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自分のキメ顔を見て元気出す


LINEの不具合ごときで更新がストップしてしまいそうになった。弱い、弱い自分。自分はSNS依存になどならない、とどこかで過信していたが立派な依存症である。他の人より酷い気すらする。今日は5分ごとにスマホを確認したりして、仕事中なのに自分でも引いた。

家に帰ってからずっと動画を見てしまった。怠惰モードになると抜け出せなくてつらい。しかも怠惰になるといろいろ考え始めてしまって、暇な時間があるからだ、いかんいかんと思ってまたスマホのゲームなどに精を出してしまう。この時間を筋トレにあてたらどんなに生産的かとも思うのだが…なかなかうまくいかない。

とりあえずこんな日はトイレに行って洗面所で顔を洗ってついでに鏡の前で表情を作ったりして、施術してもらったばかりのまつげパーマをじっくり見てみたりすると割と元気が出る。簡単なものである。

結局旅行などでも重要なのは、目的地が一番なら宿泊先のトイレが二番目ではないかと個人的には思っている。清潔感はもちろんだが、綺麗なホテルのトイレにて鏡の前で顔を決めまくるのが重要だという人間は多いのではないか。この際性別は関係ない。というか私がそうなのだ。

綺麗なホテルの豪華絢爛なトイレ、照明が暗すぎず明るすぎず配慮されていれば尚よし。たとえ泊まれなくても「あのホテルのトイレはいい」と聞けばわざわざお邪魔しに行く。トイレ探訪である。

そう言えばかつて友人が「パチンコ屋のトイレが美しい」と言って連れて行ってくれたことがあった。なるほど確かに、口から水を吹くライオンの噴水がトイレのど真ん中に設置されていて、古代ローマを彷彿とさせるそのトイレはなんかこう、すごく良かった。トイレにはバカバカしさも時として重要である。人間の悲喜交々を受け止めるその場所に生真面目さは似合わない。流水音だってファンファーレくらいケバケバしくても誰も怒りはしない(?)。

トイレの話になってしまったが、要は綺麗なトイレに身を置くと、ついでに自分も割と可愛く見えるんじゃないか、という至極前向きな話をしたかった。

なんのやる気も出ず、なにも前進しない。そんな自分にがっかりする日は綺麗なトイレでキメ顔を。満足できればたぶん、SNSなどに翻弄されずアメリカンチェリーを食べるくらいには復活している。はず。

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