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もしあの時手術をしてと頼まなかったら

こんにちは。
前回の編集からちょうど2週間が過ぎました。前回の最後には、次回は初台リハビリテーション病院での奮闘記でも書こうと思っていました。何故なら、その前にいた聖路加国際病院でのことなど記憶に無いからです。しかし、妻に聞くなどしたり、当時の写真を見るなど、少しずつ思い出したりする中で、これは残しておこうと思うに至りました。

5cc出血でHCUにて
前回の記事は、聖路加に担ぎ込まれるところまでを書きました。僕の記憶はほとんどありません。何処にいたかと言うとHCU(High Care Unit)です。HCU:準集中治療室と言われることから、ヤバいことになる一歩手前の患者が入る場所です。

HCUでは、『バイタル』が覚えておきたいキーワードです。

ここに入る前に、CTやらMRIやらの画像診断装置をとり、血圧、呼吸、酸素飽和度などのセンサー情報をとりました。これらを総称して、バイタル情報/サインと呼んでいます。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/バイタルサイン

今回僕の場合は、「5ccという出血しているが、いきなり手術ではなく、バイタルを見ながら様子見としたい」という方針が決まりました。出血量も少ないので、合併症のリスクのある開頭手術は控え、しばらく様子をみたいというものです。
ここまでの方針が決まるのが、9/19(入院直後)です。

何かがおかしい
聖路加という大きな病院だと、バイタルを見ながら手術の要否を決めていくというのはリーズナブルだと思えます。しかし、長年連れ添った妻には何かがおかしいと見えたのでしょう。「悪化しているように見える。ちゃんと診てほしい」を繰り返した結果、3日目の朝1番で、MRIを取ることになりました、そこで、30ccを超える出血が確認できたのです。

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量も然る事ながら、場所(内側に向かっている)のもマズいと言うことです。もうこうなると、リスク云々言ってる場合ではなく、開頭術によるいち早い手術が望まれるところなのですが、奇跡的にMRIから時間を開けずに手術を行うことが出来たのです。

手術とその後
その手術の結果がどうだったかは、妻のFacebookを見ていただければと思います。以下引用します。

待合室にいたら、爽やかイケメン先生が小走りでやってきて、満面の笑顔で「お待たせしました。こちらでお話しがあります」って言われた時、もう「やったー!大成功!!」って確信しました💪
そのあと、写真を見ながら「いや〜、苦戦しましたよぉ〜」と終始満足げな表情で色々説明してくれました。
素人目にも、血が溜まっていたところがすっかりきれいになっていることは明らか。まさに神業🌟
皆さまのお祈りのお陰です。
ありがとうございます‼️
I was in the waiting room when a good looking doctor came towards me at a trot.
With big smile he said, “Sorry to keep you waiting. Let’s talk in my office,” and the success of the surgery was apparent to me. “Yes! He did it💪” I said to myself.
He briefed me in detail with images. He said, “It wasn’t easy,” but he looked satisfied with the outcome during the entire time he was talking to me.
It was clear even to me who has no medical knowledge that the bleeding was completely removed from the lesion. It was divine work. 🌟
Thank you for your prayers. They were heard.‼️
(Mickie Grace is helping me with English. Thank you!!)

もしあの時、手術をしてくれと言ってなかったら、今頃既に居なかったでしょう。妻には感謝しても仕切れないです。

その後、急速に回復を遂げています。9/23にはベットの上でスマホを弄っている写真があります(呆れます)。。。
そして、9/24には「嚥下Soft食」という病院食に代わっていました。病院食はなるべく早いタイミングで固形物を出す方針なのですが、この日からゼリー状の物から、お粥をベースにしたものに変わっていきました。

急性期病院から回復期リハビリテーション病院へ
さて、僕が順調に回復している一方、妻は転院先を探してくれていました。聖路加は急性期病院といいます。入院期限が決まっているのですが、その期間は14日。2週間もあれば、多くの病気で十分な時間と言えるでしょうが、脳卒中などの患者では、全く足りないと言える時間感覚なのです。
次に向かうは、回復期リハビリテーション病院というカテゴリです。実際には、初台リハビリテーション病院にいきました。高い評価を得ている病院だとfacebook で知らせてくれました。
しかし評価が高いだけに、満床でした。しかし諦めない妻の裏技で、なんとか入ることが出来たのです。

以下はジャーナリストの財部さんが書いている、初台の記事です。もし興味があればどうぞ。

さて、次回は初台でのことを書きます。

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