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【クラウド管理】 JRの自動改札機がスタイリッシュな曲線型に更新される

私は東京都在住の人間で、JRやメトロ含めた鉄道を頻繁に利用します。

つい先日、いつも通りJRの電車に乗り、改札をくぐろうとしたときのこと。
改札機がスタイリッシュな曲線型に変わっていました。

カッコ良い形だな〜。

と思うと同時に、改札を全ての駅で入れ替えていたとしたら、とんでもない作業量になるなと思ったんです。

そこで更新理由を調べてみたところ、"自動改札機"自体をよく知ることができました。

自動改札機の更新理由は、運賃計算をサーバーへ任せることにしたから

従来の改札機は、改札を通過してからの運賃計算処理を自動改札機自身が行い、Suicaなどの利用状況は、自動改札機→駅のサーバー→センターサーバーの流れで保存されていたようです。

(自動改札機が各乗客の運賃計算の役割を担っていたことに驚きです…。)

一方、新しい改札機は、運賃計算をセンターサーバーに任せるタイプに変更されました。

従来の自立分散型のシステムから、クラウド型のシステムに変更されたというところに時代を感じます。

新しい自動改札機の一番のメリットは、Suicaの記憶容量に縛られない運用が可能になること

今回のシステム変更により、複雑な運賃計算への対応、改札機通過時における運賃処理速度の向上など、JRの業務面における改善が見込まれるそう。

また、我々ユーザー側のメリットとしては、今後、特別企画乗車券(通称:トクトクきっぷ)や割引クーポンなどのシステムが改善・追加されること。

Suicaは1枚につき1つの情報しか保存できないという縛りを、クラウドシステムに変更することにより解決。

特別企画乗車券(通称:トクトクきっぷ)や割引クーポンなどの情報をセンターサーバーで保管することにより、Suicaの記憶容量に縛られない運用が可能となるため、JRを使っているだけでpaypayのようなポイントが貯まると言った未来が待っているかもしれません。

まとめ

自動改札機がクラウド型のシステムに変更されました。
ただデザインが変わったわけではなかったんですね。

通信障害等のデメリットを語る人もいるかもしれませんが、JRの業務改善、更にはSuicaの記憶容量に縛られない運用ができるということを聞くだけで、今よりももっと良くなりそうと私は感じます。

JRさんの企業努力に感謝です。
一人のJRユーザーとして、今日も電車を使わさせていただきます。

以上です。

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