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約14年間、心臓を捧げた介護の仕事が好きだけど辞めます

タイトル通りです。

19歳から始めた介護のお仕事。
昔、お世話になったある方の一言「介護の仕事は人に尽くせるし、やり甲斐があるわよ?」その言葉がきっかけで業界に足を入れました。

約14年の間、心臓を捧げてきたお仕事ですが、2024年を区切りに辞めたいと思います。

理由は物凄く多いのですが、今回は、以下の2つのテーマを軸に記事を書いていきます。

①「好きだった介護の仕事をなぜ辞めるのか?」
②「なぜ辞める経緯に至ったのか?」

僕からの個人的な意見も入っていますが、一つの参考として記事をご覧ください。


①「好きだった介護の仕事をなぜ辞めるのか?」

シンプルに燃え尽きたのが辞める要因です。

他にも、日本独特のマスク付けなきゃいけない同調圧力・ネガティブなニュースなど、色々ありました。

世間のイメージでは、介護のお仕事は「低賃金」「残業が多い」「ストレスが多い」「人員不足」こんなイメージではないでしょうか?

結論、ほとんど正解です。

実際、僕の年収は現場でのリーダー職でありながら、月に残業を10h〜20hこなし、夜勤を月に5回しても400万円以下

年間休日はうまく有給を使っても110日程度ってところです。

ちなみに常に人員不足です(笑)

当日に欠勤の連絡が来ると、全スタッフにしわ寄せが来るカツカツの人員でいつも業務をしています。

ですが、現場で仕事がするのが好きすぎて続けてきた僕です。

実際、このお仕事を辞めて行く人を数多く見てきましたが、【生活が不規則で体力的にしんどい】・【人間関係】・【お金】の3つが最も多いです。

他にも「興味本位でやってみたけど、思ってたんと違う」などが多いです。
ちなみに人間関係はとっても良好な部署です。

しかし僕の場合これらに該当せず、燃え尽きたのが辞める要因です。

あるきっかけで辞める決断に至りました。

それは2024年の日曜日の朝。その日は早朝から快晴でした。

ある女性ご入居者様が、10年余り有料老人ホームで暮らし続けていたが、亡くなり、そのご家族様が涙を流したのがきっかけでした。

そのご家族様はと言うと、開業医をやりながら雨の日もインフルやコロナのクラスターが発生した日でも、飲み会終わりの二日酔いの日も、365日休日でも必ずお母様の介護をしに来ていました。

勤務中、介護する事を一度も休んだ事を見たことありません。

まさに鉄メンタルと言っても過言ではありません。

正直、モンスターペアレントでしたが「チーム全体で全力を尽くし、支援した方が亡くなると、なんか自分の中でやりきった気がする」

このような気持ちが突如、芽生えてしまったのです。

燃え尽き症候群 → バーンアウトとも言います。

僕の場合、14年間好きでこの仕事を続けてきたので「お金」と言う面で辞めるつもりはありませんでした。

辞める理由と言ったらモンスター上司が突然やってくるくらいでした。

むしろお金が無いなら、副業や投資の勉強をして資産をつくればいいじゃんって言う考えでした。

そもそも、この業界にくるなら給与は低いと分かりきっているはずです。

ちなみに私自身、介護の仕事をしながら副業スキルを学び、ブログ、Webライティング、Webデザイン、動画編集やSNSでの集客方法などを学んだりして給与と同等の額を副業月収で稼げるようになっています。

「なぜ辞める経緯に至ったのか?」

続いての理由は「なぜ辞める経緯に至ったのか?」です。

大きく2つあります。

①日本には安楽死がない

残念なことに、日本には「安楽死」の制度がありません。

現在の日本においては、安楽死・尊厳死は合法化されていない。 もし、患者本人が真摯に死 を望んでいたとしても、患者の要望に基づいて殺害し、または自ら命を絶つのを援助する行為 は、自殺関与・同意殺人罪(刑法 202 条)に該当する。

安楽死・尊厳死

認知症を発症してしまい、自宅や道路上で徘徊してしまう・寝たきりになってしまい、常時援助が必要な状況になってしまう。
このような状態になっても、自ら命を断つ選択肢がありません。

少し言葉が悪くなってしまいますが、介護の仕事をしていると生きてる屍みたいな方々が物凄くいます。

しかし、これが現実です

残酷な言い方かもしれませんが、自分で動くことも出来ず、ご飯も、トイレも自分で行うことが出来ません。

現在、安楽死を希望する方は、自ら海外に行き、安楽死が合法化な国へ行き、自ら洗選択するしか方法はありません。

それに安楽死を選択する場合、莫大な費用・言葉の壁があるのがネックと言われています。

私自身、生きてる間に、いつか安楽死を選択する人生の最後の場面に遭遇できればと思っています。

実現できるか分かりませんが、人生の目標の一つとして掲げています。


②同じ地域で生き続ける疑問が湧いた

二つ目は「同じ地域で生き続ける疑問が湧いた」です。

これも僕自身が思ったことなのですが、就職して定年まで働き、同じ地域で生き続けて楽しいのか?と言う考えが芽生えました。


いつも同じメンバー・いつも同じ場所に出勤して、自宅に帰る・同じ友達・同じ場所で遊ぶ。

人生に飽きが来てしまっても良いのか?このような疑問も目覚めてしまったのです。

僕はこの地球に生まれた以上、行ける限り海外に行きたいと思っています。

そして違った価値観の人と多く関わり、生涯を全うしたいと考えています。

ですが、介護の仕事で生きている限り、お金が足りません。そして時間も足りません。

いくら副業をしているからと言っても、海外に行くのであれば、お金は足りません。

そして、閃いたのが今の会社を辞め、タクシーで稼ぎながらたまに長期休暇を取り、海外旅行へいけば良いのではないかと思い付いたのです。

他にも、頑張ったら頑張っただけ成果が出る歩合性。僕にはもってこいだなぁと思ったからです。

タクシーに転職して、頑張れば年収800万円は固いと言われているからです。

実は自動車運転の縁は深く、長距離の運転が好き・会話が好き・体力はバカある・隔日勤務が夜勤のスタイルに近いなどありました。

テレビ中継でUEFAチャンピオンズリーグを見ているだけでは現地の肌感は感じれない・海外のご飯は美味しいの?美味しくないの?

映像を見ているだけでは分からない・日本は平和で安全だけど海外はどうなの?行ってみないと分からない。

大好きな仕事を続けたい気持ちではありますが、心に正直になると外の世界を知ってみたくなったのがあります。

そのため、今は情報収集をしつつ、次の会社選びをじっくり行い、休日は都心エリアを実際に車で走り尽くすってことを続けています。

行動の結果はどうなるか分かりませんが、行動しなくては永遠に変わりません。

だから僕は自分自身で動きます。


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