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初めての海外ひとり旅5

ぷらぷらしてたら帰りのソンテウを見つけて、そのまま乗り込んだ。

サンクラブリーに引きかえした。さて、今日の宿決めてない。でも、先に観光したいからとりあえず歩くか。

朝来た道を引き返す。茶色い土の真っ直ぐな道。炎天下のお昼間、誰も歩いていない。

ダラダラと歩いていると、前から野犬が3匹、何故か縦一列になって歩いてきた。

どーしよう。私は犬が苦手だ。いつもなら道路の反対側に渡るくらい苦手だ。逃げる場所もないし、避けた方がいいのか?

とりあえず、アナタ達に敵意はありませんよと素知らぬ顔をしながら進んでみた。そしたら、野犬はなんだコイツ?って顔しながら道の真ん中を譲ってくれた(笑)

道がよくわからない。あれ?ここ曲がるんだっけ?でも、そーすると昨日の宿に行っちゃうから違うか…

地球の歩き方を見てもわからないので、そのまま突き進んだ。高床式住居が並ぶ中、どんどん突き進む。まじ、現地住民が住んでる横を通りすぎていく。

小一時間ほど歩いて湖に出た。そこで道を間違えていたことに気づく。

若い夫婦がバイタクやってたので声をかける。英語が伝わらない。でも、こっちはもうヘトヘトで自分が間違えたクセにちょいブチ切れている(笑)

そしてぼったくられてるんじゃないかと値引き交渉する。困ってるのは私なのに、この値段じゃないと乗らないと。完全に言いがかりだ(笑)

優しいお兄さんは分かったと乗せてくれることに。途中、何故か伝統工芸のお土産屋さんにお兄さんは入って行った。

違う!ココじゃない!と言おうとしたら、中から英語の話せるおばさんが出てきた。私に、あなたはMon villageに行くためにWooden bridgeの前で降ろしてほしいのね?と聞いた。

そう!そうなの!と答えるとお兄さんがホッとした顔をした。英語が分からなかったから通訳してもらうために寄ったみたい。

その後、おばさんが「ところで、今日うちに泊まらない?」と言ってきた。私は騙されないぞという気持ちで「いくら?」と聞き返した。

「100バーツ(300円)」「じゃ、泊まる」「じゃー、観光終わったらこの店寄って」「OK」あんなに騙されないぞ!精神でいたのに、金額聞いて速攻決断するやつ(笑)部屋も見ず、ホットシャワーかも聞かずに決めた。

お兄さんはwooden bridgeの前で降ろしてくれた。着いてから気づいたが、昨日の宿を通り過ぎたとこだった。方向音痴の自分がちょっと嫌になった。

湖に木製の橋がかかっているんだけど、ベニヤ板を横に貼り合わせたようなボロボロの橋だった。いつ底が抜けてもおかしくない見た目だった。

こんな橋、日本じゃないわ。昔から高いとことか、危険な場所が好きな私はまるで子どもが冒険してるかみたいにテンションが上がった。

橋を渡ると別のお兄さんからレンタサイクルを勧められた。いや、私は歩きたいんだ。のんびり噛み締めながら歩きたいんだよ。私が断ると結構遠いのに大丈夫?と不思議な顔をされた。

のんびりと周りの景色を観ながら歩いた。途中に商店?みたいなお店があった。入ってみると手作りのベビーカステラみたいのが売っていた。

全くお腹は空いてないけど、1つ食べてみたい。ほんとは何個か入りなんだけど1つ頼んでみる。そしたら数バーツ(1桁)と言われた。

そんな小銭ない。なんだったら500バーツとかしかない。お札しかないのを見せると、ゲンナリした顔でタダで1つくれた。

見た目ボロボロなお店のおばあちゃんに奢らせてしまい、申し訳ないと思いながら頂いた。素朴な味だった。

また歩き続けるとパゴダに着いた。パゴダは小さく、すぐ廻ることができた。トイレに入ったら、結構簡素な感じで外から見えるし、トイレットペーパーなんてないし、小さいシャワーでアソコを洗わなくてはいけなかった。

限界だったので、半分丸見えなトイレでさっさと用を済ませた。ティッシュ持ってて助かった(笑)ハードルが高すぎるよ。

mon villageで観光するとこは少なくて、早く見終わった。よし、あのお土産屋さんに戻ってチェックインするか。



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