見出し画像

ちょっぴりカナダの大麻の話。

なんとなく実験的に毎回色んな話題を振ってみている今日この頃です。

自分が今参加している、ひろゆき氏が運営をしているオンラインコミュニティの『ペンギン村』内で大麻に関する質問をしてみた所、自分が思った以上に基本的な事やカナダに住んでいると当たり前に見える事が実は日本からの視点ではあまり共有されていないことに気付き、ちょっとだけカナダの大麻事情について自分が感じたことを含め書いてみる事にしてみた。

(大麻の是非に関しては今回は置いておきます、取り敢えず現状はどんな感じなのかを少しシェアしてみようという企画です。)

そもそもカナダで大麻というとどんな感じなのか?
パパっと思いついた限りの現状がどんな感じなのか羅列してみる。

・位置づけとしては酒、タバコとほとんど変わらない
・基本のルールはタバコとほとんど同じ
・タバコと同様公園やパブリックなスペースでの喫煙は制限されている
・街中でも歩きながら吸っている人も割と多い
・ビーチなどに行くと吸っている人は結構いる
・IDさえあれば購入は比較的簡単にできる
・大麻薬局(ディスペンサリー)は街中に結構点在している
・政府が運営するウェブサイトからも簡単に購入可能
・配送もAmazon等と変わらず数日以内には配送される
・パブリックでの消費はお酒の方が厳しく取り締まられている様に感じる
・パブリックで喫煙しても警察に注意はされど逮捕はされない

日本では、『大麻=悪、犯罪』のイメージがとても強いので、なかなか理解されにくいと思うが、カナダで大麻と言えばタバコや酒とさほど変わらない程度の単なる嗜好品の一つというような位置づけである

購入に関しても、多少州によってルールが異なるが、酒、タバコとさほど変わらず18歳−21歳以上を証明するIDカードを見せる、もしくはオンラインの場合、年齢を証明できるIDを提示する事で登録をし、購入することが比較的簡単にできる。

小売店に関しても、政府運営の物が多く、オンラインショップも政府(州)運営のショップで普通のファッション関連の商品をオンラインで購入するような感覚で購入し、自宅や職場に届けてもらえるので、受け取りの際に再度IDを提示し受け取る事ができる。

画像2

(バンクーバーのあるBC州が運営するウェブサイトの1ページ)

自分は以前、何度か購入した際、普通に職場に配送してもらい職場の受付預かりにしてもらっていた。基本的には政府が定めた厳しい基準によって梱包などの規則が定められている為に、特に匂いが漏れたりすることもなく、Amazonの購入品を受け取るような感覚で職場にて受け取っていた。

州によっては販売を目的としなければ、家庭での栽培も認めている所もある。(自分の住んでいるBC州では1家庭につき4鉢までの栽培が認められている。)

街中にはコンビニの様に普通に大麻薬局(ディスペンサリー)と呼ばれる小売店がいくつもあり、今現在も政府からのライセンス待ちのオープン準備中の販売店は日々増えているように見える。

画像1

ディスペンサリー内は大抵の場合まるでアップルストアのようにモダンな内装で、店内には乾燥大麻から、成分を抽出したオイル製品、カプセルになったものや経口スプレー、エディブル製品(食用のチョコレートやクッキーなど)が置かれている。

店内にはバドテンダー(buds:バッズとは乾燥大麻の花穂、いわゆる大麻といればこれと思える乾燥大麻の事、とバーテンダーを混ぜた造語)と呼ばれる、お客さんに適切な商品説明や製品を勧める役割を担ったガイドスタッフが常駐し、適切なサービスを提供している。

このように、カナダにおける大麻の位置づけは非常にカジュアルで、多くの人に単なる嗜好品の一つというような受け入れられ方をしている。

では街中が犯罪者であふれ、ゾンビだらけのような世界になっているかと言えばそんな事はなく、ごくごく普通に人々は暮らしている。
(多少、ホームレスやハードドラックに身を染めたヤバメの人はいるが、ある程度スラム地区に限定されているため、そういう場所には近づかないのが無難である。)

まだまだ政府としても実験段階で少しずつ製品に関しても規制を緩めながら同行を伺っていると言う感じであるが、まだまだ生産量やディスペンサリーの量が少なく、本来の目的であるブラックマーケットを駆逐するという所までは言っていないというのが現状であるが、今後この流れがスロウダウンすることはないと予想される。

兎にも角にも簡単ではあるが、カナダにおける大麻の現状を書いてみたが、大麻に関しては日々多くのアップデートがあるために、今後も少しずつ情報を発信していければと思っています。

ではでは、今日はこの辺で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?