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【覚えない記憶術 著者:樺沢 紫苑 】を読んで #2

前回の続きを書きます。

記憶力の乏しい自身の脳を何とか改善に向かわせたいという思いから、

本書の内容の理解に努めております!


記憶の分類には、「意味記憶」と、「エピソード記憶」があります。


「意味記憶」というのは、単純に「1853年にペリーが来航した」。。とか、


「脂肪を燃やすには有酸素運動がいい」。。とか


単なる情報、知識のことです。


一方「エピソード記憶」というのは、出来事、経験、体験にも基づく記憶です。


「エピソード記憶」は、「意味記憶」に比べて記憶に残りやすいという特徴があります。



「意味記憶」をいかにして「エピソード記憶」にするのか。


本書に書かれている3つの方法を紹介します。


一つ目は、「情報に理由をつけること」です。


1853年になぜペリーが日本に来たのか。それは捕鯨船の太平洋での補給地点を作るためでした。


マッコウクジラの鯨油を燃料にしてランプを使ったりしていたので、1800年代当時は、世界中で捕鯨が行われていました。


このような【理由】を付加することで、単なる年号ではなく、時代背景を含んだエピソードとなります。



二つ目は、語呂合わせです。嫌でござんす(1853年)ペリーさんと覚えた方も多いと思いますが、この仕組みも脳科学的に言えば、ストーリー化です。


当時黒船来航に恐れおののいた日本国民の葛藤が、「開国は嫌でござんす」という鹿児島弁に現れているように感じます笑



三つ目は、「人に話すこと」です。

人に話す、わかりやすく伝える、理解してもらうためには、単発の情報ではなく、背景や理由も含めて話す必要があります。


言われてみると、何気なく話している中で、自分の考えが整理されたり、うまく言語化されたような経験が私にもあります。


人に話す。


今の私にはなかなかこのような機会がないので、noteを活用して、人に話す代わりに、文章でアウトプットしていきます。


この3つを活用し、情報をエピソード化することで、「記憶の索引」が出来上がります。


「記憶の索引」づくりをしておけば、「記憶の本体」がすぐに呼び出されるという仕組みです。


我々は本来、「記憶を引き出せない」ことを「忘れた」といいますが、これは「記憶の索引」から、「記憶の本体」を引き出すことが妨げられているだけです。


たとえば、1週間前の食事が思い出せなかった時、「●●というレストランに食事にいったよね」と友人から言われると、すぐに食事の内容が思い出せると思います。


エピソード化して強固な「記憶の索引」を作っておけば、いつでも自在に思い出せるというわけです。


本書には記憶力改善の様々なヒントが書かれております。


本を読む際は、まず目次を見て全体像を把握し、そのあとに細部を読みながら記憶する。


3日前の日記をつける。


また、「記憶力」にとらわれずに文章力、表現力などのビジネススキルを伸ばし、記憶力に頼らずとも記憶できるようにする。


などなど。



この本も読んで終わりではなく、なにか一つでもいいので、実践につなげたいですね。



まずは鹿児島弁を覚えようと思います。笑



ではまた。



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