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結局、君が1番なのではないのか…

お疲れ様です。TATSUKIです。

僕の手持ちカメラは、使用率の高いものだけでも5台(デジ一眼3台・コンデジ・フィルム一台)なんですが、その中でも特に使用率が高いOLYMPUS E-1くん。というか、さん。

E-1は遡ること2003年。デジカメ黎明期にOLYMPUSから世に送り出されたデジタル一眼レフです。
当時のOLYMPUSが、新規格とした「フォーサーズシステム」の第一号機として、満を持して誕生しました。
発売当時の価格は約15万円。それが20年近く経った今は二万円前後で購入できます。僕も某オークションサイトにてそれくらいで買った気がします。

僕の個体は、経年劣化がほぼ無かったので、グリップもサラサラ。しかもシャッター回数は100回以下でした(購入当時)。

なんせ2003年製ですからね〜。僕は2006年製なので、E-1は年上なわけです。ついつい敬称を付けたくなっちゃいます。

買おうと思ったきっかけは、単純に「巷で噂のコダックCCDとは一体何者なんだ……」と思ったからですね。
調べれば作例が出てくる出てくる。その濃厚な青の発色に、世間の人々と同じく心を打たれたのでした。

OLYMPUS E-1 + Zuiko digital 25mm F2.8
OLYMPUS E-1 + Zuiko digital 25mm F2.8

もうね……青なんです。

肉眼で見るよりも青がどぷっりでます。

初めはE-300、E-500のどちらかを買おうと思ってました。画素数が800万ありますから、安心できるだろうなと。E-1は500万画素ですから、低いんです。


その当時は部室にあったPENTAX K10D(1200万画素)を借りて使ってましたんで、それに近い画素数なら僕の使い方で許容できると踏んだ訳です。

でも結局E-1のデザインが忘れられなくて、画素数のことなんて忘れて落札しました。
調べると「E-1のセンサーが1番色が濃いぜ!」という書き込みを発見して、まあ心躍りました。

このデザイン、興奮しませんか?
レンズマウントとペンタ部がカメラの中央付近に設置されるのが、一般的なカメラのデザインです。
でも、このカメラはそれらが機体の左側に集約されています。
今見てもかなり奇抜なデザインだと思います。当時はどのような評価だったのでしょうか、気になりますね。

しかも、このデザインかなり理にかなっているんです。

ファインダーを覗く時、僕は右目を使います。
ファインダー内に映し出されている像を、右目で見ていますが、この時に左目は閉じずに、フレーム外の様子を確認して撮ります。予期せぬ被写体が来ないか見張る訳です。

そのようなスタイルで撮る時に、左目付近にカメラの構造がほぼ無いので、広い視野を確保できるんです。

これがもうね、めちゃくちゃいいんです。使えば分かるはずです。

OLYMPUS E-1 + Zuiko digital 14-54mm F2.8-3.5
OLYMPUS E-1 + Zuiko digital 25mm F2.8

心配していた画素数の問題も、個人的には特に問題がありませんでした。
拡大すれば、確かに画像がピクセルピクセルしている感(?)も否めませんが、モニターで普通に見る分には何ら問題はないです。A4印刷も耐えます。

後輩がE-3などのフォーサーズ機を複数持ってて、E-1はボディだけ買った僕はしばらくその後輩から14-54mmを借りて使ってました。

重かったです……。しかも古いし、あんまり出動回数は多くなかったですね。初めは。

でも、ある日誕プレとして彼女から25mmのパンケーキを貰いまして、それと組み合わせればもうめちゃくちゃ軽いし、スナップに使いやすすぎるカメラに進化してしまいました。


OLYMPUS E-1 + Zuiko digital 25mm F2.8

本当に軽快で、さながらRICOR  GRのような使い方をするようになりました。

OLYMPUS E-1 + Zuiko digital 25mm F2.8

目に留まったもの、全部が、ちゃんと絵になるんです。
古いのに、オートホワイトバランスも非常に優秀。

OLYMPUS E-1 + Zuiko digital 25mm F2.8

青色以外も、濃密に描き出してくれます。
これはCCD機の利点ですね。素晴らしい色味です。

OLYMPUS E-1 + Zuiko digital 25mm F2.8

3300万画素、SONY α7IVも使用してますが、結局こういった「不完全な描写」を求めてしまいます。
画素が低い故の、味というものが、もう、たまらない。

これからも長く連れ添っていきたいですね。
デジタルカメラはいつかは壊れるもので、いつまでも使えるものでは無いです。
でも、その時が来るまで、大事にしていこうと思います。

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