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[転職エントリー]ALL STAR SAAS FUNDでVCとして働きます。

ベネッセコーポレーションを退職し、ALL STAR SAAS FUNDのVenture & Enablement Partnerとして働くことになりました。ファンドでは投資開拓からグロース支援体制の構築を担当しています。

こちらのnoteは、転職にあたって考えたことを整理したものになります。

ALL STAR SAAS FUNDについて

前田ヒロがマネージングパートナーをつとめる、日本のSaaSに特化して投資をするベンチャーキャピタルです。「人」を軸にしたサポートを大切にして、100年続くSaaS企業を起業家ともにつくることを目指しています。

前田ヒロとの出会い

「人のチャレンジをサポートしたい」という思いで入社したベネッセ。本当に尊敬できる方しかいない、素晴らしい職場で、社会のインフラとして不可欠な教育サービスに携わることができました。

転職のきっかけは、海外スタートアップと連携し、B2B SaaSの日本市場の立ち上げを担当することになったことに遡ります。

当時の私はSaaSについて無知でした。そんな中、情報収集する過程で、前田ヒロPodcastにたどりつきました。

SaaSビジネスのリアル、起業家がARR10億円を目指すために必要なプロセスが、日本語でもっとも実践的に解説されていたので、これを教科書にして愚直に実行していきました。

その結果、事業化に成功。さらにたくさんの素敵なメンバーの参画のおかげで、満足のいく高い成長率を実現することができました。

転職に際して考えたいくつかのこと

そして昨年秋に、ALL STAR SAAS FUNDの新メンバー募集をtwitterで目にし、転職することになりました。

会社に何も貢献ができていなかった、新人をここまで育ててくださり、退職時にあたたかく送り出していただいた、ベネッセの皆様には感謝しかありません。

「業界」や「ポジショニング」も大きく変わるので、今回の転職のプロセスで感じたことを少し整理をしてみます。

1.エコシステムの重要性

海外スタートアップ(@シリコンバレー)と一緒に仕事をする中で、多くのことを学びました。

彼らの、①社会を良くしていくことへの圧倒的な情熱②自社プロダクトへの自信、③限界や枠組みを超えていく積極性に、刺激を受けると同時に、どこか「もどかしさ」みたいなものを感じました。

日本にも、このような「誰かの大いなる挑戦を支えるエコシステム」を整備する必要があり、そこに自分が携わりたいという強いモチベーションを抱かせるのに、十分すぎる経験だったと思います。

もちろんシリコンバレーを含め、スタートアップをサポートする環境には、まだまだアップデートの余地があると思っています。

昨今話題のロビンフッドの問題しかり。

スタートアップが「破壊的イノベーション」を実現するプロセスの中で、これからも社会と様々な摩擦による課題が発生してくると思います。その際に、ファンドに問われるのは「投資軸・投資姿勢」です。

2.矛盾を乗り越える「歩み寄り」を重要視している

なぜALL STAR SAAS FUNDなのか。

それは、100年という尺度で「人と組織の可能性を信じぬく」投資姿勢を持ったVCだからです。前田ヒロ楠田司をはじめとするメンバー、そして専門的知見を供給してくださるアドバイザーの方々は短期的な利益ではなく、長期的な視点で物事を考えて参画しています。

また、発生する矛盾や摩擦(複雑な社会で生きていく上で不可避)に対して常に歩み寄りの姿勢を大事にしているところにも惹かれました。

もう少し具体的に、VCの仕事をざっくり2つに整理して書いてみます。

VCの仕事① 「舞台を用意する」
起業家・スタートアップ組織の可能性をいち早く見出し、リスクマネーを供給する。

VCの仕事② 「企業の成長を支える」
起業家から経営者へ。より大きな便益を社会にもたらせるように必要なサポートを実施し、成長をサポートする

ALL STAR SAAS FUNDは、特に②のフェーズで、人を軸にしたサポートを大切にしています。企業の成長に不可欠な「人財」という宝を最も重要視し、採用支援やイネーブルメントを実行しています。

私が、教育に携わる上で大切にしてきた「人と組織の可能性を最大化すること」をぶらすことなく仕事ができることを確信しました。

3.「テクノロジー」と「おもてなし」

そして、SaaS事業の立ち上げ、特にカスタマーサクセスの責任者を経験したからこそ、SaaS特化型のファンドで働きたいと強く思いました。

SaaSは美しい。

お客様の成功を実現すれば、サービス提供者も成功する。矛盾が少ないビジネスモデル。

2年前ですが、感銘を受けたユーザベースの佐久間さんのnoteにも下記のような言葉が書かれてあります。

SaaSは、社内にとどまらず、ユーザーやパートナー企業とも深くビジョンを共有し、より広い「コミュニティ」として、その達成を目指す集団です。

SaaSとは「Software as a Service」の略です。

SoftwareはクラウドやAIなどのテクノロジーをベースとして開発されます。一方で、お客様が価値を感じ続ける、つまり「Serviceとして成立し続ける」ためには、必ず助言・サポート・コンサルティングなどの「人」の関わりが重要になります。

顧客課題は置かれている状況によって様々であり、時間と共に変化していきます。だからこそ、SaaS企業はそれぞれのお客様に合わせて、適切な活用サポートを行い、顧客価値を増幅していく必要があります。

「おもてなし」です。

また、SaaSではお客様の活用データがリアルタイムに取得できます。データをベースに、お客様の成功(=カスタマーサクセス)を目指して積極的に関わることができます。

「テクノロジー」「おもてなし」

SaaSは最先端の技術をベースにしたプロダクトであり、「ホスピタリティ」「ぬくもり」を大切にしているビジネスモデルだと思います。

SaaSはやっぱり美しい。

ファンドが発信していく情報について

これからも、人を軸にしたサポートを大切に、また一歩ずつ積み上げていきます。ブログも書いていきますので、よかったらメルマガにも登録をしていただけると嬉しいです。

そして中長期的にでもスタートアップへの転職を考えている方は、楠田司が運営する、SaaS Talent Networkにも参加していただければ幸いです。

おまけ

有休消化期間に、ずっと聞いていたtofubeats -「RUN REMIX」

KREVAさんの全踏みの歌詞に心が踊っていました。

個人競技 団体競技関係なく
俺は器用貧乏になんないようにやってやる
駆け出す気持ちの行き場所信じましょう
(出典)tofubeats - RUN REMIX (feat.KREVA & VaVa)


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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