ラグビーテストマッチ 日本vsフランス フランスのラインアウトアタック注目ポイント
この記事の目的と内容
日本vsフランスの試合をもっと楽しめるような情報を書く事
どんな内容?
フランスはどんなチームか?見た事がない人にもイメージできるといいな。
2022年Six Nationsの試合から、フランスがどんなラインアウトをやっていたか?を整理する。
日本に対しては何か違った事をやってくるのかな?と予想してみる。
観戦しながら「なんか変わった?」と思い出せるくらいの情報に絞るので、「ラインアウト」の括りの中ではライトな内容です。
※そもそも「ラインアウト」の括りがマニアックですが…
フランスってどんなチーム?
2022年Six Nations優勝
来年のラグビーW杯開催国
スタッツから見るチームの特徴
キックが上手い。
相手が蹴り返してきたカウンターで繋いでトライが多い。
◆トライ獲得の起点プレーのベスト3
カウンターアタック(CA) 47%
ラインアウト(LO) 35%
ターンオーバー(TO) 12%
【Six Nations 平均CA30%、LO35%、TO16%】
◆オープンプレー
・パスの回数が6か国中最少。しかし、オフロード回数は最多。
・キックで稼いだ距離が最多。
ラインアウトアタックの特徴
・上でラインアウト起点のトライは35%と書いたが、ラインアウトモールでのトライは0本。
(今年の6nations全体でモールトライは0なので、各チームのDFが強いのか。ラインアウトからの攻撃のオプションが多いのか。)
・全体的にフロント〜ミドルボールでの獲得が多い
(一般的にはフロントボールでの獲得は、次のアタックへのパスの距離が伸びるのでやりづらいと言われている。)
➡︎特定の選手の獲得が多い。Cameron Wokiがファーストオプション、見られてたら前。今回は出場しない中で同じ組立てをするのか?
今回の記事では、エリア③、④においてを記載。
エリア3
注目ポイント:「モールをどれくらい使ってくるか?」
7man多め。
その内、半分がモール。40m付近から10m以上押す事もある。
気候もあるので、体力を消耗するモールは少なくなるのか?
逆に「余裕だな」と思われると多用してDFを消耗させるプランになるのか?
モール以外の部分では、6manからのアタックに注目したい。
先頭に9番、レシーバーに10番で、9 - 10 - 7,8,CTBを当ててくる。
アイルランド戦ではあまり効果的なアタックにはなっていなかったが、ブラインドWTBが絡んできて全員がオプションになっているとDFは難しくなる。
(この第2戦以降やらなくなったからやっぱりイマイチという評価だったのかな)
エリア4
注目ポイント:バックボールを投げてくるか?
モールでトライを狙ってくるか?
主に3種類。
オーソドックスにほとんどモール。
投げている場所は、フロント〜ミドルにかけてでバックボールは投げていない。
エリア 3でも多用しており、押す距離も長いので弱いわけではないが、Six Nationsでモールトライがないチームにトライを奪われると日本は「かなり劣勢」と言って良い状態。
フランスのアタックに対して日本がどう止めるのか注目したい。
◆日本に対して何か変えてくるのか?
前戦のウルグアイとの試合では、日本のゴール前のDFは2つのポッドでミドルとバックを抑えるような絵を見せている。
ミドルのポッドは機能していたが、バックのポッドはいまいちだった。
Six Nationsではバックボールを投げなかったフランスが投げてくるのか?
これまで通り自信のあるフロント〜ミドルへ投げてくるのか?
あとは、5mにウイングをおいているが、そこに対して何かアタックをするのか?
まとめ
ラインアウトのnoteなので、さらっとラインアウトの情報だけ載せました。
注目ポイント
1. 投げる場所
2. モールの使用頻度
3. モールトライ
4. 5mのウイングを狙うのか
日本のFWはどう戦うのか、特にパワープレーのモールの部分に注目していきたいです。
ヨーロッパのラグビーはWOWOWでの放送なので、Jsportsで国内ラグビーを中心に見ている人は馴染みがない印象です。
とは言え、フランス代表は現在最も勢いがあると言っていいチームなので、現地観戦の方も、TV観戦の方も少しでも楽しんでもらえると良いですね。
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