我が家に子犬がやってきました。
我が家に子犬がやってきました。
神奈川の動物愛護団体に保護されていた捨て犬で、コロナ失業による困窮と病によって飼いきれなくなった飼い主が手放した犬だそうです。
兄犬と同じシュナウザーですが、女の子です。
施設では暴れん坊の問題児だったようで、
お手もできず、トイレもできず、吠えまくり、噛みつきまくり、目を離すと何でも口の中に入れてしまいますが、
うちの基準で言えば、全然いい子の範疇です。
兄犬や妹犬の若い頃に比べれば、かわいいものさ…
そんなことより先住犬(妹犬)との相性が重要で、彼女と二匹でうまく調和して暮らしていけるのか、ここ何日か預かって様子を見てきましたが、だんだんと打ち解けてきているようです。
老犬の域に差し掛かりつつある10歳の妹犬にとって、
ありあまるエネルギーを持て余しながら弾丸のように駆け回る子犬はどう映っているのか。
死別から幾日が過ぎても兄犬を探し続ける妹犬、そして我が子を喪い失意のどん底にいる妻。彼女たちにとってポジティブな出会いになるなら、正式にうちに迎えようというのが自分の考えでしたが、子犬がやってきたその日から、兄犬そっくりの骨格やしぐさに、僕は胸がいっぱいになってしまって、正常な判断力が失われていきました。
生まれてから今まで、きちんとした愛情をそそがれたことがないのに、
ほがらかで、影を感じさせない子で、そんなところも兄犬にそっくりです。
これまでと全く違う景色を、見せてあげたくなる。
トライアル期間はあと2週間ほど。
まだ最終的な決断のタイミングでは無いのだけれど、
きっとこの子を手放すことはできない。
この子はもう僕らを、家族だと思っているようだから。
noteでの記事は、単なる仕事の範疇を超えた出来事について、非力なりに精一杯書いています。サポートは、問題を深め、新たな創作につなげるため使用させて頂きます。深謝。