を作ることが可能です。

「なぜ」他のタクシーではなく私のタクシーが乗せられたのか

私はこの視点が一番重要だと思っています。東京には空車タクシーが大量にいるし、周りにも多くの空車のタクシーがいるのにも関わらず「なぜ」私のタクシーが乗せることができたのか。他の人(【会社】)のタクシーではなく「なぜ」私のタクシーなのか。この視点を意識するだけで経験と共に上級者になることもできます。

中級者以上で活躍している東京タクシードライバー月収の実態


中級者以上の上級者になると隔日勤務1日の売上は税込120,000円程度、月収は80万円にも達します。営業スキルは基礎(短期間で取得可能)があると月収50万円以上。地理の理解、空車時のミスショットがない中級者になると無理をしなくても60万円以上、上級者の実力者になって労働時間を投入することで70万円以上の給料を実際にもらっています。「なぜ」を考える収入リターンはじゅうぶんにあると思うし、仕事のレベルが上がると月収にはね返って、結果が見える点はタクシードライバー職の一番の魅力かなと思います。

1.「なぜ」この位置から乗るのか
2.「なぜ」この時間から乗るのか
3.「なぜ」行き先が〇〇なのか
4.「なぜ」短距離、「なぜ」長距離なのか
5.「なぜ」他のタクシーではなく私のタクシーが乗せられたのか
上記5つの順番で、理解を深めていくと劇的に売上は向上します。

よかったらスクショとか保存して定期的に見直してみてください😉

今回は、売上の向上して初級者から中級者、それ以上に成長していくために必要な視点をお伝えしました。きちんと会社を選んでいるという前提があって(会社選びが悪いと何をやっても意味がない)営業スキル、「なぜ」を通じた経験値を蓄えて、安定した高収入(月収70万円以上)をしっかり稼ぎ続けられるドライバーになってほしいと思っています。

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また次の記事でお会いしましょう。
タクシーちゃんねる・げん太でした。



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