ウッドショックとは何のか?木材危機についての自分メモnote (1/n)

GW、群馬の谷川岳山麓までキャンプに行ってきました。

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四方を山々木々で囲まれ久しぶりの自然体験にすごく満足してきました。

木で溢れる日本という意識が当然のように前々からあったので、4月後半頃からメディアやSNSで聞く機会が増えた「ウッドショック」がいまいち掴みきれていない、かつ不動産・建設業界に従事しているので事態の把握をしておこうと思い、今の状況となった要因や今後の影響について自分用メモとしてストックします。なお、一次情報ではなく各メディアの記事やSNS情報のまとめなので、誤認している場合もある事はご了承ください。

ウッドショックを引き起こした要因とは?

ぼんやりニュースを眺めているだけだと、「コロナ禍で外国産木材が品薄となり価格が上昇しており国内の需給バランスが崩れて材料費が高騰している」程度の認識しか得られず、原因がいまいちクリアでないのが気持ち悪いので調べてみた次第です。


アメリカの木材価格高騰が要因?

調べてみるとやはりコロナ禍の影響がトリガーとなっているのは間違いなさそうです。アメリカに限らずコロナ禍以降、世界中で建築需要が高まってきているそうで、各国が金融緩和政策を打ち出しています。

アメリカではテレワーク推進などライフスタイルの変化に伴い、都心の集合住宅→郊外の一戸建てへの移住が増加傾向にあるとのことで、新築・リノベーションの需要が増加し住宅需要が好調に推移しています。また、DIY需要も多く、木材需要が高い状態です。

今回初めて知りましたが、世界的な木材価格の指標として「シカゴ材木先物価格」というものがあり、20年4月の段階で約260ドルだったものが、今では5倍以上の約1480ドルへ上昇。(この10日間でも100ドル上がってるんですけど・・・)


※遡ると昨年の夏頃から徐々に上昇しているとの記事がありますね。


コロナワクチン接種の広がりから景気回復も見込んでの期待感が価格に表れているのも一因です。

カナダからの材料供給は?

アメリカの北、木材供給で世界有数のカナダには木材あるんじゃないの?と考える方は多いと思います。(私もそうでした)

しかし、状況を調べると松くい虫の被害が深刻でパイン材など供給が減少しているのに加え、コロナ禍の影響でSPFの製造を減産していました。急激な需要の増加に対応できない状況に陥っていましたが、現在では最悪な状況は脱しつつある状況のようです。とはいえ、アメリカの木材需要のため需給バランスは崩れていることに変わりありません。


今回の高騰はアメリカ発の要因が大きいのですが、調べていく中で世界的な輸出入の事情も絡んでいそうなので、それについては次回のnoteにまとめていきたいと思います。


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