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世論調査で、戦時下のイスラエルでネタニヤフ首相と右派の支持率が急上昇

米国民主党とイスラエル左派が選挙の実施と政権交代を求める抗議活動によって圧力をかけているにもかかわらず、ふたつの最新の世論調査によると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の支持率はイスラエル国内で急上昇しています。ブライトバートのジョエル・ポラークが伝えています。

ブルームバーグニュースはイスラエルのチャンネル12による最新の世論調査を伝えています:

〈イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、1年以上の政治的苦戦を経て人気を取り戻し始めており、10月にハマスとの戦争が始まって以来初めて、主要なライバルであるベニー・ガンツ氏を支持率で上回りました。

水曜日にイスラエル社会のさまざまな層を代表する500人の有権者を対象に行われたチャンネル12の調査では、「首相にふさわしいのは誰か」という質問に対して、36%がネタニヤフ氏、30%が[主要なライバルであるベニー]ガンツ氏を選びました。誤差は4.4%でした。〉

これらの結果は、イスラエルのチャンネル14(イスラエルにおける米国のFOXニュースに相当する)による別の世論調査でも確認されました。それによると、ネタニヤフ首相のリクード党は勢力を伸ばしており、もし今日、選挙が行われれば、イスラエルの120議席の国会で27議席を獲得することになりそうです。ガンツ氏の党はわずか19議席しか獲得できないでしょう。右派政党は合わせて58議席の連合を形成できる一方、左派政党は52議席、アラブ政党は残りの10議席を獲得することになりそうです。

ジョー・バイデン大統領とチャック・シューマー上院多数党院内総務(ニューヨーク州民主党)は、ネタニヤフ首相を追い出そうとしています。イスラエルの左翼団体も同様です。それらの団体の一部は米国政府から資金援助を受けています。しかし、イスラエル国民は米国民主党やイスラエル左翼と同じように考えてはいません。

イスラエル国民がネタニヤフ氏を支持している主要な理由は、ハマスを打倒すると共に、戦争の結果としてパレスチナ国家樹立の承認を拒絶する同氏の政策を支持しているからです。ネタニヤフ首相の政策を支持しなかった場合には、10月7日のテロ攻撃に報酬を与えることになってしまいます。

バイデン政権は、ラファ市のハマス最後の大隊を壊滅させるイスラエルの軍事作戦に反対し、パレスチナ国家の創設を主張することによって、皮肉にもイスラエル国内におけるネタニヤフ首相に対する支持を強化することになりました。

資料:https://www.breitbart.com/middle-east/2024/05/31/polls-show-netanyahu-right-wing-surging-in-wartime-israel/

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