March of lover2023に向けて

去年のマチラバーが終わって
正直、もう絶対したくないと思っていた。

見えない義務感をずっと感じていて、
お客さんやバンドマンとの約束、
「続けないといけない」と言う自戒に縛られて
とりあえずやる、という状況で気持ちを繋げてきた。

じゃあ、今も義務感だけで動いているのか?
と言われるとそうじゃない。
今は「マチラバーを続けたい」という気持ちが強い。
正確にはこのイベントを変えていきたい。

俺たちに取ってマチラバーは
バンドの転機となってきたイベントだった。

初年度。
初開催で平日だったにも関わらず、
ソールドに近いチケットが売れ、
大成功といっても遜色ない最高の1日だった。

2年目。
去年よりも会場もバンド数も増やして
規模を大きくしていこうと思っていた矢先、
コロナとそれに伴った緊急事態宣言に見舞われた。
有観客でのライブができなくなり、
なんとか配信に切り替え、
それでも出演してくれたバンドがいて、
イベントとしては開催することで押し切った。
しかし、箱のキャンセル代や、
その後のツアーも全て無くなった。
キャンセルを決めたとき、
背中が凍ったような感覚になったのを覚えている。

3年目は
まだまだ緊急事態宣言が明けず
いつも使っているスタジオから
配信することになった。
歓声も手拍子も熱気もないスタジオで
やるライブは悲しかった。

そして去年。
コロナが始まって約3年かかって
ようやくお客さんを入れて
開催をすることができた。
だけど、俺は悔しかった。
もっとできることがあった。
もっとイベントを良いものにできた。
もっと良い景色を見せられた。

だからもう、
悲しい思いで、悔しい思いで
マチラバーを終えたくない。

今年はやれることならなんでもやった。
ホームページも独学で作って、
もっと早い段階から動き出して、
今呼べる最高のバンドを集めた。

俺は1年目のような活気と
神戸のライブハウスシーンを
もう一回作り上げたい。

また俺たちが主役の1年を始める。
3月25日、全世界で最高のイベントは
間違いなく神戸March of loverだ。

一緒に良い景色を見よう。

チケットは3月24日の18時まで
後悔する前に今買ってくれよ!
https://eplus.jp/sf/detail/3553720001-P0030002?P6=001&P1=0402&P59=1


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