交通系ICはモバイルSuicaに集約すべし。無理なく最大5%還元を狙え。 /#06
こんにちは。ハタチメモです。
今回の記事では、お得な情報・節約術を紹介する第一弾として交通系ICを取り上げます。
塵も積もれば山となる。
今や、電車やバスに乗るのに必ず使用すると言っても過言ではない交通系IC。(SuicaやPASMOなど)
現在、これらのICカードはモバイル化が進んでおり、もはやスマホ1台だけあれば、現物のカードすらいらない時代になってきています。
既にカードを持っている人は
「モバイルなんかにわざわざ切り替える必要はあるの?」
「カードタイプの方が使いやすそう」
「変えるのは面倒くさい」と思っている人が多いと思います。
ハタチメモも最初はそう思っていました。しかし、
モバイルにする意味、あるんです。
なんと、モバイルSuicaでJRの電車に乗るだけで5%、JR乗車以外の利用でも3%の還元を実現することが可能です。
ただし今回のやり方は、適している人とそうでない人がいると思っています。
簡潔に言うと、交通費がかなり多くかかる人(2万/月以上)や少額を頻繁にチャージする必要がある人には向いていません。
詳細な手順は後述しますが、コンビニでPOSAカード(Amazonギフトカードのようなもの)を購入し、その都度モバイルSuicaへチャージする必要があるからです。
1回につき時間はそれほどかかりませんが、毎日・毎週となってくると話が変わってきます。
そのため、今回紹介するやり方は
①1ヵ月に1回のチャージで済む方(交通費約2万以内)
②基本は通勤/通学定期圏内を移動する方
に向いている方法となっています。
【具体的な手順】
まず、大まかに還元の流れを説明すると
①特定のJCBクレジットカードを作成
②そのカードでファミペイにチャージ(カード連携のポイントに1%還元)
③1と5と0が末尾につく日にファミマ店舗にてファミペイ支払いでバニラVISAギフトカードを購入(ファミペイ2%還元)
④バニラVISAギフトカードでモバイルSuicaにチャージ
⑤モバイルSuicaでJR路線に乗る(JREポイント2%還元)
→計5%還元となります。
なんかごちゃごちゃしてて分かりづらい or 面倒くさそうと思った方へ。
分かりやすくまとめてくださっている方のブログを処方しておきます。
①特定のJCBカードって何?
まず、①にある「特定のJCB」について説明します。
なぜこの点を強調したのか言うと、ファミペイにチャージするためのクレカには制限があるからです。
まず前提として、ファミペイにクレカチャージできるのはJCBブランドに限られます。
さらに、チャージによってポイントを貯めることができるカードはごく一部に限られます。
JCBブランドであれば何でもいいわけではないということです。
ポイント還元対象となる具体的な例を挙げると、
・PayPayカード(1%)
・楽天銀行デビットカード(1%)
・マネックスカード(1%)
・ファミマTカード(0.5%)
などが挙げられます。他にもいくつかありますので、気になった方はこちら
上記の中だと、楽天銀行デビットカードかマネックスカードを利用できれば、証券会社との連携でポイントを直接投資に充てることができるので、有力な候補だと思います。
ハタチメモは楽天銀行カードを作るときにこのことを知らず、マスターカードブランドで作ってしまいました。
再度発行することも手間(不可能?)なので、新しくPayPayカードを作ることで対応しました。
肌感覚でしかないですが、PayPayは日本で一番浸透しているQR決済な気がします。
QR決済のメイン手段として利用している方も多いのではないでしょうか。
ハタチメモは割り勘をするときや、ちょっとした送金に使うことが多いです。
であれば、ポイントの使い道もあるだろうということでPayPayカードを選択。
この場合、最終5%のうちの1%分はPayPayポイントとして貯まります。
②,③改悪されるまで使い倒せ、ファミペイ。
②のチャージはいつ・どこで行っても大丈夫です。
Suicaへチャージしたいと思った金額分をJCBカードからチャージしましょう。(おそらくファミペイへの最低チャージ金額は3000円なので注意!)
