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ラグビー日本代表戦 日本vsフランス第1戦の振り返り

この記事の目的

第1戦の前に書いた下記記事の振り返りをする事で、2戦目の観戦の楽しみを増やす事

この記事の内容

前回の記事で書いた「フランスのラインアウトアタックの注目ポイント」として挙げた下記に関して実際にはどうだったのか?を書いています。

1. 投げる場所
2. モールの使用頻度
3. モールトライ
4. 5mのウイングを狙うのか

はじめに フランスのラインアウトアタックのスタッツ

フランスのアタックは12本でWon11本、Lost1本の92%の成功率でした。

アタックオプションの内訳

前回同様エリアは下記の4分割です。

オプションの内訳はこうなりました。
人数に関しては、事前のデータである6nationsでの5試合とほぼ同様です。
5man          8.3%
5man+1    16.6%
6man+1      8.3%
7man        66.7%

1.投げた場所

まずは投げた場所です。
プレビューでは、「ほとんどのオプションがフロント〜ミドル」と言うものでした。

FRONT       9本 75%
MIDDLE    1本 8%
BACK     2本 17%

フロント〜ミドルで、83%と「ほとんど」と言って良いかと思います。

日本視点で言うと、事前のスタッツ通りでしたが、ボールを取り返すことができたのはバックボールの1本だけでした。

2.モールの使用頻度

モールは12本中5本で、42%でした。
その全てが7manからで、8本中5本の63%がモールとなりました。

フランス代表の7manは、8番が先頭にいる6manというイメージでした。

リーグワンのチームではあまり見かけない並び方で、日本の3番を前に張り付けて、3と4の間を広げようという狙いなのかなと思いました。

3.モールトライ

66分にゴール前5mからのアタックでモールトライを奪われました。

フロントボールは取らせるプランだったように見えますが、取られた後にリーチ選手のサック(引き倒す動き)が上手く機能せず、DFが高い姿勢のままで相手にモールを組まれてしまいました。

4.5mのウイングを狙うのか

特にここを狙うオプションはありませんでした。

唯一少し変わったアタックと言えば前半35分に6manで先頭に11番が入っていたものでした。

ただ、判断ミスなのかあまり効果的なアタックではありませんでした。

イメージは下記の通りです。

先頭に11番
上から見たイメージ


リッパーの8番から回ってきた2番へパス
引いたらこんな感じ
パスをもらった2番が仕掛けてどこかにパスするオプション

この①〜③のどれかにパスをして当たるのかな?と思いましたが、直接10番へパスをしていました。

まとめ

オプションとしては、6nationsの時とそこまで大きくは変更してきませんでしたね。

取られた5本のトライの内、ラインアウト起点は3本(60%)となり「ラインアウトからはやられたなー」という感じですね。

この試合の結果を踏まえて来週の2戦目はどんな事をしてくるのか?楽しみですね。

※引用資料
2022年7月2日にJsportsで放送されたラグビー代表戦 日本vsフランスの映像をキャプチャしています。


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