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革命の夜 | 2023.8.17

「陰ながら応援してるよ!」
最近こんな言葉をよく聞く。小学校、中学校、高校の友達。色んなやつらから素敵な言葉をかけてもらえるようになった。他人から嫌われやすい俺にとっては、これ以上に嬉しいことはなかった。

それでも、少しだけ、こんな気持ちになる。
「お前はどうなん?」って。ごめんなさい。今回のnoteは口調がすごく悪いかもです。でも、それくらいドストレートに表現したくて。

中にはこんな人もいる。
「私も今こんなことに挑戦してて、お互い頑張ろうね!」嬉しい。こっちの方がなんだか嬉しい。俺は別にすごくないし偉くもない。だから、全員をフラットに見てる。学生団体をしていようが、ベンチャー企業の社長をしてようが、サークルで遊びまくっていようが。俺からしたらみんな同じで、熱狂するベクトルが違うだけ。

ただ、難易度が高いほど人からは「すごい」と思われがちだ。でも、ただそれだけの違いで自分を低く見ることは違うだろう。お前だって、何かしら熱い心持ってんだろ。そう思うのだ。

前置きが長くなりました。REVOLUTION NIGHTの振り返りnoteになります。

レボナイって結局なに。

学生って特権だと思うんです。背負う責任の低さに対して、使える自由が多すぎる。失敗したって許されるし、誰かが助けようとしてくれる。こんな最高な時間、社会に出てからはどうやらないらしいぞ。

毎日を自己成長!って意気込んで生きる必要なんてない。だるい時は1日グダグダすればいいし、遊びたい時は遊べばいい。ただ、時間は有限だったりする。

休学すればいいだろ!なんて言うけど、休学は基本的に腹決めたやつが一定期間場所か時間を学業以外に拘束される状態になるから意味があるものであって、簡単にするもんじゃない。(※考え方は人それぞれです。)

つまり何が言いたいのかっていうと、「今をちゃんと生きようぜ」ってことなんです。自分のやりたいこと、興味のあること、夢。なんでもいいから一歩踏み出してみようぜって。ただ、これが難しいんだよな。

日常は簡単に変わってしまう。「あいつ最近つれないな」なんて友達に言われてしまうかもしれない。遊びの誘いに「あいつどうせ忙しいだろ」とかいって自分だけハブられるかもしれない。でも、全部丸っとやってみた俺の意見としては、友達はお前が思ってる以上に最高にいい奴だぞ。ってことです。気を遣ってくれはするけど、全然誘ってくるし、なんなら人一倍応援までしてくれる、自分が思ってるほど他人はそんな冷たくない。

そして、目的がないとって思うよね。なんとなく肌感だけど、時代を重ねるごとにコスパ良く生きようとみんなする。目的やゴールが明確にないと動けなかったりする。でもな、動いてみると予期せない出来事や出会いがあって、そいつらが一気に人生変えちまうんだ。それが最高に面白いって肌で味わうが醍醐味なんだ。

そんなこと言われても、ですよね。わかります。だから僕は、「心」に訴えかけるイベントが創りたかった。何考えてるかとかそんなもん関係なくなるような、なんか心が燃えてきて、「なんかやりたい俺も。」ってなるような。そんな炎が灯るイベントにしたくて、REVOLUTION NIGHTを企画しました。

一歩目を描くために。

音楽フェス。いやー難しかった。沢山怒られたし、沢山悔しい思いもしたし、失敗もした。俺は音楽に携わってきた経験なんてない。バンドをしてたわけでもないしバイトしてたわけでもない。ただただ、自分の考えを表現する方法が音楽だと思って踏み切った。

大変だったけど、それでも俺は音楽を選んでよかったと心から思ってる。当日は俺の想像を超えるほどの熱狂があった。あの日、確かに参加してくれた何百人の人たちに赤い炎を持ち帰ってもらえたと思う。その炎がこれから、どのように人の背中を押して、どんな姿カタチとなって一人ひとりのためのものになっていくかが楽しみで仕方ない。

