サッカー人生振り返り「社会人編③」
6年間所属したSHIBUYA CITY FCを退団し、一つサッカー人生の節目なのでこれまでのサッカー人生を振り返りたいと思います。
『社会人編③』
チームが平日午前練習にシフトしたことで、自分の生活リズムも大きく変わります。
平日午前中に練習して、午後は桐光にGKコーチで行くというリズムになります。
この頃には保険の仕事もコントロール出来るようになり、サッカーを思いっきりやる生活にチャレンジしました。
仕事の都合で平日1日休んでいましたが、それでも週4日サッカーが出来る生活が社会人になってからできると思ってもいませんでした。
学生時代程ではありませんが、競技として追求してサッカーに取り組めることが本当に楽しかったです。
ただ、シフトした初年度はなかなか平日午前練習に来れるメンバーが揃わず、酷い時にはフルコートで4人で練習したりしました。
平日普通に働いているメンバーが土曜日の練習に合流して、日曜の試合を戦うという歪みのあるチーム構成でした。
正直チームとしてあまり機能せず、昇格初年度は東京都1部7位に終わりました。
個人的には、肩の脱臼が再発しなかったことと、東京海上には勝利できたこと、東京都1部のスピード感を取り戻したことが収穫でした。
このままではいかんと。こんなんじゃJリーグなんていけないと。小泉新社長が立ち上がります。
僕も平日練習してからGKコーチをやる生活が体力的にキツく、桐光学園のGKコーチを卒業して選手1本に集中します。
このシーズンから、セミプロからプロ契約に移行して、チームからお金を頂いてサッカーをプレーさせて頂きました。
補強を進めて、いわゆる土日しか来れない週末組が4人になり、基本的には平日練習に来れるメンバーが揃いました。
新監督に現SC相模原監督の戸田さんが就任してチームの全てが生まれ変わりました。
戸田さんの指導やトレーニングは本当に凄かったです。
社会人サッカー1年目で出会えた所賀さんの時のように、戸田さんから全てを学びました。
サッカーに対する情熱と知性に溢れ、全ての練習にメッセージがあり、個別でも映像を用いてフィードバックして、説得力しかありませんでした。
自分がスタメンから外れた時にも、明確な理由と課題を提示してくれて、その課題に伴走してチャレンジしてくれて、チャレンジしている姿をずっと見てくれて、最後はスタメンに戻してもらいました。
戸田さんに認められたい、戸田さんの期待に応えたい、戸田さんの力になりたい、これは明確なモチベーションになりました。
練習でやったことが全て試合でおきます。
試合中に「あ、これ練習でやったやつだ」てなります。
練習と試合が繋がっていて、練習を一生懸命にやればやるほど試合が楽になることが分かりました。
東京都リーグを3位で通過して、クラブとして初の関東大会に出場。
ですが、関東大会は2回戦で敗退し、あと2勝のところで関東リーグ昇格を逃します。
昇格こそ逃したものの、個人としてもチームとしても、成長を感じることができた充実したシーズンでした。
昨年の経験と成長を活かして、今年こそはと満を持して臨んだ2023シーズン。
それは思い描いていたものとはかけ離れたシーズンでした。
チームの補強が凄すぎて、チームのレベルが上がりすぎました。笑
JFLから選手が来たり大卒で6人入ったり、練習についていくのがギリギリで、チームを引っ張るレベルにありませんでした。
レベルの高さに覚悟を決めて今シーズンから週4回から5回に参加頻度を上げましたが、逆に身体を回復させる余裕が無くなってしまいました。
年間を通して腰やアキレス腱の痛みに悩まされました。
夏場には熱中症になり、しばらく倦怠感や頭痛が抜けませんでした。
夏が終わる9月頃には、今シーズンでこのチームを退団しようと決意しました。
個人としてはパフォーマンスが上がらない中で、最後に何とかチームだけは昇格させたいと取り組んできましたが、それも叶わず。
非常に難しいシーズンになりました。
最後のシーズンで、大学生振りにJリーガーと2試合できたことは良い思い出です。
明日から「今日は腰とアキレス腱大丈夫かな?」と心配しなくて済むんだと、シーズンが終わった時には正直ホッとしました。
2023シーズンをもってSHIBUYA CITY FCを退団して、ガチガチのガチでサッカーをする生活から卒業します!
これからのことについては、、
次回のこれから編をお読みください!笑
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