パレスチナについての新曲「Two Palestinians」
パレスチナについての新曲「Two Palestinians」を、先月から少しずつ書き進めて来ましたが、12/24のライブか1/8の横浜ワンマンで初演奏できそうなので、ここに歌詞だけ掲載しておきます。
イスラエルの攻撃はどんどんエスカレートし、2万5千人を超える死者が出ています。報復の域を遥かに超えて、病院や国連関連の避難施設に爆弾の雨を降らせ、事前申告のうえ指示に従って救援活動を行なっていた国境なき医師団の車列や、自国の人質までも攻撃し、殺しています。
ガザだけでなく、ヨルダン川西岸地区で長年続いて来た民間人入植者と兵士による執拗な暴力行為も過激さを増していますが、国際社会はこれを止められずにいます。
この2ヶ月間でとりわけ許し難かったのは、イスラエルが意図的に子供を殺しているという内容の海外記事でした。
記事内容を丸ごと鵜呑みにするわけにはいかないが、
「パレスチナの未来の可能性を断ち切るために、率先して子供を殺している」
そう思われても仕方がない状況に、イスラエル及び、ネタニヤフの極右シオニスト政権があることは事実でしょう。
1948年、イスラエル建国の際に故郷を追われ難民となりながらも苦難を越えて成長し、輝かしい作品群を世に問い、やがて暗殺された、ほぼ同年齢の二人のパレスチナ人作家、ガッサーン・カナファーニーとナージー・アル・アリーの少年時代を思い浮かべ、そして、75年後の今を生きる、無数の子供たちを思い浮かべながら、歌を作ることにしました。
どのような暴力も、けして全ての可能性を断ち切ることはできないでしょう。
一縷の可能性に賭けて紡がれて来た、彼ら、彼女たちの声に耳を澄ませましょう。
パレスチナへの注目と支援をお願いします。
※写真はインティファーダの頃のものをお借りしました。巨大な戦車に小さな石つぶてで抵抗していたこの少年たちは、いまどうなっているだろう。
____________________________________________________
■2024年1月、追記
歌詞のみの紹介となっていた「Two Palestinians」のライブ動画が初公開になりました。
1月8日、Long Voyageツアーファイナルのアンコールにて。
まだ2回目の拙い演奏で、今後、楽曲構成など大きく変化するかもしれませんが、今の想いをすべて込めました。
ぜひ聴いて頂けたら。
パレスチナへの民族浄化が続く限り、あらゆる場所で歌い続けていきます。
noteでの記事は、単なる仕事の範疇を超えた出来事について、非力なりに精一杯書いています。サポートは、問題を深め、新たな創作につなげるため使用させて頂きます。深謝。