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20230916

 起きたらもう10時でした。おはようございます。記事公開したの夜7時だけどな!!

BMSやる会 現地レポ

 察しのいい方はサムネで察していると思いますが、昨日中野のheavysick ZEROにて行われた『heavysick ZEROでBMSやる会5』に参加してきました。ここでの開催は2019年の秋M3前日以来(厳密には2020年の春M3前日にも企画されていましたが…)で実に4年ぶりというブランクを経ての開催でしたが、やはり界隈民でみんなでワイワイBMSをやるのも好きという人は(自分含め)多いようで、告知サイトであるtwiplaには前日の時点で20人以上参加宣言がされていました。
 言うまでもなく私も今回のイベントが非常に楽しみで、イベントが発表された直後(厳密にはXとほぼ縁を切っていた時期なので人伝で聞いた後に行動したためちょっと語弊がありますが)、参加宣言をしてきました。やっぱりクラブ音響はそうおいそれと体感できないし、知り合いの作家さんとも色々交流したいので…。


 開始が13:00からと少し待ち時間があったため、当日は時間潰しも兼ねて立川のWGCに行ってから現地入りすることにしました。
 例によって国内では唯一設置されているSMXや最近はSteam版が熱いEZ2ACなんかをやりましたが、やはり2時間未満(10:00開店、12:00には中野入りしたかったので)の滞在ではやれることが少なく少々消化不良感が残ってしまったのは事実です。またそう遠くないうちに訪れたいですね。

BU-44HARD、現状の自己ベスト

 そして11:30ごろ立川を発ち、中野に向かったわけですが、ちょうど少し前に事故に伴う交通の乱れが発生しその影響で中央線が遅れており、あわや遅刻…とはならずに少々到着予定時刻よりは遅れたものの開始時間には大幅に余裕がある状態で現地入り。待ち合わせをしていた知り合い一同と昼食を食べに行きました。

トンカツなるものを食べたの、凄まじく久々な気がする

 昼食後、heavysick ZEROに向かうとすでに待っている人がちらほら。我々を含めて開場時点で待機列が15人以上いたような気がします。いやもっといたかも。私は整理番号(BMSやる会ではクラブのメインフロアでBMSをプレイすることができますが、当然順番制なので整理券が入場時渡されます)6番とかなり早めの番号を取れました。


 こうしてやる会本番が始まり、上記のとおり私はかなり早い番号を引いていたためラウンジでの交流もそこそこにメインフロアへ(ただ、その時点でプレイしていたのが直前に並んでいたKanata.Sさんではなかったので既に飛ばされていた可能性あり)。ちょうど入ったタイミングで呼び出されたのでそのままBMSをプレイしました。
 で、選曲なのですが、前回の記事で匂わせていた通り、今回私はやる会に向けて新作BMSを作って来ていたため早速お披露目することにしました。

 …え?結果ですか?見事にノマゲ落ちしました。いや〜前日まで10回くらいやってその時は9割がたAランククリアできてたんだけどな〜…。
 散々な出だしにはなってしまいましたが、明日を目処に本公開できるよう調整しています。公開しました。

 その後もメインフロアでは多種多様なBMSが選曲され、王道のテクノやトランス、ゲームミュージックなんかが選曲されたり、一方で奇抜な譜面で話題を呼んだ『アタック宇宙麺』、総長4分以上の大作『或る表現者の男』なんかも選曲されたり(後者は流石に長過ぎて「以後の選曲は一般的な音ゲー尺で収まる作品にしてください」と注意が入りました)とBMSという媒体の裾野の広さが改めて感じられました。

 他方、下のラウンジでは作家・プレイヤー同士の交流があったほか、BMSのフリープレイ台が設置されていたり、(heavysick ZEROはクラブなので当然ですが)バーカウンターでドリンクを注文して飲んだりとメインフロアとは別に盛り上がっていたのですが、事前情報で「BMSクイズ」として話題に上がっていたものの全貌が判明。「Be-Mondo」と称されたこの企画、なんと初期状態では問題文すら明かされず、バーで1ドリンク注文ごとにくじが提供され、それを引くと問題文を構成する文字が1つ出てくるのでそれでまず問題文を完成させ、その上で問題を解くという長丁場な二段構成の企画でした。お店は儲かるしクイズの景品もあったのでwin-winな企画ですね。
………が、問題文が全部明らかになるどころかそれぞれの判明部分が半分未満だというのにクイズガチ勢&BMS界の生けるデータベースと化してる某氏の手にかかり、あっという間に陥落しました。ガチ勢怖いよ〜…。次回またこの企画があったら問題の難易度が上がりそうな予感がします。

珍しいドリンクも
※この時点で最初の全問正解者が出ました

 そうしているうちにメインフロアのプレイタイム前半が終了。一休み(?)も兼ねてか恒例の裏メイン企画「KOF(Kusofumen Of Fighters)」が始まりました。

