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たつみくんの2022年:振り返り記事って誰得なん?!でも書かずにはいられないんだよね#22_16

結論:2022年も、結局はあなたに「ありがとう!!」ってことですよ。

気づけばもう夜になっていて、気づけばもう1年の終わりになっている。
毎年のことだけど、今年は特に多忙を極めていたなぁ、、と振り返る2022年。
1年の振り返り記事って誰得なん?!って思いつつ、例に漏れずぼくも数字の奴隷の一人として、画面の向こうのあなたに知ってもらいたいと思うんです。

悩み苦しみ煩悩に振り回されて
幸福と博愛をおすそ分けしながら

ぼくはこうやって生きていたんだ!!
ということを。

あ、先に言っておきますね。
今年も本当にありがとうございました。

言葉も交わしたあなたもそうじゃないあなたも。
いつも顔を合わすあなたも未だお逢いできてないかもあなたも。

このテキストを眺めている画面の向こうに確実に存在する「あなた」がいたから、ぼくは今日も息をして過去を振り返って時間の経過に想いを馳せることができるのです。

今年もお世話になりました。
また来年も、欲を言うと死がぼくたちを別つまで。
ご指導ご鞭撻エコ贔屓!!
どうぞ何卒よろしく御奉る次第です。

一人は孤独で複数だと煩わしい。どっちもどっちならぼくは面倒でも人と生きていたい。そんなことを思った2022年なのでした

宿場町のシェアハウス宿場noie坂勘の愉快な仲間たち

もう記憶から薄れているんだけど、ぼくは数年前に会社を潰した。そんなことがありました。
理由は、簡単に言うと人間関係のもつれというやつで、500万円の借金と100万の未払いの請求書、預金残高30数円の通帳が置き去りに、それに携わっていた関係者がいなくなっていたんです。人生最大のインパクト!!笑

ぼくのそのときの感情はとても複雑で、双方の目線、関係者の目線はそれぞれで、誰がその物語を語ったところで誰を断罪することはできないだろう。いまとなってはそう思うんですね。ぼくにも至らないことや悪意があったということを否定することはできない訳です。

ぼくは二十歳の頃にイベント企画団体を運営していて、20代前半の学生やそれよりは年上の箱(クラブなど)の人、オーガナイザーなど、たくさんの人間関係がりました。人を集めて何かを興す度、お金が動く度、人の善悪や感情が生み出すトラブルに振り回されたり巻き込まれる機会も少なくなかったんです。

常に人は不安定で嘘つきで残酷である。
それでいて、常に人は暖かく慈悲的で愛に溢れている。
なんて不確定で不条理なことでしょう。相対する善悪を同じ身体に宿しているのが、人なのです。

「この世に善い人も悪い人も存在しない。在るのは、自分にとって都合の善い人か悪い人だ。」高校時代に衝撃を受けた言葉は、とある僧侶からいただいただものでした。

目の前の人を悪者にするということは、目の前のぼく自身もその同義ということんでしょう。

古民家noie梢乃雪に坂勘シェアメイトと泊まりに行った

そう考えると、人は愉快で可笑しくて愛おしい。
言ってしまえば、ある程度の善悪はその人に対峙している、ぼく自身が決めることができるということ。相手を憎むということは、相手もぼくを憎むということ。

ならば、これまでにぼくに降りかかった憎しみなどの感情は、ぼく自身が生み出したのだ!と結論づけても遠くはないのでしょう。あのときの憎しみは相手も抱いていたというです。ぼくはなんて愚かなことをしたのだろうか。そんなことを過去を振り返る中で思い出すのです。

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長野県小谷村のリゾートホテル。これから旅が始まりそうでしょ

ぼくたちの生業は宿場町のシェアハウス【坂勘-sakakan-】と、旅と買付、地域古物の買取を行う【旅する古物商-hito.to-】です。今年の初めは3名のメンバーが、いまでは5名となりました。

会社を潰した当時は、これからは一人で細々とやりたいようにやっていこう。
そんなことを考えていたのに、どのような時間軸を辿ればこの結論に行き着いたのか。ゲームの世界で旅をしているように、シェアメイトも運営メンバーも、どんどん増える一方です。笑

人は一人では生きられない。
どうやら動物の中で最下級の身体能力の生き物であるぼくたちはそういうシステムで生きていくことになっているみたいです。

坂勘の周りの雪をエンタメ的に一掃するぼくたちです

一人は孤独で複数だと煩わしい。どっちもどっちならぼくは面倒でも人と生きていたい。

結論としてはそんなところなんですよ。ぼくもあなたも、冬の寒さに身を寄せる相手が必要なんです。

愉快で不安定で日々精進するみんなと、右往左往しながら地域をフィールドに地域のハッピーに関与しながら、自分たちの食い扶持を稼ぐのだ!!

そんなことを実行しつづけているぼくたちです。簡単じゃないし利益が大きな業態じゃないから結構大変!!笑
なんだけど、、思いの外ハッピーな日々を生きている。

感情や思考的な2022年の結論は、そんな人との関係を生み出し続けるぼく自身の原点を振り返るようなものとなりました。
ほんと、今年も善い1年だったよ。ありがとう!

