詩 君の背中へ

空を見て
ほら、こんなにも澄んだ青空が広がっているよ
知ってた?

こんなにも青く柔らかな空が
僕らの上に広がっているんだよ

秋の空だね

僕らの世界は何時だって縮んでしまう
ぎゅっとぎゅっと縮んでしまって
いつの間にか一人になっちゃう

そんな時は見上げてほしいんだ

こんなにも広く
こんなにも綺麗な色が
僕らを包むように広がっているんだよ

世界は綺麗なんだ

虫や鳥の鳴き声や川の流れる音
少し冷たい風
美しいものがたくさん溢れている

世界は捨てたもんじゃないんだぜ

ほら下を向いてないで見上げてよ
ほら後ろを向かないで前に踏み出してよ

何時だって君を世界は迎えてくれる
君の輝きを迎えてくれる
そしたら、ふと思わず笑ってしまうさ

それでいい

それで十分なのさ

僕も君もそれぞれがそれぞれに輝いて
1人1人がかけがえのないもの
誰にも奪われない
誰にも触れられない
大切な大切な
たった1人の存在

だから胸を張ってね

背中を強く強く押すから


君は君らしく
君を奪おうとするものは
蹴り飛ばして

君は君らしく
君を笑うものは
笑い飛ばして

君は君らしく
君の言葉を受け止めない人は
はっきりと拒否して

君が君らしく
生きれば
僕は本当に嬉しいなと思う

綺麗な世界の中で
空を見上げて
生きていこうね

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