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第一回遼遠小説大賞開始

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こんにちは、辰井です。予告通り今日から第一回遼遠小説大賞を始めます。今回は色々特殊なので、必ず企画概要・レギュレーション・裏テーマを(あとできれば「一言」も)確認してから参加してください。

◆◆企画概要◆◆
企画開催期間 4月2日(土)企画開始時刻~6月5日(日)23:59

レギュレーションを満たした全作品に対し、講評が書かれ、大賞・金賞・銀賞作品などが選ばれます。賞品等は無しですが、ファンアートは大歓迎ですし、描いてくださった方はご報告ください。結果発表に載せます。

講評を書き、受賞作を選ぶ人は、今のところ主催者辰井圭斗のみの予定です……と予告では書いていたのですが、辰井がお願いしたりされたりして増えました。今回5人います。

辰井圭斗(@KeitoTatsui)
姫乃只紫(@murasakikohaku75)
和菓子辞典(@WagashiJiten)
藤田桜(@24ta-sakura)
あきかん(@Gomibako)

がそれぞれ講評を書き、合議の上で受賞作を選びます。

講評・結果発表は準備が整い次第なるべく早く主催者のnote上に発表します。ただし、主催の辰井は講評を書くのがとても遅いので「忘れた頃にやってくる」くらいに思っていてください。

◆◆レギュレーション◆◆
・新規書下ろし限定(企画開始日時以降に投稿されたものであること)
・小説であること(エッセイ等不可)
・字数は3000字以上2万字以下
・参加作品単体で成立するものであること(別作品のスピンオフ等は可だが、別作品を読まなければ話が分からないなどは不可)
・1人1作のみ
・完結済作品のみ(5人は作品ステータスが「完結済」のもののみ読む)
・企画名あるいは裏テーマなど、この企画への参加作品であると分かるかたちでタグがつけられていること
・裏テーマに合致していること

以上のレギュレーション全てを満たした作品のみ参加を受け付けます。
注意事項として、一旦企画に出したら出しっぱなしにしておいてください。出し入れ・入れ替えは厳禁です。
投稿後の大幅な改稿も、講評と齟齬をきたしますので、講評が発表されるまではしないでください。誤字脱字等の軽微な修正はOKです。

◆◆裏テーマ◆◆
「第一回遼遠小説大賞」には表テーマがありません。無。自由です。ただし、裏テーマというか、「これを意識しながら書いてください」というものがあります。それは、

「小説はどこまで遠くに行けるか」

ということです。言い換えれば、「あなたの文学的挑戦が見たい」ということです。「文学的挑戦」と言っても、ガッチガチの所謂純文学でないと駄目ということではありません。別に萌え萌えのメイドロボが並み居る敵を倒しまくる文学だってあるだろうと思ってます。そこは柔軟に捉えてください。

ただ、今回は裏テーマに対して頓智的な回答をする作品よりは、真正面からぶつかってくる作品の方が評価は高くなる予定です。「小説の可能性」を見せてください。

ここまで予告で書いて「意味が分からない」というお声も頂いたので、もう少し説明します。大言壮語するならば、私は私や皆さんが普段書いている(かもしれない)ものが属している「小説」という大きな生きものが前向きなかたちで前進できるよう皆さんに企図して頂きたいのです。少なくともこの企画に投稿する作品が、作者自身にとっての新しい挑戦であることを願っています。「そんな大層なものが書けるなら直接公募にでも出すわ」と仰るなら大いに結構な話で、この企画がきっかけの一つになるのであれば幸いです。

ちなみに、こんなテーマ設定だと、「たまたま書けたので裏テーマとか考えず適当に突っ込んだ作品」がいくつか入って来るかもしれませんが、そういう作品だなと思ったものに関しては私が門前払いするかめちゃくちゃ冷たい講評を書く予定です。裏テーマを踏まえて書いた作品でご参加ください。

「お、なんかいいの書けたやん、賞っぽいのあるし突っ込んだろポチィ」とか絶っっっ対やめてください。それをしていいのは常に「小説はどこまで遠くに行けるか」を考えて書いている書き手だけです。企画開催期間は2ヵ月あります。渾身の一作をお待ちします。

◆◆講評を書く人たちから一言◆◆
講評を書く5人から一言です。
辰井圭斗:主催です。「小説はどこまで遠くに行けるか」って自分で設定した裏テーマですけど、「これ書くのも難しいけど読む方もめちゃくちゃ度量試されるやつじゃん」と言って頭を抱えています。でも、今私が一番読みたいのはそういう小説でした。ちゃんと作者のやりたいことを読み切れるかは自信がありませんが、本気で読みます。書けたら来てください。

姫乃只紫:評議員Bです。
面白いかどうかというより、誰も彼もがスキマを埋めるに"ちょうどいい"娯楽を求めている昨今。当企画の裏テーマはある種時流に逆らうものであり、常日頃「小説はどこまで遠くに行けるか」を努々忘れぬ物書き諸氏が追求するにふさわしいテーマであることよなぁと思います。
とはいえ、小説というテキストの集合に当企画の裏テーマを見出すこと自体は、書き手・読み手を問わずそう難しい所業ではないと思いますゆえ。肩肘張らずあなたなりの「文学的挑戦」を見せてくだされば幸いです。きっと、脱力からしか生まれない力もあるでしょうて。こんな感じで締めちゃっていいんですかね? てへぺろ。

和菓子辞典:初めまして、和菓子辞典です。好きな食べ物はどら焼きです。こういったコンテストの評議員をするのは初めてなので若干緊張しています。
 そんな初回の裏テーマが「小説はどこまで遠くに行けるか」、これまた難しいのがきました。意味合いが多義にわたるところと、評議が大変難儀なところ、書く人読む人両方にとって大きな課題だと思います。しかし書くからにはきっと、ある限りの力を尽くされることでしょうし、任されたからには、ある限りの力を尽くそうと思います。
 共に挑戦する同志として応援します。よろしくお願いします。

藤田桜:健康的な時間にこんにちは、不健康な時間にこんばんは。第一回遼遠小説大賞に評議員として参加させていただくこととなりました、藤田桜です。他の人がお書きになった作品を講評させていただくのは初めてのことですが、せいいっぱい頑張らせていただきますので、ぜひ、みなさまの全身全霊のこもった意欲作を読ませてください。願わくば、あなたの行く先を祝う「遼か遠くへ向かう小説」の産声を聞けますように。

あきかん:あきかんと申します。初めての方、よろしくおねがいします。ご存知の方も何卒よろしくおねがいします。
 主催者の方とは縁があり、また面白いことを始めたな、と思い私から懇願して評議員をやらせて頂くことになりました。
 私個人としては、人様に「文学」を講釈できるほどの知識もなく、どうしたものかと今も悩んでいます。
 願わくば、皆様の作品を通じて文学への挑戦を試みるつもりです。より多くの「文学」に出会えることを今から楽しみに、多くの方のご参加をお待ちしています。

では、始めます! ご参加お待ちしてまーす!

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