遠浅みづき

南ドイツ・エアランゲンに留学中の歴史学徒。ここはしばらくドイツ日記になる予定。なおヘッ…

遠浅みづき

南ドイツ・エアランゲンに留学中の歴史学徒。ここはしばらくドイツ日記になる予定。なおヘッダー写真の方が本人です。

最近の記事

カラカラ浴場★温泉編

寒い、腰が痛い、辛い先日、所用のついでにバーデン・バーデン(Baden-Baden)に行ってきました。バーデン・バーデン、名前のとおりドイツ有数の温泉保養地です。ドイツの観光地というと、まるでおとぎの世界のように木組みの家が立ち並んでいたり、インダストリアルだか前衛だか良く解らないスタイリッシュ(笑)な建造物が乱立していたりするイメージですが、ここはなんというか「他の国」みたい。どことは言わんが。 私が住んでいるバイエルンは、ドイツのなかでも特に冬の寒さが厳しく、この時の私

    • 肩こり・腰痛・神経痛!にはタイガーバーム(赤)!

      ドイツでも坐骨神経痛それは語学の授業が終わり、いそいそと帰り支度をしていた時のこと。いかにもヨーロッパな顔立ちの先生が、私のもとにやって来て何か仰る。はて、私はなにかやらかしただろうか。なになに?と耳を傾けると、 「あなた、もしかして坐骨神経痛?」 ということで今回は、年中神経痛に苦しむ遠浅が、遠くドイツの地で「坐骨神経痛」といかに付き合っているかのお話です。 デスクワーク地獄ともいえる現代社会において、坐骨神経痛に苦しむ人は少なくないのではないでしょうか。かくいう遠浅も

      • 元日や晴れて雀のものがたりー独訳俳句考①

        明けましておめでとうございます。学校が再開された事実に打ちのめされている遠浅です。へばっているうちにクリスマスが終わり年越しが終わり公現祭(1月6日ドイツの祝日)が終わり…とはいえ明けてしまったものは仕方がない。今日は正月休み追悼の念もこめ、服部嵐雪の句「元日や晴れて雀のものがたり」のドイツ語訳 Am Neujahrstage Sich offenbar die Spatzen Geschichten erzählen を考察してみたいと思います(訳はReclam文庫Ha

        • 中世の要塞教会の村Effeltlich①

          ハイデルベルクからの客人先日、ハイデルベルクに留学中の後輩が、友人を連れてニュルンベルクまで遊びに来てくれた。同市に1泊2日の旅だったのだが、いかんせんドイツの「中世都市」はどこも小さい。楽旅といえば楽旅だが、1日目でニュルンベルクの観光名所とクリスマス・マーケットを回り終えてしまった。 さて2日目をどうするか。遠浅には行ってみたい場所があった。エアランゲン在住の先達から教えていただいたEffeltrichという村である。なんでも、そこには中世の要塞教会(Wehrkirc

        カラカラ浴場★温泉編

          ドイツ★ビザ取得体験記②

          申請地問題「どこでビザを発行してもらうか」これが私のビザ申請における最初の問題でした。今回の滞在は2019年8月から20年7月までの1年間。8月いっぱいをハイデルベルクで過ごし、9月から帰国までをニュルンベルクに住まう予定でした。この場合、ビザ申請はハイデルベルクでしたほうがいいのか、ニュルンベルクのがいいのか。出国前に在日ドイツ総領事館に問い合わせたところ「ハイデルベルクでしてください」とのご回答。しかし、周りのドイツ留学経験者は異口同音に「ニュルンベルクに住むのであれば絶

          ドイツ★ビザ取得体験記②

          ドイツ★ビザ取得体験記①

          祝!ビザ取得!本日、晴れてビザ(正確にはカード型滞在許可証)を手に入れました。海外に長期滞在するにあたって、大きな難関となるのがビザの発行。先進国であるドイツでもそれは同じです。すでに多くの方がドイツでのビザ取得について体験談を書かれていると思いますが、エアランゲンなんて田舎での話は少ないと思います。そこで、折角なので何回かに分けて、遠浅のビザ取得体験記を記していこうと思います。今回は初回ということで全行程の概観をば。 今回、遠浅が取得したビザは学生用ビザでした。ビザ本体と

          ドイツ★ビザ取得体験記①

          エアランゲン留学記はじまるよ

          Lange nicht gesehen ! 文章書くのへたっぴマンこと遠浅です。気づけば10月も下旬、作文練習のために始めたはずのnoteもまったく更新しておらず時の流れはフシギダネ。 今回は久々の更新ということで、遠浅が現在住んでいる南ドイツの都市エアランゲン(Erlangen)について紹介したいと思います。日本人の在独ブログは数あれど、その多くはベルリンやミュンヘンなどの大都会の話。一方、エアランゲンはスタバさえないINAKA(笑)。ドイツの田舎話、楽しんでいただければ幸

          エアランゲン留学記はじまるよ