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リーダーシップにも「愛がなくちゃ!」

「リーダーシップにはLOVEが大事なんだぜ!」とか言うのは、個人的にはちょっと正直気恥ずかしさがあります。

でも数年前から、LOVEというキーワードはリーダーシップや組織づくりをする上で欠かせないものとして意識しています。

実際今年は学生の授業運営チームのなかでも「Love and Passionが大切」なんてことを言ったりしていました。

とはいえ、ここでいうLOVEってなにかうまく説明し切れてないなと思っていたのですが、そんなときに偶然ツクルバさんの記事を見かけました。読んでみると、まさに「愛」という話が紹介されていたので少し引用してみます。

“30人の壁”、“120人の壁”を乗り越える鍵「愛」            精神分析学の権威、エーリヒ・フロム曰く「愛とは知ることから始まる」です。部下の発言や行動を理解できなかったとしても即座に否定せず、「なぜその発言をしたのか?」「なぜそのような行動をしたのか?」と話を聞いて、背景や考えを知ろうとするのです。(中略)相手を心から知りたいと思う、愛あるコミュニケーションを上司の側から始めることで、いつしか固い信頼関係で結ばれるようになるのです。 (太字は筆者)

組織が拡大していくときにはさまざまな問題が起こるのが当たり前です。そんなときには「仕組みづくり」など理性的なものでなんとかしようと思ってしまいますが、その前提となるのがLOVEなのかなと思います。

高野さんのLOVEの捉え方はとてもシンプルかつ明確です。要は「まず相手を知ること」です。組織が大きくなり、忙しくなればなるほど、「相手のことを知る時間」は減っていき、「そんなことより目の前のタスクを処理しよう」ということになっていきます。でもこれが実は結局遠回りになるんですよね。

そしてこうした問題が起こるのはまず「30人」。そして「120人」くらいになると顔と名前が一致しなくなることが増え、コミュニケーションが難しくなるということです。

たしかにこのあたりは自分としても実感があります。ぼくも普段授業運営をする上で、学生スタッフだけで「120人」とかかわります。ここに、教員・職員、連携企業のみなさま、その他のクラスなどが入ってくると、本当にすさまじい数になるのですよね。

これがたった4年前は、学生スタッフは18名でしたし、関わって下さる方の人数ももっと少なかったので「がんばればなんとかなる」というレベルでした。しかし、この規模になるとなかなかそうはいかなくなります。

高野さんの記事のなかでは、この解決策として「社内報」をつくって「社員同士がお互い知ること」を推奨するような試みをしたそうです。これは面白いなと思います。自分の組織でもなにか工夫してこういう仕組みを取り入れられるといいなと思います。

リーダーシップを発揮するためのテクニックや仕組みはいろいろあると思いますが、やはり根底には「愛がなくちゃ」なんでしょうね。


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