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読まれる記事のための「ペルソナ」?

メーカーで社内広報を担当しているタツタです。
伝わる記事のための「ペルソナ」について、考えてみたいと思います。ペルソナが、自分と全然違う人のとき、ペルソナに刺さる企画をどうしたら思いつくか。

先日、某企業のセミナーで、ペルソナを設定して記事を企画するワークショップに参加しました。

ペルソナとは、ご存じの方も多いかもしれませんが、たとえば、40代会社員の女性などの読者(ターゲット)よりも、より具体的な人物像、と考えていただければと思います。伝わる記事を考えるときに、誰に伝えたいかを考えるというのはよく言われることですが、「誰」=ペルソナと考えていただければいいかなと思います。

セミナーでは、4人で行うグループワークがありました。私たちのチームに割り当てられたペルソナは、女性、営業職、マネジメントでした。

このペルソナが、どのようなことを喜びと感じるか、悩みと感じるかを想像しながら、彼女に刺さる企画を考えるというのがグループワークのお題でした。私は女性、年齢もマネジメントならこのくらい?という年齢に近く、あくまで想像ですが、ペルソナの悩みや喜びを考えることは、それほど難しく感じなかったです。

一方、同じグループの男性からは、「ペルソナが自分自身と離れすぎていて、想像がうまくできない」というコメントがありました。

たしかに、私の場合は今回はたまたま、自分と似たペルソナだったけど、たとえば、50代男性、管理職、エンジニアがペルソナだったとしたら、同じように想像がつかないだろうなと思います。

伝わる記事を書くためには、ペルソナを具体的に設定することが大事。でも、ペルソナを具体的に想像し、設定できなかったら、どうしたらいいのか?

セミナー講師の回答を記しておきたいと思います。

・社内ネットワークを構築し、いろんな人との会話でペルソナのヒントを得る
・社内に「ゆるい」編集協力者をゲットしておく


2つ目の「ゆるい」協力者というのは、読者以上、編集担当未満の人よこと。編集担当というとハードルが高いけど、記事や企画を見て、フィードバックちょうだい、くらいならハードルが低いですよね。
社内にそういった編集協力者を立てているところは多いそうです。

2つのポイントいずれも、自分の引き出しの中にない「ヒト」を知ることで、自分とは遠い「ペルソナ」を想像する力を持っておきましょうということかなと思いました。

取材が大事、という話はありますが、刺さる企画を作るためにも社内外にいる色んな人を知ることがやはり大事なんだなと気づいたセミナーでした。