また、注意すべきポイントは③にあります。
③のバニラVISAギフトカードの購入はファミリーマートが行っているキャンペーンを利用するため、購入タイミングが重要となります。
キャンペーン名の通りですが、1と5と0が末尾につく日にファミマ店舗で購入する必要があります。(詳細は上記公式サイトを参考してください。)
対象日は比較的多い方であると思うので、そこまでストレスに感じることはないと思いますが、急にSuicaチャージが必要になった場合に必ずしもこのやり方ができるわけではない点には注意が必要です。
バニラVISAギフトカードとは言わば、プリペイドカードです。
イメージとしては、「nanaco」や「WAON」と同じように事前にチャージ(購入した)分だけ使えるという特徴を持っています。
ただ、一応の補足としてバニラVISAギフトカードはリチャージには対応していません。必要になったら毎回新しいカードを購入する必要があります。(カード代などは取られないため、私たち側としてはデメリットなし)
コンビニに入ってすぐの窓際のスペースによくある、ギフトカードコーナーの一角に置いてあります。
これを持って有人レジへ行き、店員さんに購入したい金額を伝えてファミペイ支払いをすれば、購入完了です。
これによって最終5%のうちの2%分がファミペイボーナスというポイントとして貯まります。
ここまでの手順を済ませると、バニラVISAギフトカードでの支払いや電子マネーによるSuica支払いで、なんとびっくり購入金額の3%が返ってくるシステムの完成です。
(少し番外編になるので、続きを早く読みたい
方は以下読み飛ばしていただいて大丈夫です。)
実はこの手順、還元率こそは落ちるものの、楽天キャッシュをチャージするのにも使えるんです。
通常、楽天Payは支払いで1%+楽天カードからの楽天キャッシュチャージで0.5%=最大1.5%還元です。
これだけでも十分魅力的な還元率ですが、本稿のJCB+ファミペイルートを辿って楽天ギフトカードを購入した場合、最大2.5%還元を狙えます。(JCBへの1%還元+ファミペイへの0.5%還元、そして楽天Payの1%還元)
前者は1.5%分のポイントが全て楽天ポイントへ集約するので管理がし易いというメリットがあります。
一方で、後者はポイントが分散してしまうというデメリットこそあれど、前者よりさらに1%上乗せの2.5%還元を目指すことが可能です。
なにより、絶対使う交通系ICと同じ手法で普段使いのQR決済サービスをチャージできるのは手軽です。楽天ギフトカードはキャンペーン対象ではないので日にちの縛りがないことも地味に大きいです。
この2.5%還元ルートを利用し、予め数千~数万円をチャージしておき、急ぎのときや不足分があるときは正規ルートである楽天カードからのチャージを利用することがベストなのではないかと思います。
(以下本文に戻ります。)
④やり方は簡単だけど、毎回の入力はちょっと面倒。モバイルSuicaへのチャージ。
さて、残す作業はモバイルSuicaへのチャージだけとなりました。
買ってきたバニラVISAギフトカードを開封すると、中からは普通のクレカと遜色ない見た目のカードが出てきます。
ここに書かれている番号などをそのままモバイルSuicaへ入力すればOKです。
先ほど説明したことではありますが、このバニラVISAギフトカードはリチャージができないので当たり前ですが購入する度に番号が変わります。
よって、モバイルSuicaへチャージする際は毎回カード情報を入力する必要があるのです。
面倒ではありますが、難しいことではないので慣れちゃいましょう。
アプリ内での手順を簡単にではありますが、図解しておきます。
登録した後は①の画面にある【入金(チャージ)】のところを押してチャージするだけ。
お疲れさまでした。これで無事モバイルSuicaへのチャージが完了です。
⑤あとはチャージしたモバイルSuicaを使ってJR路線に乗るだけ。
チャージしたSuica残高は、JRに乗るも良し(5%)・自販機の支払いに使うも良し(3%)・コンビニの支払いで使うも良し(3%)。
とにかくチャージの際に、ちょっとした工夫を加えると簡単にポイント還元が受けれちゃうわけです。
