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新曲、日々の話(仮)

七尾旅人
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今日は父親の命日だったので、ゆっくり過ごしたいと思って準備してあったのだが、ちょっと仕事のことでハプニングがあり、難しくなった。
ハードな一日だった。

ただ親父の命日だから、できれば何か1曲作りたいなとは思っていた。

結果的にすげー久しぶりにラブソング的な曲が出来た。
親父ぜんぜん関係ないやん。
ただ父は、自分にまったく関係ない曲も愛する男だった。(マイルスやミンガスが親父にそれほど関係していたとは思わない)

6/28の配信ライブ(ヒラエス)で全編演ってみようかな、と思ってますが今日は一部だけメモ録音してみたよ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0c6a4e900a3bf8007d1ad9a8a8b39e1c2c6f176
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二人しか わからない 日々の話
二人しか わからない 痛みの話 愛の話

いつから こんな 曲がりくねる 道の上で
君の掲げた 灯りだけを 頼りにして

深夜高速を 弾き出され 未明の街
行き止まりだと 思わないで
やり直せる
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人はどのようにして自分の死を思うだろう。
生の地点から、自らの死を、死後の不在がもたらすものを、正確に計量できる者が居るだろうか。

コロナ禍のなか、ニュースサイトでは重要な情報や、そうでもない情報が大量に飛び交ってきたが、
個人的にいちばん心に食い込んだもののひとつは、
「コロナで死にたい」と願う、家出少女についてのレポートだったりする。

自死でもなく、野垂れ死にでもなく、
「コロナで死にたい」と言った少女の記事は、
ほとんど需要のない情報だったようで、
人々の関心を集めず、バズることはなかった。

でも僕はこの言葉が、数ヶ月を経た今も、
胸の奥に杭のように突き刺さったままだ。

noteでの記事は、単なる仕事の範疇を超えた出来事について、非力なりに精一杯書いています。サポートは、問題を深め、新たな創作につなげるため使用させて頂きます。深謝。