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全力とは

皆様、こんにちは。
静岡県東部にてタロット占術家(占い師)・講師をしておりますタウザイン藤澤です。

連日の投稿です。
私はたまに『書きたい衝動』がでてしまうので、よろしければ、読んでみてください。

社会や学校などで生活していると、『全力』という言葉が当たり前のように使われます。
『全力を出しきれ』
『全力で頑張ろう』
『全力で取り組んでいます』
というような感じです。
自分で口にすることもあるし、聞くことも多いでしょう。

でも、この『全力』という言葉には私たちが思う考えと違うものがあります。

一般には全力で頑張る、取り組むということは『体力も精神力も目一杯使いきる』という認知です。たとえば、家には寝に帰るだけしか体力がない、休みの日はなにもできないほど疲れきっている。
というような状態を『全力』として捉えています。

占いのご依頼の中には『全力で頑張っているのに、何も変わらない。助けてください』というご依頼がかなりの頻度であります。
これをタロットカードで展開していくと、『全力と無理は別物、今は無理をしているからうまくいかない』というメッセージ総意が頻発します。また、この無理というのも、自分が自分で作っている無理(○○だという思い込み)と単純に心身を酷使している無理の2タイプがあります。

全力とは『全ての力』だから、倒れる寸前まで心身を酷使するものだと捉えがちですが、占い師として、カードメッセージでみていくと『余力』を残しなさいという結果になります。
余力を残すというと、『手を抜く』『適当にやる』と考えやすいですが、これは違います。間違いです。

余力を残すというのは、『突発的なトラブルのときにきちんと対処できる気持ちと体力を残しておくこと』

『帰宅してからの時間に対して、夕飯やお風呂を楽しみ、余暇を満喫できるだけの気持ちと体力の余裕を残しておく』

ということです。

もちろん、状況によっては真に全力を求められたり、使うことは長い人生ですからあります。
ですが、およそ『全力』としている形の9割はむしろ余力があれば良い形にできる事柄です。

ここからは私事ですが、私は身障者で中学を出てから働き出しました。当時は1980年代後半で、障がい者を雇うということに企業の理解が高くなかった頃です。
だから運良く雇ってもらえたのだから人の何倍も頑張らないとクビになるかもという不安が常に心にありました。
二十歳を超え、金属加工の会社に入った時に、機械やフロアーを一部任されるようになり、一層に頑張らねばと思うようになりました。
結果、身体の限界を超え、一般就労が困難になり、足の形が一部変形しました(足指の変形)
当時の私はまさに『全力』だったのです。余力などもなく、一人暮らしで夜の11時くらいに帰宅して、2時に寝て、6時には起きるという生活サイクルでした。
『いつクビになるかわからない』という不安が気持ちの余裕を奪い、冷静な判断ができていなかったのだと思います。
最終的に現状に至り、今はゆったりと『懸命』に暮らしています。

無理と全力は違う。
ということを身をもって知った私としては、この記事を読んでくださっている皆様に、今のご自身の現状を見つめ直して頂き、全力ではない暮らし方を、ご自身の今を大事にするためのあり方を見つけてもらえたらと思います。

どうしたら良いかわからない方は、とりあえず、きちんと食べて、たっぶり寝る(質の良い眠り)ために生活、働き方を見つめ直してみてください。

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