次の章でも改めて述べますが、貯まったポイントのほとんどをSuica残高へ還元することが可能となっています。これが最大限の強みでもあります。
PayPayポイント(1%分)はクレカと併用して支払いに使えますが、ファミペイからのチャージ要求画面ではそれを選択することができないので、残念ながらSuica残高へは還元できません。
貯まったファミペイボーナス(2%分)は、次回バニラVISAカードを購入する際に1円から利用することが可能です。したがって実質的にSuica残高へ還元されます。
JR線に乗って貯まったJREポイントは、1円からSuica残高へチャージすることが可能です。くわしくはこちら。
還元されたポイントのほとんどをSuicaチャージに充てられること、チャージできないクレカ会社の提携ポイントも使い道の多い優秀なポイントであることから、無駄が少なく分かりやすいポイント体系を構築できていると言えるでしょう。
⚠ 注意点 ⚠
・全てのスマホでモバイルSuicaが使えるわけではありません。
お使いのスマートフォンがおサイフケータイやNFC対応である必要があります。
大雑把な説明だと、iPhone系はほとんど対応してます。日本のメーカー(sonyなど)が作っているスマホも対応しているものがほとんどです。
一方で、格安スマホの筆頭であるシャオミなどの一部中国メーカーなどは対応していないことがあります。
詳細は「自身のスマホの型番+NFC対応」という文言で検索にかけてください。
・貯まるポイントはそれぞれ別のサービスに分散します。
各会社のポイントによって、付与される時期も異なれば、有効期限があるものもあります。
例えば、ファミペイボーナスは0.5%分がすぐ付与され、キャンペーン分の1.5%分は利用の翌々月までに付与されます。有効期限は6カ月です。
当たり前ですが、ポイントを使わなければ還元にはなりません。今回ご紹介したやり方のメリットは、別のサービスに分散したとしてもその出口が優秀なことにあります。
ほとんどをSuica残高へ還元可能であり、ポイントの使い道をいちいち考えずに済み、期限を気にする必要がほとんどないことがストレスフリーな環境をもたらしてくれます。
簡単に言えば「ウザくないポイ活」です。ただ、それでも最低3か所にポイントが分散してしまうわけですから、気になる方は注意してください。
・ご利用の路線がJRだけという場合はこのやり方による還元を最大限享受することが可能です。
逆に言えば、JR+私鉄や私鉄オンリーの場合、話が変わってきます。
つい最近、私鉄が作ったPASMOもポイントサービスを強化してきています。
つまり、利用している区間において私鉄の方が多い場合、 PASMOを利用するという手も有力な候補になってきます。
これについては、利用する人やその用途によって異なってくるところですので、ご自身で調べてみることを推奨します。
定期はどの交通系ICで買うのか。メインで使用するICはどれにするのか。今一度見直してみてください。
あとがき
ファミペイは利用するとたまに無料クーポンをくれるのが地味にうれしいですね。
まだ大して利用していないにもかかわらず、お茶とカロリーメイトを無料でもらいました。
バニラvisaギフトカードって名前なのに全然ギフトに使ってない(笑)
あと、リチャージができないとこも個人的にはつっかかります。
毎回番号を入れるのも面倒ですし、割と普通のカードみたいな感じなので捨てるのがもったいない?感じがします。
こう、最初の一枚を購入したら、以降はレジに持っていってチャージする方式にするとか、何かもう少しうまい方法はなかったのでしょうか。(たぶんセキュリティ面からそうしないんでしょうが。)
いくらお得になるからといって毎回現物カードを買っては捨て、買っては捨てとやるのは、エコ・サスティナブルな社会を目指す現代にはマッチしていないように思います。(おトクになるなら勿論やりますが!)
そしてなにより、普通ならポイント還元なんて願い下げであろうPOSAカードをキャンペーンを導入してまで購入推奨しているファミマも恐ろしいです。どんな裏があるんでしょうか(笑)
なるべく長い間この方法が使えることを願っています。
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