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2020.03.28〜渚のリーチ!〜

Mリーグがアツい

いまはセミファイナル(6チームから最終決戦に向かう4チームを選出する戦い)なので1局1局がとにかく重い。観てるこちらの胃が痛くなりそう。

約二年、我が家の夕食はMリーグとともにあったのだが、わたしは当時ルールが全く分からず、観る雀どころかよくわからない雀状態であった。日吉さんの実況面白いなあ〜とか、美人な雀士多いなあ〜とぼんやり触れ続ける日々。そろそろ何が起こっているのか知りたくなり、年明けに雀魂(スマホでできる麻雀)デビューしたら、もうあっという間にドハマりしていた。(沼りやすい私)

博打の印象が強いが、麻雀はれっきとした頭脳戦だ。かつ運要素が絡んでくるので、ほんとうに何が起こるのかわからない。そんなワクワクが多くの人を魅了するのだろう。

そんなMリーグの選手として活躍するプロ雀士、黒沢咲さんが自身をモデルに書いた小説が「渚のリーチ!」だ。学生時代に麻雀と出会い、あっという間にその虜になった主人公渚は、プロにならないかと誘われ、会社員(ITコンサルタント)と両立しながら雀士への道を歩みだす。

麻雀のお話といえばアカギとか、アンダーグラウンドな作品が多いような印象があるけれど、この小説はとにかく爽やか、キラキラと眩しい青春小説である。
勝てない日々で自分自身のスタイルを見失う姿、同僚や家族の優しさ、チームメンバーとの衝突と友情の芽生え、カテゴリは違えど誰もが共感してしまう渚の心境に、ついつい応援の力が入ってしまう。


Mリーグはまさに老若男女が選手として活躍している。ママさん雀士が多いのも、自分が夢中になってしまう一つの理由かもしれない。
こんなにママが輝いている舞台があったのか……
今季のMVPの瑞原選手も二児のお母さん。めっちゃかわいい。

タバコの煙で何も見えない雀荘の中で、密かに繰り広げられていたこの熱いドラマの数々。ひとりでも多くの人の目に触れてほしいと願う。




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