noteのSEOが強い理由 | WEBライターが解説します
noteのSEO(検索エンジン最適化)が優れている。
noteで書いた記事が上位表示されやすい。
Webライターやブロガーさんはこのようなことを聞いたことがあるのではないでしょうか?
僕もこの言葉を良く耳にして気になっていました。
そこで、今回はブログとしてよく使われているのnoteがSEOに優れているのか調べてみたので、解説します。
ちなみにこの記事を書いている僕は、現在Webマーケティング会社のSEOライターをしています。
noteはSEO(検索エンジン最適化)に優れているのか?
結論から言うと、ユーザーの検索意図はキーワードごとに違い、どんな検索結果を返すのかも異なるので、noteで記事を書くとGoogle検索で上位表示されるとは限りません。
例えば、「ペペロンチーノ 作り方」で文字がずらっと並んだnoteの記事が出てきても困りますよね。このようなキーワードでは、Youtubeの動画や写真付きの解説などが出てくるはずです。
しかし、反対に文字情報で済むキーワードについて、noteが検索結果で上位表示されやすいということはあると思います。
noteの運営会社がSEOに力を入れている例
実際、noteを運営しているnote株式会社がSEOに力を入れているということも明言しています。
例えば、2019年noteはSEOのためにドメインをnote.muからnote.comに移行しています。
もともと、noteは.muというモーリシャスのドメインで運営されていたのですが、それでは日本で戦えないということで、.comの所有者に交渉して購入したそうです。以下の記事で詳しく解説されています。
▶︎note急成長の舞台裏と.com .jpドメイン取得の経緯を聞いてきたよ(第2回)
インタビューでは、noteでCXO(Chief Experience Officer)=体験最高責任者の深津さんという方が出てきています。普通の会社には体験最高責任者なんていないですよね。
このことからもnoteがSEOに力を入れていることがわかります。
SEOとは検索エンジン最適化のこと
ご存知の方も多いと思いますが、SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)のことです。
Google検索エンジンで上位表示させるための施策をSEO対策と呼んでいます。
Google検索での上位表示は、商品やサービスを販売している企業や個人のマーケティング戦略で、もはや無くてはならないものになっています。
SEOに影響を与える要素は200個以上
Googleの見解によると、Webサイトやページの順位づけに影響を与える要素は200以上あるとされています。その要素はWebサイト全体で影響を与えるものや、Webページ単体で影響を与えるものに分けられます。
Webサイト全体でSEOに影響を与えると考えられる要因
Webサイトの品質、表示スピード、ドメイン、サイトの見やすさ、回遊のしやすさ、セキュリティ、構造化データのマークアップ、サイト階層の整理、広告の有無、モバイルフレンドリーであることなど、少しあげただけでも様々です。
また、Webページ単体で影響を与えると考えられる要因もあります。
ページ内容の品質、情報の新鮮さ(新しさ)、そのページにリンクしているサイトやページの品質・数、検索キーワードの有無、表示スピード、URLのわかりやすさ、サイトの見やすさ、専門性と権威性の明確化、記事タイトルと説明文を検索結果に適したものにする、見出しタグの使用、コンテンツ量など。
Google検索エンジンはこれらの要素をアルゴリズムで瞬時に判断して、検索結果を表示しています。
(参考:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド Google公式サイトSearch Consoleヘルプ)
Google検索エンジンの仕組みについては、別の記事で詳しく解説しているので、下記のページ(外部サイト)をご覧ください。
▶︎Google検索エンジンの仕組みを図で解説【SEO初心者向け】
noteがSEOの施策で優れている3つの要素
1.シンプルなUI(ユーザーインターフェス)で読みやすい作りになっている
noteは、文章を読みやすさに非常に優れた見た目(UI)をしています。
文章中心のブログに特化しており、文字の装飾は見出しや太字など最低限のものに限られています。また、画像が少なくてもユーザーが読みやすいデザインになっていることも特徴です。アカウントごとにその見た目も統一されています。
訪れた読者に優しく、ユーザーフレンドリーであることが、noteがSEOに優れている一つの点です。
2.広告が無く、ページの表示速度が早い
ユーザーの満足度を妨げる目障りな広告が一切ないことも、noteがSEOに優れているポイントです。
広告がないことによって、ユーザーは記事を読みやすくなります。また、広告が無いことで、Javascript(サイトに動きをもたせる機能)が少なくなり、ページの表示速度が早くなります。
Googleが掲げる10の真実でGoogleは、
遅いより速いほうがいい。
と明記しています。
シンプルな作りで表示速度が早いこともnoteのSEOが強いと呼ばれる由縁です。
3.ページ階層の適正化
ページ階層の適正化とは、簡単に言うとページが漏れなくダブりなく、階層になっているということです。
これによって、ユーザーだけでなくGoogleのプログラムも検索エンジンに情報を登録しやすくなり、ページがクロールされやすくなります。
クロールとは、GoogleがWebページを検索エンジンに登録するために、そのページを理解することです。
クロールはユーザーがページを読むように行われるので、クロールされやすい=ページやWebサイトがユーザーにとって、回遊しやすくわかりやすいということになります。
これら3つの要素がnoteのSEO対策に寄与していると考えられます。
まとめ
今回紹介した以外にも、SEOに影響を与えている要素はあると思われます。
しかし、 Webサイト側のSEO対策はnoteを運営している方だけが変えることができるので、ユーザーとしては何より作成するコンテンツに力を入れるのがおすすめです。
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