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5科目取得か大学院か?

税理士になるためには基本的に5科目取得する必要があります、結果的に私は5科目取得のルートを選択しましたが、ルートとしては大学院に行き、科目免除を利用しながらの税理士資格取得という手段ももちろんあります。

・私が5科目合格を目指した訳

純粋に資格取得=5科目受験
しか頭になかったからです。税理士を目指すに当たって専門学校の門をたたいた時に比較的短期間での合格も可能といううたい文句を鵜呑みにしてしまったということです(すぐにそんなに甘くはないということにも気づきました。)。
そういうことで結果的には5科目受験による資格取得をすることが出来たのですが、大学院に行こうかと悩んだこともありました。

・大学院に揺れた理由

働きながらの科目合格の難しさに心が折れかかったためです。
同じく働きながら受験をし、断念している人も多く見ていました、ただ、私は何が何でも資格を取得しなければならないと考えてました(理由は特にありませんでしたが、途中で後戻りはできないと自分で決めていました。)。

加えて仕事は年々忙しくなり、結婚やのちの子育てなどを考えた時に確実になれるという保証が欲しくなり、大学院進学というものを考えたのです。

・大学院の教授に会う

結果的には大学院には行きませんでしたが、大学院の教授に連絡をし、教授に会い、研究計画書の作成までは行いました。
租税法を学問的に学ぶことも一つ人生経験としては悪くないのではないかという考えです。
大学院の教授もかなり前向きに私を見てくれました、なんとなくではありますが、大学院出身の税理士を多く輩出したいようで、3科目取得の私については特に何もなく合格させてくれそうな印象を受けました。

・5科目受験に戻る

結局大学院に行くのを辞めました、5科目受験と決めたのに、大学院に行くことが自分の意思に対しての‘‘「逃げ」に思えたためです。
また、ならないよりは逃げた方がよいとも自分では思っていましたが、大学院に願書を出すか出さないか迷った挙句、出さなかった年に相続税法をたまたま合格することができたのも大きな要因でした。

・総括として

長期戦になるのであれば大学院は視野に入れた方が良いと思います。
今から受験生になるのであれば、そもそも大学院という選択肢を最初から入れていた方が良いと思います。

税理士試験の成功体験として働きながら3-4年で合格する人の話もよくありますが、実際のところそんな天才はなかなかいません。
働きながらの1科目の合格は本当に大きな犠牲を払うものです。
自分を過大評価せず、それとは裏腹に自分の最大限の能力を信じ、税理士に絶対になるというルートを自分で考えていただきたいと思います。


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