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タクシードライバー職、リアルなメリットとギャップについて

みなさんこんにちは。
タクシーちゃんねるのげん太です。
タクシードライバー職になるとこんなメリットあるよ…!!
意外とこんなところにギャップを感じたよ…!!という内容です。

私は20代から5年目、もうすぐ6年目に差し掛かる東京のタクシードライバーです。現場のことや、リアルなお話、最近は転職や教育についても発信をしています。よかったら他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。


タクシードライバー職のメリット

メリット1. 休みの日の質が高い


タクシードライバー職で最もメリットを感じる点は「休みの日の質の高さ」です。よくプライベートの時間が確保しやすい仕事だと言いますが、仕事のことは完全に忘れても大丈夫なくらいオンとオフがはっきりしています。もちろん会社から電話がかかってきたり、メールをチェックする必要もありません。一般企業の場合、休みの日まで仕事のことを考えて「気が休まらない」という人はとても多いと思います。そういった方がタクシードライバー職をやってみるときちんと休める日を数多く(月間12勤務なので)手に入れることができます。仕事に慣れてくると明け休みもある程度有効に使うことができます。多くの質の高いプライベートの時間(休みの日)を確保することができるのはメリットだと感じています。

メリット2. 自分ひとりで仕事を組み立てることができる


自分ひとりで仕事を組み立てることができることもメリットのひとつだと感じています。上司や部下、部署の人と一緒に仕事をするわけではないので折衝作業がなくなります。人と一緒に働く…というのは意外と人間関係だったり、気をつかう、つかわないといった本来の仕事とは関係ないところで人の管理やキャラ作り等で疲れてしまうこともあるでしょう。そのような人に関する疲れがタクシードライバーには一切ありません。最初から最後まで自分ひとりで仕事を組み立てることができて、しっかりお給料をもらうことができます。とは言っても最低限の報告や連絡、シフトの相談等は行うことになります。私はこの自分ひとりで仕事を組み立てることができる点はタクシードライバー職の大きなメリットのひとつだと思っています。

メリット3. やれば稼げる給与体系


年功序列やトップドライバーだから歩合率が高いなどといったことは一切ありません。未経験からでも、やればやるだけ稼げる給与体系もメリットのひとつです。5年目のドライバーである私と、1年目のドライバーであるあなたは同じ条件で、同じ土俵で稼ぐことができます。私はこのフェアな雇用条件に対して満足をしています。年齢が25歳であっても58歳であっても評価項目はどこの会社も大体この3つ。無事故無違反、ノークレーム、そして売上を上げることです。どのくらい稼げるのかというと、法令遵守しながらホワイトな環境で営業をするとなると、理論上は年収で800万円程度が天井だと思います。未経験からでもやればやるだけ稼ぐことができるという点は良いなと感じています。

タクシードライバー職のギャップ

ギャップ1. 法人ドライバーでも裁量労働制に近い


法人ドライバー(個人タクシーではなく会社に所属しているドライバー)でも裁量労働制に近い働き方をしている人が数多くいるのが東京のタクシー業界です。自分が稼ぎたいだけ稼げる、無理をしない日も作れるといった柔軟な働き方はよりストレス少なく働くことができると思っています。(このあたりの柔軟性は会社によります。近年はしっかり管理、たくさん働く方向がトレンドです)会社選びが重要になりますが、オンとオフをしっかり分けたり、今日は無理せず早めに上がるといった判断も仕事に慣れてきて腕があるドライバーは上手くやっている印象です。歩合制の給料体系なので、やはり忙しい時間帯(期待値の高い時間帯)にどれだけ集中して効率よく稼ぐのかを考えることが大切です。会社から営業についての指示は何ひとつないので(本当に何ひとつない)全ては自分自身です。営業所の車庫から出て右に行く、左に行くすら教わることはありません。会社に属していたら会社からの特別な仕事があるのかな?とか、稼ぎ方を教えてくれるのかな?と思っていたので、この裁量労働的な仕事には入社後にギャップを感じました。

ギャップ2. 時間が経つのが異様に早く感じる


タクシードライバー職は長時間労働で1日最低でも16時間は運転をしています。そんなに長く運転をしていたら「暇な時は時間経つの遅いだろうな」と思っていました。しかし、実際業務をしてみるとあっという間に時間が過ぎていきます。6時間なんて一瞬です。それを3セット行うと隔日勤務の勤務時間はリミットになってしまいます。他の仕事と比べて、時間が過ぎるのは早く感じる仕事なのではないでしょうか。

ギャップ3. 営業所は古いところが多い


求人広告やGoogleマップなどで調べて出てくる写真などをイメージして、いざ営業所へ行ってみると想像以上に古くてびっくりします。実際、ロッカーの鍵が壊れているとか、階段が斜めだとかは安全上あまり良くないですが、営業所でお金を稼ぐわけではないので営業所は古くてもOK(仕事中営業所の設備をほとんど使わないし)営業所ではなく営業車が新しいものだったり、きちんと整備されて大切に使っている会社の方が良いと思います。今は慣れましたが、私はタクシー会社の営業所の古さやジメッとした感じを5年前に新人だった時はびっくりしたし、求人情報や聞いていることとのギャップは大きく感じました。

これからのタクシーを始めたい方が実際に働き始めたり、タクシー会社へ面接に行くと色々とギャップは感じると思います。私もそうでした。ですが、本当に大切なのはイメージやギャップではなく仕事そのものだったり、稼げるのか休みはあるのか?事故罰則や自腹負担は少ないか?という部分だったりします。あなたが最も得をする転職をしてほしいですし、目先のイメージや祝金といった餌に釣られず、最低でも2年間でトータルで最も得する会社、ご自身に合う会社を選ばれることを切に願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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また次の記事でお会いしましょう。

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