当日も話したけど、みんな実は頑張れる人達なんだ。レボナイ当日、遅れをとってしまったのもあって約4時間、スタンディングで見てくれていた。足も腰も絶対痛かったはず。それでも、最後まで見届けてくれた。自分の好きなこと、見たいもの、聞きたいもののために、それだけ体張れる人達なんだ。絶対に自分のための努力でも、一人ひとり輝けるはずなんだ。だからこそ、燃えて、頑張って欲しい。

俺は学生団体なんていう意識高い系って言われる団体の代表もしてきたし、個人事業主になってビジネスもしてみた。周りにも同じような人間と沢山出会ってきた。でも、みんな同じだったよ正直。バチくそにすげえやつなんてほんとに一握り。自分の思いや考えに、上に見える人達と比較して落ち込む必要なんてない。自分のやりたいことを自由にやることが大事なんだ。(※誰かをけなしてたりはしてないです。想像以上に住み分けがされているから、少しこんな感じで話してみた感じです。みんな大好きです。)

途中で出来たもう一つの目的

そして、この企画をやりながら出来た、もう一つの目的。それは、「若手アーティストにスポットライトを照らす」ことだ。

当日、嬉しいことにチャレンジャーやゲストのアーティストたちから沢山「田口」という名前を出してもらい、田口コールなるものが起きるほどに俺を上げてもらった。そして、この企画に挑むためのバックストーリーもあって、「田口」という、「レボナイ」という一つのブランドが立ち上がった瞬間になったのだ。その上、多くの方にレボナイに対して嬉しいコメントを残してもらえた。そのおかげあって、田口とレボナイに価値を見出すスタートラインに立てたのだ。

そしてこの価値は、若手のアーティストに還元ができると思った。もっと俺が頑張って、「田口」という価値を高めていくことで、"レボナイ"という価値を高めていくことで、イベンターという立場から「田口が呼ぶ、レボナイが呼ぶ若手アーティストなら見てみようかな、聞いてみようかな。」そんな気持ちにさせることが出来たならば、若手アーティストがスポットライトを浴びる大きなキッカケに出来る。そう考えた。

なんでそこまで若手アーティストにこだわるかというと、レボナイのこだわりが関係する。それは、「いかに人間らしいか。泥臭いか。」だ。

AIが急速に発達するこの時代、これからの時代に、曲を書くのも、音楽を奏でるのも、歌を歌うのも、PCで完結してしまうようになっていくだろう。なんならもうできているのかもしれない。そんな現在、未来の中で「なぜ人間がやるのか」そんな当たり前な問いがアーティストたちに降りかかる。そのときに、多くの産業は人がいらなくなるという結論を迎えるのに対して、音楽は、人が作らないとなぜか寂しさを感じるものだったりする。だから、いかに泥臭く、人間らしい人が勝ち上がっていくのではないかと考えたのだ。

バンドって、稼げない。思ってる何倍も金銭面がしんどい。そんなリアルな声を沢山もらった。それでも、夢だから、好きだから、その一つの理由で暑いだろうが雨が降ってようが路上に出てライブをする。数人しか見てる人がいない箱であっても全力で訴えかける。みんなにはこの姿がどう見えるだろうか。俺は、これほどまでにカッコいいことないだろうと思う。自分たちの目標のためなら身を粉にして走り続ける。そんなこと簡単にできるもんじゃない。腹決めてるからできるんだと俺は思ってる。そんな本気でアーティストを目指す人達もスポットライトが当たるのはほんの一部。絶対売れるはずなのに、なんてよく聞くだろう。とはいえ、音楽の世界はビジネスと似てて、賢い人が勝ち上がっていく感じもする。だから、頭使う部分はイベンターの俺たちが頑張って、アーティストには、思いっきり自分と向き合って、思いっきり最高のパフォーマンスをしてほしい。そんな思いが、レボナイを創っていきながら、込み上げてきたのだ。

最後に

長い文章を書いてしまった。気づきや学びなんてまだまだ無限にあるけど、特に書きたかったことは書ききったはず。ここまで読んでくれた人、ほんとうにありがとう。そして、レボナイに足を運んでくれた人、本当にありがとうございました。一生の宝物となったのと同時に、「もう一回」と心が上がっている。さて、借金をどう返そうか。またお会いしましょう!

田口

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