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XTalentの2期目を迎えて。

2019年7月8日にXTalentを設立し、無事1年を迎えることができました。

特に一年経ったからといって何か変わるわけでもないし、感慨に耽るほどの余白もない日々なのですが、折角なので備忘録として振り返ってみます。

改めて、なぜこの事業をやろうと思ったか

始めからこの事業をやろうと決めていたわけではないのですが、色んな事業プランを検討してみて一番しっくりくる、というかこれやってみたい、と思えたのがこのテーマでした。1ヶ月位色々考えながら「あ、これだな」と、すっと自分の中で腹落ちするような感覚で、決めていったのを覚えています。

「スタートアップやるって心折れそうなことめちゃくちゃ多いんだろうけど、このテーマならしんどくても頑張れそうだなー」なんて思ってましたが、かろうじて心折れず続けられているw

即日で決まった一人目の採用から、強い「チーム」へ

「さて誰とやろうか」と思い立ち、Facebookの友達リストから誘いたい人リストを作りました。たぶん10人以上はリストアップしていたんですが、一番最初に思いついたのが現執行役員の松栄でした。リブセンスでの「転職ドラフト」プロダクトマネージャー、そして2児のママ。自分にないスキルセットと、このテーマにぴったりなバックグラウンドではと思いたち、すぐ連絡し、目黒のスタバでお茶しました。

こんなことやろうと思ってるんですよー、と事業の構想など語りながら、「一緒にやりません?」と誘ってみたら、即日OKでした。早い。スタートアップはスピードが命とはいうけど、むしろこっちが面食らったよね。

ちなみにこの日で松栄に会ったのは2回目。1回目は確か渋谷の個室居酒屋でのIT業界飲みで、開催してくれたファームノート取締役の本多氏には頭が上がりません。

そこから、お互いのリファラルで少しずつ仲間を集め今では自分含め6名のチームになりました。ここまでも紆余曲折で、何よりメンバーの殆どは入社してすぐにコロナ騒動、完全在宅での入社となったので色々大変だったはずです。それでも前向きに業務に取り組み、全員が活躍している状況には本当に感謝しています。そういう感情表明するのめっちゃ苦手だし、そもそも初っ端からフルリモートで僕みたいな人間と仕事するのは結構大変だったかもですが、マジでそう思ってますよ!(社内へのメッセージ)

コロナがママの転職マーケットに与えた影響

そしてコロナによる影響は色んなことを変えました。悪いこともあれば、いいことも。

ママの転職には、沢山の制約があります。

・そもそも時短勤務で入社できる会社が少ない
・通勤アクセスがよくないと、気になる求人でも応募しづらい。
・面接の日程調整も、保育園やパートナーとの調整が必要。

それが今ではオンライン面接が当たり前、リモートワークもクライアントの殆どが取り入れ始めた。そもそもリモートワークがあればフルタイムで働くことも可能な人もいます。時間・空間の制約から一気に開放されるという、とても大きな変化を目の当たりにしました。それまでは求人提案するときもグーグルマップひたすら睨めっこしながらでしたからね・・。路線図にだいぶ詳しくなりました。

一方で、この採用マーケットに与える負の影響は半端なく大きく。クライアントの求人が途轍もない勢いでクローズしていくのを見て、これはマジでやばいな、焦っていたのも事実ですw なんせリーマン時もまだ学生、社会人として初の不況体験。資金繰り表を見つめながら生きた心地がしなかったです。

アンコンシャス・バイアスの壁はまだ大きい

自社サービスもまだまだ課題だらけなのですが、それ以上に世の中の負を沢山見せつけられる日々です。

中でも一番感じるのは、「働くママ」に対するアンコンシャス・バイアスの強さ。制度の問題、働き方の問題など要素は複雑ですが、一番根底にあり厄介なのが、この話なのかなと感じています。

「働くママだから」って一括りにして考えすぎてないかな?ってよく感じます。「働くパパだからこうだよね」とは多分ならないんすよね。カテゴリに依存せず、人の可能性をもっとフラットにみていきましょうよ。

もっと率直にいうと、「ハイスキルな働くママを紹介します」といって、「あぁ、アシスタント派遣みたいな感じですか?」ってリアクションされるのは、あんまり健全じゃないな、と思えちゃうんですよね。その発言をした人を責めたいわけではなく、そう考えさせる「空気」を変えていきたいなぁと。

SmallGoodで終わらせない。大きな課題を解いていく。

さてまだ2期目のスタートアップですが、やりたいことは沢山あり、出来ることも着実に広げていきます。その上で、SmallGoodで終わらせるつもりはない、ということは宣言しておきます。

途方もなく大きな課題に対して、解決可能なサイズの課題を見極め、正しい順番で解いていくこと。それによってあるべき未来を、前倒しで実現する。それがスタートアップの役割だと思っています。そのためにやる事はすべて鮮明なのか?って言われたらまだ解像度が粗いところはあるかもしれないけど、やる、という強い意思がまずいちばん。

あるべき未来を前倒しで実現する。

けっこう昔の記事ですが、KAIZEN platformのすどけんさんのこの記事が好きで、未だにたまに読み返します。

「色んな既得権益持った人たちが抵抗勢力になって邪魔するんだけど、それは重力に逆らうようなもので、あんまり意味ないんだよ だって世界が落っこちていくスピードの方が圧倒的に早いから」
「だからさ、その落下する方向を俺たちは見定めて先に落下してくべきなんだよ」

ジェンダー平等の達成は100年先なんて話もあるそうですが。そういった未来も、きっとここからの努力で前倒しできるんじゃないかと思います。こういう途方も無い課題にチャレンジできるということは、とてもワクワクしますね!


2期目は大きくチャレンジを

そんなこんなで、2年目です。足元を見失わず、かといって小さく収まらず。当然に如く課題だらけのこの状況で、サービスやその向こうにいる顧客に真摯に向き合いつつ、オペレーション改善に留まらない進化を目指していきたいと思います。


ともに大きな課題に挑戦する仲間を募集しています!

Twitterでもbosyuでも、お気軽にご連絡下さい。これからの構想などもお話します。




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