説明しよう!KOF(Kusofumen Of Fighters)とは:
世の中に出回っている多種多様なBMSのうち、「スクロール速度が速すぎて追えない」「極端に判定が厳しく、オブジェクト数が少ない」「人類には押せないであろう配置が平然と降ってくる」といった明らかにまともにクリアさせる気がないであろう譜面(言ってしまえばク○譜面)を出場者が順番にプレイし、そのスコアの高さを競う本気のおふざけイベント。優勝景品は過去の優勝者兼主催のYamajetさん曰く、「持っていても邪魔な」トロフィーとスタッフセレクトの妙な品々が恒例。

民明書房より


 BMS界隈民は自分含めこの手のものが好きな人が多い(偏見)ので、メインフロアに集まったほぼ全員が参戦、存在そのものがボケの塊のような存在である奇BMS『Sofa$15 -> $1』に挑みました。

 (※少々マニアックな話を挟むので(ここまでも十分マニアックだろ!とか言わない)、興味ない人はこの段落は飛ばしてOKです)
因みにこのBMS、多種多様に仕込まれた譜面分岐が仇となったのか昨今主流になりつつある新世代プレイヤーbeatorajaでは正常に再生できないという問題点があり、この時だけ使用本体をLR2に変更するということが必要で、その辺りから既にこのBMSがまともではないということが滲み出ているような気がします。

 運が悪ければオブジェクトすら叩かせてもらえず、一方で多量のオブジェクトが目にも止まらぬ速さで降り注ぐ分岐もあり、一般的にはネタ譜面の代表格(要するにまともにプレイできない前提のギャグ要素)である文字押し配置(通称:漬物革命)が大当たりという凄まじい運ゲーで会場は困惑と爆笑に包まれ、最終的にいつもよりも多めの人数が第2ラウンドに進みました(MCのねこみりんさん&Yamajetさん曰く『ソファダラがデレた』)。因みに、私はオブジェクトを拾えず静かにフェードアウトしました。
 第2ラウンドはYamajetさんの代表作ネタBMSの代表を挙げれば大体名前が上がる名(迷)作『(^^)』でした。これは運要素がなく、純粋に厳しすぎる判定を拾い切れるかという実力勝負のため一転して緊張感のある戦いになりました。
 そして第二ラウンドを制した5名が決勝に進出、ルール上第2ラウンド1位が決勝に使用する楽曲(というか譜面)を決められるのですが、この段階でネタBMSを多数収録したフォルダが次々と開かれ、魑魅魍魎の様相を呈しておりフロアの爆笑(と困惑)を誘いました(具体例を挙げると『コンボイの謎』や『L.D.』等。気になった人は自己責任で調べてください)。
 結果、決まったのは『男の道のり(通称:万里の長城)』。これも色々な意味で常軌を逸したBMSなのですが、普通ならばまともに繋げないであろう最初の同時押し地帯を何故か繋いでしまう人がいるので人類の可能性を感じます。歌がサビに入ってからは会場全体で合唱が発生し、色々な意味で盛り上がりが頂点に達した瞬間でした。

優勝者にはトロフィーと副賞がプレゼントされました

 因みに、このKOFがBMS初プレイという人がいたり、そもそも界隈に入って日が浅い人が今回のやる会には割といたりとこの手のBMSに触れたことのなかったであろう人が多数いたため、BMSというコンテンツを曲解しないか内心ちょっとだけ心配になりました…。この手のおかしな独特な存在は全体から見てそんなに多くはないはずなので…そうだよね?

 その後後半戦に入り、会場にいた全員に1回以上プレイ権が回ったため、整理番号1番から2周目が始まりました。2周目では私は普通に個人的に好きな作品である『Blink』をプレイ。実はコロナで中止になった前回やろうと思っていた作品なので4年越しのリベンジとなりました。やっぱりDigital J-Popは良い。
 最後はメインフロアは以前M3にてお手伝いをお願いし、今年夏のAnother B.J.Cupではデッドヒートを繰り広げた仲でもあるりょくちゃくんさんが『Unended Summer (BMS edit.)』をプレイして穏やかに終わりました。一方ラウンジのフリープレイ台はネタBMS『声に出して読みたい日本語』で終わりました。それでいいんか?いいんです。多分。

クイズの景品は限定チョコでした

 今回東京では4年ぶりの開催となったBMSやる会ですが、4年前とは色々なことが変わった上でもやはりBMSをクラブ音響でプレイし、作家・プレイヤー同士で交流し、時には妙なBMSに困惑しつつも盛り上がり…とその楽しい点は変わらず、やはり参加して良かったと思います。当日交流した皆様ありがとうございました!!
 奇しくもGdbGリリースイベントの記事に「次訪れる時は東京やる会が復活してほしいな」とか書きましたが、まさかあれから半年以内に実現するとは思いませんでした。

 さて、果たして次回はいつなのか…来年春M3の辺りにはまたあるといいですね。

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