見出し画像

スポーツにおける連帯責任について考えてみた

「スポーツにおける連帯責任についてどう思いますか?」という質問を頂きました。

幸いな事に、今までは大会出場の辞退やチームの活動停止というような状況で当事者になった経験がなく、あまり考えた事はありませんでしたので、この機会に考えてみました。

最初にパッと思ったのは、
周りの責任は100じゃないけど0でもないだろうな
いや、でも個人の責任だから関係ないか」という事でした。

つまり「ケースバイケース」という事ですね。

ただそれだと自分の中で「平等じゃない」「一貫性がない」と感じる部分もあるので、状況に応じた自身の感情の傾向を考えてみます。

1.外部で起きた問題の場合

まずは、外部で起きた問題をニュース等で知った場合です。
ニュースでは問題が起こった事と、処分の内容程度しか知る事ができません。

その為、大会出場の辞退等を聞くと「他の選手がかわいそう。個人の責任なんだからチームは大会に出してあげたら良いのに」というような「連帯責任は必要ない」という気持ちが大きいです。

まぁこれは事情を知らないし、大抵ニュースで聞くと加害者がただ悪いやつだったという報道のされ方が多いように感じるのでこう考える事が多い気がします。

2.内部(自分のチーム)で起きた問題の場合

上記と違い、自分のチーム内で問題が起きて当事者になった際は少し変わると思います。

① 問題を起こした選手がチームにコミットしていない場合
真剣に取り組んでいない事を周りのみんなが知っていたり、人数が多くてチームが複数あり存在すらあまり知らない選手が問題を起こしたというケースで考えると、1と同じように「連帯責任とか勘弁してくれよ」となると思います。
そんな人間のせいで連帯責任を問われたら怒りの感情が大きいでしょうね。

② まさか問題を起こすはずないだろうと言う中心的な選手が問題を起こした場合
ここが当事者として1番感情の持っていき方が難しい所だと思います。
チームの中心選手だったり、人格者と言われているような選手だったりすると周囲に与える衝撃は大きいです。
このようなケースになってしまった場合は、最初は当然「なにやってんだよ」とは思うでしょうが、「早く周りが気が付いていたらこんな大ごとにならなかったかもな」とか、中心選手で活躍していた選手であればある程「連帯責任で自粛しても仕方がないかもしれない」と思うかもしれません。

3.まとめ

現段階では、基本的には「連帯責任はなし」だと考えています。
問題が個人の責任なのか、チームの責任なのかをはっきり線を引いて、一括りに「連帯責任」とならない方が、公になっていない問題も顕在化して長い目で見れば健全になっていくんじゃないのかなと思います。

ただ、例外として自主的に自粛するという事なら「連帯責任はあり」と考えています。
本来、「自粛」とは自分自身で決める事ですが、最近は外的な要因で自粛をせざるをえないケースも結構あるように思えたので、この変な日本語に辿り着きました。
まぁ外的な要因を完全に排除した上での自粛はよっぽどですけどね…。

自分で書いてみて、やはり「連帯責任の是非」については感情的な部分が大きいので個人差があるだろうなと感じました。

読んだ方が「自分だったらどうかな」と考えるきっかけになればうれしいです。


以上
ありがとうございました

いつも読んで頂きありがとうございます。 サポートしてくれて大変嬉しいです。 また頑張れます👍