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演劇集団タウリン2億とはなんぞやの話(後編)

演劇集団タウリン2億主宰のたかやです。

こちらの続きです。


公演参加者募集をしていますが、興味を持ってくださった方に向け、演劇集団タウリン2億がどんな団体で、どういう方向を向いて活動をしているかについて記したいと思います。

黒字を目指さず、チケット代は安価に

演劇で食べていこうと思っていないので、
演劇で黒字を目指しません。

また、大多数の演劇団体がそうであるのと同様に
想定するお客さんのメインは公演参加者と繋がりのある方です。
知り合いとか、知り合いの知り合いとか。
(繋がりがないけど来てくださった方にも居心地よくあってほしいと思いますが、それはそれとして。)
だいたい動員500くらいからそうじゃなってくるのでしょうが、
目指そうと思っていません。

チケット代をどうするとか参加費がどうとかチケットノルマがどうとかって
公演にかかる費用を誰が負担するかという話だと思うのですが、
公演参加者と繋がりのある方に負担してもらい続けると
人間関係に悪影響を与える恐れがあるので、
一般的な公演と比較して公演参加者の費用負担を多めにしようというスタンスです。趣味でやってるので、お金より人間関係を大切にします。
強引な(一方的で感じの良くない)売り方に繋がるリスクを避けるため、基本的にチケットノルマ制も採用しません。ダブルキャスト制もチケット売上目的では採用しません。

黒字を目指す団体様が採用するやり方とはちょっとスタンスが異なっているよという話です。

どんな演劇をするのか

演劇の持つ総合性を大事にしており、
エンタメ性と表現性を両立した演劇を作りたいと思っています。

公演ごとに振れ幅はあると思いますが、
基本的にはハイテンポ・熱量高めが基本になりますし
音響を使うことには積極的だと思います。
明確な意図があればその限りではありません。
おもしろくしようとした結果エンタメ性を得られれば万々歳で
エンタメ作品を作ろう!という気持ちはあんまりないです。
(注:わたしは結構あります。by芦屋)

また、できる限り全員参加型の作り方をしたいと思っています。
演出のみが発信してできることは人間1人分のチカラでしかないので、
各々がその公演をいいものにするために提案できる状態にしたいです。
演出の中にある理想のために余計なものを削ぎ落とす「引き算」の演劇ではなく、面白いものを密度高く詰め込んでいく「足し算」の演劇をしていきたいと思っています。

団体名について

演劇をやるうえで大事にしたいことのひとつが、
その活動が明日の活力になることです。

演劇はしばしば心身をすり減らしがちですが、
その場その場で人間関係やなにかを犠牲にしながら創作するのではなく、
よりよい明日につながるための活動でありたい、
日常生活を豊かにするための活動でありたいという思いから、
元気が出そうな「タウリン」を団体名に入れました。
数が多いほうが愉快なので2億とつけています。

また、ひらけた団体にしたいので演劇をやる団体というのを名前で示したく、
そのうえで「劇団」だとなんとなく拘束が強いと思われかねなさそうなので、
ゆるいつながりだよということで「演劇集団」としました。団費の徴収などはありません。
(最近は劇団とか演劇とかがつかない団体名をよく見るので
逆張りしたいという思いもあります)

なにが母体なの?

共同主宰である高谷と芦屋は、演劇の盛んな東京の某大学にて、
大学演劇時代から一緒にやっていました。

主宰2名は、共通言語としてその大学の演劇文化がベースになっており、
それはタウリン2億でも継続しています。
主宰の土台の精神性がどこにあるかと言えば、大学演劇になります。

ただ、そのかつて所属していたコミュニティから離れ、
現在は大阪で活動しております。
そういう意味ではとくに母体はない団体と言えます。

仲良くしてください

タウリン2億は生まれたばかりの団体です。
まだまだ手が足りないところが多く、一緒に活動していただける方を求めております(なにとぞ…)。
仲良くしてくれる方がいたらぜひ仲良くしてください。


次回公演参加者募集はこちら!


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