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Instagram、アーカイブ機能の正しい使い方。

「あ、〇〇さん、珍しくインスタ投稿してる!」

ポチッ👇「❤️」(投稿自体をタップする場合は2回連続で素早く。)

〈その後〉

「あれ!?消えてる!アーカイブかよおおおお、気まず!」

インスタユーザーのみなさん、このような経験ございませんか?そこで今回は、そんなもどかしい気持ちを自信に変えるべく、ユーザーの皆様に、私からアーカイブ機能の正しい使い方についてご説明したいと思います、心して聞いてください。

自分は結構、勘付かないタイプでいいねを押してしまうことが多いので、このような失敗(?)をたくさんしています。

けれども、こんな経験がトラウマとなって世界から「いいね❤️」が減ってしまうのは私としては大変心苦しいものでございます。これだけは確信あるのが、数年前と今とでは、友人の投稿に対する「いいね❤️」の数は激減していると思うのです。折れ線グラフでいうと、右肩下がり、生物の「レッドリスト」でいうと、「絶滅危惧I類 (CR+EN) 」といった具合に。

そもそも、アーカイブ機能とはなんなのか?その歴史から紐解いていきましょう。

アーカイブの歴史は遡ることちょうど6年。2017年の5月に実装されました。歴史、浅すぎて語ることない。

「アーカイブ」とは、保存、記録という意味ですが、投稿した時点で、「保存・記録」はされているので、この機能に「アーカイブ」と名づけるのはそもそもナンセンスなのではないかと思いますね。僕が名づけるとしたら、、、この先はご想像にお任せします。

この機能を活用することで、投稿したものの公開・非公開を設定できるようになり、非公開にすることによってその投稿が「自分だけの記録」となるわけですが、ここで本来の機能としての役割は終了するわけですよね。いわば紙の日記みたいなものです。 

この、アーカイブ投稿を非公開のまま留めておく、自分だけの記録としての本来の「アーカイブ」機能を本来然として活用できている優秀なインスタユーザーはどれほどいるのでしょうか。答えは簡単です。いません。

では、どのような使い方が、横行し、黙認されているのでしょうか。

2通りあると思っています。

①過去投稿を非公開にして自分だけの記録として楽しむ(?)タイプ
②あらかじめアーカイブとして投稿したのち、数日後に公開するタイプ

①について、過去に投稿したものを非公開にするケースは十分考えられます。これはやはり、過去の自分ではなく今の自分が一番素敵である証拠ですよね。最高です。今の自分を愛して生きてる人間を一生推していたい。(Z世代味を感じる)

snowをはじめとする自撮り加工アプリが大流行していた時期の写真、消したくなります。高校時代の勉強に囚われていた芋臭い自分の写真、消したくなります。どれを施してもハズレになる(あくまでも個人の見解ですが)Instagramの写真加工機能をバリバリ活用していた時期の写真、消したくなります。(漢は黙って月1700円の「Photoshop」)

10代から20代にかけて、多感な時期だと言われる所以や、逆に自己を画一していく時期だと言われる所以も、この「アーカイブ機能」という"フィルター"を通して、よりはっきりわかってくるものなのではないでしょうか。

どんなことに触れ、影響されたのか、そして何を切り捨てて今の自分があるのか、それらと向き合うことで新たな自分の一面を発見することができるかも。

というね、10年後の就活にありそうな自己分析のフレームワークを紹介しました。

ここからが本題だと思ってください。②について斬っていきます。

②ですよ、この世界から「いいね」を減らしているのは。私にはその心理があまりよく理解できませんが、一旦の考察をここで発表していきたいと思います。結論として、公開するということは「見られる」わけですから、「見せたい」という心理はどこかにあるはずなんですよね。

この「見せたい」という心理がどういう「見せたい」感情かですよね。一旦非公開にするということはある程度「見せたくない」心理が働いています。ここから2つの仮説に分けられます。

1つ目 フォロワーや世界中の人たちに軽々しく見せたくない投稿

2つ目 フォロワーや世界中の人たちに見せるほどでもない投稿

1つ目の、「フォロワーや世界中の人たちに軽々しく見せたくない投稿」はよくよく考えたら面白いですよね。見せたくないのに公開してしまうので、結局見ようと思えば誰でも見れてしまう。この矛盾やカオスの中で生み出されるアーカイブ投稿というのは、輝きを放っているのではないかと思います。

というのも、見せられる投稿、それは万人受けするような無難な投稿(だと私は思っている)で、そのユーザーのオリジナリティ(ユーザー自身の写真なんかもそうですが)が感じ取れる投稿や、そのユーザーが本当は発信したいメッセージというのは、この「なんちゃってアーカイブ投稿」にあると思うのです。

(普通の投稿があることによってアーカイブが引き立つ、という具合ですよね、陰翳礼讃を思い起こさせますね。)

「批判的な声が怖くて本投稿できない!」そんな悩みの声を受けて立ち上がったのが、お分かりの通り、「Instagramアーカイブ機能実装プロジェクト」なのです。

こう考えると、アーカイブ用の投稿に間違って「いいね」を押してしまうことは、その人の価値観を尊重し、応援している、という意味を含むため、良いことなのかもしれません。

一方、いいねしたはずの投稿が再投稿され、いいねを押す間もなくアーカイブ行きにされていた経験もあるので、一概に良いとも言い切れません。そういう時は、悲しいですが、察することが一番です。

2つ目の、「フォロワーや世界中の人たちに見せるほどでもない投稿」は結構よくあることだと思います。情報量の少ない風景写真や日常的な写真があるあるです。そのユーザーの世界観づくり的な役割を果たしている気がしています。メインの投稿とアーカイブ投稿を組み合わせて素晴らしいプロフィールが完成するわけなんですよね。

一般的な投稿の隙間を埋めるように挟まるアーカイブ投稿、お好み焼きでいう所の、「つなぎ」ですね。「油引きに3年、つなぎに8年」というお好み焼き界の格言があるように、「つなぎ」はそのお好み焼きを語るものとされています。Instagramも同じです。つなぎが全てを物語る、そういうことですよね。

というのは冗談だとしても、こうした使われ方をされているアーカイブ投稿は、一眼見てパッとその人を物語るもの、という認識で良いのではないでしょうか。一方、こうしたアーカイブ投稿、これもまたどんどん似たり寄ったりの雰囲気になっていっている気がしますねぇ。

クリエイティブおじさん(略してクリおじ)「もっとクリエイティブ出していこうや!」

【クリエイティブおじさんが選ぶ、アーカイブ投稿あるある】
第1位「カーテン」

まぁこうして思うのは、人を選ぶ投稿機能ってのが生まれるかもですよね。「親しい友達」的なね。でもこの「親しい友達」機能にも色々問題点あるよな〜、誰々の親しい友達に入ってなかった云々など所々で聞こえてきます。あれ受け手に「親しいですよ〜」って伝える必要あるかな?投稿云々の前に色々な犠牲が生まれている気がするんだよねー、まあいいですあとで話します。

というわけで、Instagram、アーカイブ機能に関する考察でした。

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