大学の実習

 今回のテーマは「大学の実習」について書いていこうと思う。

 私の大学では、学士は経済学だか地域経済という他大学の皆さんの知っている経済学部とは少しユニークなところがある学部に所属している。そこでは、各地域に7名から10名ほどのグループを男女混合で振り分け、40日間その地域に滞在してその地域の課題解決や地域資源の算出に従事する地域実習に取り組んでいた。私が1年生の時に行ったのが、長野県の上伊那に実習で行き、そこで、40日間地域の課題から活性化プロジェクト等取り組んだ。学部の中では、実習制度があったりして、例えば、看護学部の学生の人も実習で、実際に看護の仕事ややり方等を見ながら実際に取り組むプロセスがあると思うが、こうした実習制度の面白いところは早い段階から社会の大人と関わり方は違うかもしれないが、密に関わっていけることだと思う。大学の一環としてのものであれば、強制的に嫌でも参加しなければ単位は貰えないわけなので、実習での経験も含めてかなり重要なものなのかなと考える。

しかし、私が行かせて頂いた長野県の上伊那地区は、東京とは、180度環境が異なるため、ホームシックになる同期が何人かいた。地域課題解決の目処が立たない問題やどうしたらより良い地域社会を形成することができるのか。転出の流れをどのようにして止めることができるのか。思考停止に何度も陥ったのも何度もあった。地域実習は、まだ珍しく、大学として取り組んでいる大学自体があまりにも少ない。今となっては、色んなプログラムで大学ごとに独自のノウハウで取り組まれたり、サークル活動の一環として取り組まれている素晴らしい学生さんが増えてきた。地域の持つ課題は、地域だけではなく、東京もかなり今後20年、30年見据えた時には人口減少から社会制度も含めてかなり生計が成り立たない状況の一歩手前にいる段階ではあるが、地域社会の場合は、東京と大きく違うのはコミュニティ形成が東京と比べて大きく取りやすいということである。よく東京の人は、近隣の人ともコミュニケーションが取れていないとか隣に住んでいる人を知らない。とか言われる所以でもあるが、それだけ東京は近隣とのコミュニティを形成する必要性がなくなったことも帰依している。

 地域実習プログラムは新型コロナウィルスの影響で大学3年生の時の実習は行くことが残念ながらできなかったが、それでもクラウドファンディングという手法でマーケティングや支援者を募ったりかなりビジネスにおける実践に近い部分は体験させて頂けたので、コロナでナイーブになる中、面白い試みができたと、私は1人で感動していた。

 実習で分かったことは、地域の人たちは東京の多くの人たちと違ってメンタル面に余裕があり常に面白いものやイベントを企画したりして大きな交流を深めていくということをしている。東京でもイベントは多いが、そこに他人同士のコミュニケーションは果たしてどれぐらい生まれているのか。恐らくそんなに会話はなく終わっているケースが多いのではないだろうか。

 実習は、大人と関わる大きな意義のあるものだと思っている。コロナになって名刺交換から社会人マナー的なことはなくなってしまったかもしれないが、そう言った体験も社会人になる前に学べたことは研究以外にも大きな素養が身についた。

 今回は、実習について長々と書かせていただきました。
また、土曜日は投稿時間が遅くなる可能性があるので、ご了承下さい♪

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました☆

 毎日(土曜日を除く)朝noteの方を投稿しています。大学在学期間中は大学のことを書いていきますので、是非よろしくお願いします☆

 また明日お会いしましょう!

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