ロックの原点

「イエスの思想を理解できなかった弟子が(新約?)聖書を作った」と主張する書籍の存在を初めて知った。

もともとはシンプルだった思想に弟子たちが色々足して聖書を作った、というような話らしく(未確認)、その仮説に倣って語るならイエスの思想は老子くらい広く素朴だったのかもしれない。

そしてこの説を肯定するとするなら、どんな宗教だって学問だって本質はシンプルで素朴なもので、そこに人の都合や自我がくっついて今の形になっているような気がする。

これはギターの歪みにも当てはまりその始祖がジミヘンだとするなら、チューブ(真空管)アンプに向かい「アンプが出せる音量の限界」に挑戦した結果、発生した音が歪みであり(クリッピングポイントという精神的、物質的なリミッターを超える事で生まれた)その思想を理解せず小手先で作った歪みはロックではなく、金儲けの為にでっち上げられた流行のようなものだ。

そう、ロックの原点は、ただの「バカでかい音」なのだ。


…といった語りたがりの弟子が自我をぶつける事で、ややこしくなるわけですね。

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