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こんにちは!
今年はいろいろな取り組みをして忙しく過ごしていましたが、
聖心美容クリニックにとって、記念すべき年でもあります。

もう、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
2023年10月1日、聖心美容クリニックは30周年を迎えました!

1993年に福岡院からスタート。
患者さんに心から満足していただける美容医療を目指し、
ドクター、スタッフ一一同、切磋琢磨してまいりました。

30年もの年月を歩み続けてこられたことに
感謝の気持ちでいっぱいです!

今回のnoteでは、30周年にあたり、
聖心美容クリニックのこれまでを振り返ってみたいと思います。


■チャレンジし続けてきた聖心美容クリニック

聖心美容クリニック(当時は聖心美容外科)は1993年に福岡院から始まり、
現在は日本全国に10院、海外(上海)に1院、
姉妹ブランドのS-Labo(エスラボ)を展開するまで成長しました。

開院から30年。
僕が入ったのは2000年なので
23年間を聖心美容クリニックと共に歩んできたことになります。

聖心美容クリニックは美容医療の業界でこれまで様々な取り組みをしてきました。
素晴らしい仲間たちが集まり、
革新的なこと、まだ他ではやっていないことを先んじて挑戦し、
本物の美容医療を目指してきました。

例えば、2005年にISO(品質マネジメントシステム)認証を取得したことも、成果のひとつです。

ISOとは自社で構築したマネジメントシステムや製品、
サービスの品質が国際的な基準に適合していることを証明するものです。

通常は製造業などで取得することが多く、
美容医療で取得するケースは、少なくとも当時はありませんでした。

美容医療は、医療といってもビジネス的要素が強い分野です。

患者さんに喜んでいただく、患者さんのクオリティをあげるのが美容医療であり、
病気やケガを治す保険診療の医療とは別もの。

こうした性格の美容医療が世の中に認知されるためには、
きちんとしたクリニックのシステムを持つ必要があると考えていました。

そこで、聖心美容クリニックでは、「美容医療サービスの品質をマネジメントする」という考えのもとに、クリニックや診療所レベルの美容医療機関では初めてISO認証を取得し、その後も定期的に外部更新審査をクリアしています。

■再生医療への取り組み

美容医療において、2007年はレーザーやヒアルロン酸が活況になり始めた時期です。
IPL(光治療)やレーザー脱毛(もう少し前からレーザー治療はありましたが)、ヒアルロン酸注入などが世界で始まり、日本に入ってきたのが2000年くらい。

機械系、注入系の治療が2006年から2007年くらいにかけて右肩あがりで普及していきました。

その頃、聖心美容クリニックが取り組み始めたのが再生医療です。

再生医療法施行の2014年よりも7年近く前から、
いずれ今のような、再生医療が注目される時代がくると先読みしていました。

当時は再生医療自体、まだ普及していませんでしたが、
今から、美容医療のなかにしっかり根付かせよう!と考えていたのです。

僕がセリューションと出会ったのは2004年。
美容医療に導入し、美容医療と再生医療の融合する取り組みを始めました。

2007年、脂肪幹細胞を濃縮して生着率をあげるセリューション豊胸の取り組みがスタート。

2008年には、患者さん自身の血液から抽出した多血小板漿に成長因子を添加して注入し、しわやたるみなどの加齢にアプローチするプレミアムPRP皮膚再生療法を開始しました。

やがて、美容医療が活況になり、
悪徳な美容医療クリニックが増えてきたことから、
2019年、 Dr.Beast. (ドクタービースト)の啓蒙活動を実施。
患者さんを喰い物にする美容整形クリニックの醜さを擬人化したDr.Beast.のWEBサイトを公開しました。

これは、僕たち美容医療提供者の自戒も含め、業界自体を良くしたい、患者さんに正しい美容医療を見極める目を持っていただきたいという想いから始めた取り組みです。

■聖心美容外科から聖心美容クリニックへ

「聖心美容外科」が「聖心美容クリニック」に名称変更したのが2014年です。

日本の美容医療は世界と比べて非外科的な治療の割合が多く
そのカテゴリーもどんどん広がっていました。
「美容医療って、外科だけじゃないよね」
と肌で感じるようになった頃です。

外科は外科で大切ですが、
非外科的な治療も患者さんにとって重要なニーズ。
外科を含め、多様な美容医療を提供していきたいという想いから
「聖心美容クリニック」と名称へ変えることとなりました。

■とことん真面目に、美容医療。

とことん真面目に、美容医療。

このスローガンは5年前の25周年の際、
コピーライターの渡辺潤平さんに尽力いただき、誕生しました。
ほかにもいくつか候補があったのですが、
一番しっくりきたのがこのスローガンです。
そして、ボディコピーがほんとうに素晴らしいんです。

ドクターやスタッフ達の想いを相当ヒアリングして
生み出されたコピーだと思います。

時間が経っても色褪せない。
時間が経てばたつほど、「いいな」と思います。

「まさにこれをやっているよね」 
「これを目指しているよね」
聖心の仲間達が「こうありたい」と思う姿です。

自分たちへの戒め、
襟を正してやらねば!
という想いが見事に表現されています。

だから、胸にグサッと来るんです。
言葉の力はすごいですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ここ3、4年くらい、新卒者の最終面接を担当しているのですが、
このスローガンに惹かれて応募したという方がとても多いんです。

いろいろな立場で共感できる言葉なのですね。

美容医療の目的は、
美しさを求めて見た目の改善を図ること。
そして、その先にある、自分らしく、前向きに、より良く生きていくためのものだと思います。
 
人々の人生をより豊かにする医療。
患者さんファーストであることは当然のこと。
広い視野で美容医療を捉え、「誠実さ」を追求し、
この業界をより良い方向に牽引していきたいと願っています。

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