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対策2ヶ月でTOEFL iBT82点を達成した話 院試勉強②

こんにちは。前回は少し詩的というか日記的な記事になってしまったので今回は説明的に書いていきたいと思います。

普通、理系大学院の入試は6月くらいに出願します。だいたいはこの時期です。文系だと少し遅かったりとかはあるようですが、理系は6月前後のこれくらいの時期だと思います。例に漏れず私も受験する予定のふたつの大学院への出願作業をしています。というかこの記事の執筆中に出願作業完了しました! 残すはペーパーテスト対策と面接対策です。

出願した大学院はひとつは自分の所属する大学院、ただし今とは違う隣の研究室。もう一つは某京大学の大学院です。

TOEFLの前哨戦、TOEIC

まずは、自分が現在所属している大学の大学院の出願に必要になるTOEICを4月後半の試験を受験することにしました。一ヶ月の公式模試と金フレ、長文対策などの簡単な対策を行った結果、TOEICの結果は815点でした。TOEICは塗り絵とまでは言いませんが、簡単な対策さえしっかりすれば得点できるので特段自慢できる物では無いと思っています。ただこの結果は誰でも出せるものではなく、旧帝大に受かった英語力の下地があったためだと思っています。

余談ですが、理系なのにもかかわらず、大学入試の二次筆記試験の結果は僅差で英語が一番良くできていましたw

初めてのTOEFL iBTでいろいろ失敗した

自分の大学の大学院はTOEICのスコア提出で良かったのですが、某京大学大学院はTOEFL iBTのスコアを提出せねばらなず、TOEICを受験した後から対策を始めて、5月後半に受けることにした。

TOEFL iBTはコンピューターで英語の4技能、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングがそれぞれ30点ずつ、合計120点のスコアがでます。苦手分野のLとSでは15点ほどの頭うちになってしまうと予想できていたので、作戦としてはRとWで20点以上とってカバーすることで80点を目指すことにしました。

答えが4択のうちのひとつと決まっているRとLは非公式スコアとしてすべてのセクションの受験が終了した時に予想されるスコアがモニターに表示されます。しかし、突貫工事の付け焼き刃の対策で受験してみると、TOEFL iBTの独特な雰囲気に飲まれて緊張していまい思うように結果が出ませんでした。受験したときになんとなく感じてはいましたがリーディングが全く読めておらず、R: 10/30、L: 15/30と出てしまいました。見た瞬間呆然としてしまいまいた。

結局、得点の表示のあとスコアの採点・提出をキャンセルしてしまいました。無知がゆえに押していまいましたが、非公式スコアが表示されたあと、この成績を大学に送信するかどうか聞かれます。キャンセルを押してしまうと、このとき受験したテストのスコアは採点されず最終的な点数が分かりません。そのため大学院にその日のスコアを提出することができません。私が出願した大学院では、いくつスコアを送信してもその中から受験者がひとつ専攻に用いるスコアを選択する、という旨が募集要項に書いてありました。つまりコケてしまったスコアを送信しても他にそれより良いスコアがあれば問題ないということです。しっかり募集要項は読み込みましょう。

また、スコアを回復させるためには、受験料などとは別に20ドルを支払う必要があり、支払いから数日間はスコアが出るまでにかかります。スコアをキャンセルしても何も良いことは無いです。もう一度受けようと思ってもキャンセルは絶対に押さないようにしましょう。

泣きの二度目

結果として回復したスコアは64/120でやはり到底出願に出せるスコアではありませんでした。親にたかいたかい受験料(245ドル。現在は円安の影響を鑑みて199ドルになっているようですが。)の支援をお願いしてもう一度受験する事にしました。ペーパーテストのことなどを考えるともうこれ以上TOEFLに時間をかけている場合ではありません。次の受験で絶対に結果を出さなければなりせん。

1回目のTOEFL受験の後、スコアの回復で20ドル無駄にしたり、スコアが散々なものだったりしてかなりメンタルがやられていました。そもそも1回目の受験の前も、おもに自分のスピーキングが拙いものでとても落ち込んでいて精神衛生状況は良くは無かったですが、試験の結果が決定打になりました。

ちゃんと?大学生をやっているので受験生の頃やっていたような朝9時に勉強を初めて10時間以上机に向うことなど到底できず、10時くらいに起きて4時間くらい勉強できれば良いといった感じで2回目の受験までの1ヶ月間は取り組みました。アウトプットしなければ良くならないスピーキングとライティングは基本的に毎日やったりとかはしましたが、特段めちゃくちゃ戦略を練ったわけでは無いです。本来は得点源になるはずだったがコケてしまったリーディングを確実にするためにとりあえず量を読むとか指針はあったのでないわけではないですが。

2回目の受験の結果は82/120でした。大コケしたリーディングの対策をしたおかげで、R: 28/30, L: 19/30でした。文章の相性が良かったこともありますが、リーディング対策の成果を出せたと思います。4技能すべてでバランスよく80点というわけにはいきませんでしたが、最終的に目標の数値を達成することができたのでヨシとしましょう。(留学するわけではないのでw)

終わりに

まとめとしては、TOEICは対策もしやすく、英語の地盤さえあれば得点もある程度なら取りやすい。一方TOEFL iBTは文法が完成しているとかの次元では無く、もっと高い次元での英語力を試されるのでかなりの時間が対策に必要ということです。

ぶっちゃけた話をすれば、出願の際に「調査表」という志望動機や修士での研究計画を記載して面接の材料にされるであろう提出物があったのですが、それらに時間をもっと使って準備したりとか、ペーパーテストの対策に時間を使いたかったと思っています。また、面接では研究をするために受験する修士の入試といったことを踏まえて質問などされると思うので、学部4年今の時期にじっくり研究をする時間も大切だと思っています。

つまりは大学院入試にかなり出遅れていたわけです。これからその時間が戻ってくる訳ではなく皆平等に残り時間があるので、精一杯、受験までの二ヶ月間頑張りたいと思います。


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