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夜間診療のタクシー乗客ご家族

お子様をお持ちの方であればご理解頂けると思うが、子供が夜や休日に具合が悪くなっても病院の診察時間は終わっていて困る。
そのため、自治体などに問い合わせして「時間外診療」(夜間診療)を受けたと言う経験もあるのではないだろうか?
私も、体調不良になった自分の子供をクルマで連れていったことがあるが、クルマをお持ちでない場合は、当然タクシー利用になるだろう。
そのため、夜にタクシーGOで呼ばれると、自治体で指定している夜間診療のセンターにご家族をお送りしたり、その帰りと思われるご家族をお迎えすることも多々ある。

とある日は、お子様連れのご家族を夜間診療へお送りした。
その後3件ほど別のお客様をこなしたが、またタクシーGOの配車を取ると、偶然にも、先ほどお送りしたご家族を夜間診療施設からご自宅にお戻り頂くと言う「往復」お世話させて頂いたと言う事も。

タクシーGOは、配車依頼をOKにして受けてみないと、迎車地(どこで乗車されるのか?)がわからない仕組み。
そのため、タクシーが何百台と走っている地域にて、同じお客様を1日2回もお乗せするのは、本当に偶然なのである。
タクシーは「一期一会」と良く言われるようだが、2度あることもあると感じた。

ただ、夜間病院に行くようなご家族なので、お子様が咳をしたり、頻繁に鼻水をすすっていたり、調子が悪そうなお客様をお乗せするのは正直気分が良いとは言えない。
すぐに窓を開けたいところだが、おもむろに換気はじめるのも失礼だし、お客様側から「窓を開けてください」なんて言われることもない。
あとで自分の喉が痛くなることもあり、なんか運転している自分も調子が悪くなりそうだ。
でも、狭い空間にて様々な病原体に接することで、かえって自分の免疫力がつくかな?とも思う。(新型コロナのように感染力が強い場合は困るが)
すなわち、タクシー運転手の場合、体調管理はとても重要だ。

なお、夜間診療でのタクシーご利用はご近所の方が多いので、距離が短く営収的にはあまり良くないとわかったのも事実と言うところ。

幸いお子様はそんなに辛そうではなかったので早く回復することを願うばかりだ。

また、たまに夜間、駅から大きな病院へお客様をお送りすることもある。
よく「あと何分で着きますか?」と聞かれるが、なんで急いでおられるのか?などは、あえて聞かない事にしている。
大きな病院だと、夜間は ER (救急外来) からしか入れないので、その入口がある地点を把握しておくことも重要だ。
そうしないと、お客様が早く病院に入れないためだ。

普通二種免許の自動車教習所・教習内容実録(1日目)【50代新人タクシー運転手・奮闘記ブログ】

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