優しい老害に、オレはなる!

優しい老害の一人、お髭のおじちゃん。口の悪い愛しきチェロ弾き。

気づけば30代も後半に差し掛かる今日この頃。2022年半ば頃に突如とぼくの目標値なる言葉が生まれたんですよ!!それが、、

優しい老害

新聞ニュースで日本の現状を憂いてどれだけの時間が経つでしょう。様々な要因があるにせよ、その一つとして目を避けられないのが「老害」ではないでしょうか。

それらは政治にも、経済にも、ど田舎の地域でさえも。日本全国津々浦々に存在するようですね。どうやらぼくも、塩尻で活躍する同年代も例に漏れず、未来的には若さを落としめる「老害」になるんじゃないか、、そんなことを想像すると、未来がとてつもない曇天に包まれる、、

でも待てよ。老害の害たらしめる要因は、様々な利権を自身の元で堰き止めて、循環を促さないことにあるんじゃなかろうか、、!!

来春から再生しようとしている坂勘最寄駅の隣の関所亭。
飲食店機能を持つコミュニティスペースにしたい

そう考えると、老害なる人物は利権を我が物にできるような、人脈や立場がある人材。彼らがその利権を堰き止めず、地域に循環し分配することができたのだとしたら、、どうだろう。

ぼくが(勝手に)師として仰ぐ空き家バンクの藤森さんは、役所時代に培った知見や人脈を堰き止めず、自ら茨の道を先陣切って進み、常に後進に分配し続ける人。どう考えても利権を欲しいままに至福を肥やす老害になれたはずなのに、どうして茨の道を進むこと決めたんだろう。

そうか!こんな人になるようにぼくも歳を取ろう。

この思考から生まれたのが「優しい老害」なんですね。
誤解が生まれる表現とは思いつつ、インパクトが強いので気に入って使っています。笑

となればぼくの目指す未来が見えてくる!
地域での関係性を広げて、人の人生と向き合い、たくさんの利益を生んで
ぼくはこれから利権にまみれる。

ぼくの発言を地域の誰も無視できないような、そんな分厚い皮の老人になろう。
そして、ぼくに集まる全てを後の世代に分配するんだ。

優しい老害に、オレはなる!

老いていくことに希望を持つことが出来たことは、これまでの人生の初めての出来事です。人生の目標値ができました。どんどん地域に貢献して、地域を我が物顔で動かす猛者となるのです。ぼくは。

果たして10年後にも同じことを言い続けられる人生を辿るかどうか。
36歳の当時の自分をがっかりさせるなよ、未来の自分

2022年の写真を眺めてみる。多彩で入り組んだ日々でした。

3月に買付旅で訪れたカナダ。来年はもっと旅しよう

いつものスタバのカウンターで、几帳面に整理した日付ごとの写真をかたっぱしから眺めてみる。なんて多彩で入り組んだ日々だったんだろう。どれだけの人と酒を呑み、どれだけのムダ話に興じたことだろう。その時の熱量や、果たせていない約束を思い出すのです。

「失敗しないとしたら今日何をしたい? 今それをやりなさい」
映画ニューイヤーズイブより)

カナダのアンティークショップの時計たち。なんだか情緒を感じる

36年の人生で何人かの友を亡くしました。時間は常に有限で、その終わりがいつ訪れかなんてわからい。だから。

心意気はいつだってそうでありたいと願います。
今日ぼくは本心で言葉を発しただろうか。目の前のあなたと向き合うことができただろうか。今日を満足に終えることができるだろうか。

その問いに堂々と頷くことはできないけれど、有限の時間の中で常に「やる。」を選択していこうと、願うのです。

長野県であれこれ活動をする人たち。真ん中にいる横やんと2023年はあれこれがんばる。

かかってこいよ新時代。
なんてつぶやきながら、迫る明日にビビります。未来は不安でいっぱいだもの。それでも、訪れる未知への好奇心はぼくの心を踊らる。好奇心と不安のシーソーが行ったり来たり。それが人生なのかもしれないですね。
あ、、なんか、エモ過ぎてごめんなさい。笑

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旅する古物商-hito.to-の拠点となる倉庫を解放する\倉庫の日/の光景。
古いかき氷機を再生したやっさんと、それを食べようとするあさみさん。

ほんとは写真で今年1年の出来事をアレコレと振り返ろうと思っていたんだが、、
2022年で感じたことをつらつらと書いてしまった。思いの外暑苦しくも情緒的になり過ぎた!!笑

振り返り記事って誰得なん?!でも書かずにはいられないんだよね。

まぁ、新年も変わらずにそんなぼくですよ。優しい老害までの道のりは長そうだ!
今年最後の1日を謳歌します。あなたに逢えるその日を夢に見て。新年へと願いを託したいと思います。

それじゃあ、またね。ありがとね。

2022年12月31日
写真とテキスト:たつみかずき

↑2022年の始まりはこんな感じだったらしい

↑たつみくんの生業

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