岩本龍弘

日本のメディアがあまり伝えない米国やイスラエルの情報を発信します。日本のメディアが伝え…

岩本龍弘

日本のメディアがあまり伝えない米国やイスラエルの情報を発信します。日本のメディアが伝えるイスラエルと現実のイスラエルが、あまりにも違っていることに気づいたことがきっかけで、2015年からイスラエルを応援する記事をFacebookに書き始めました。

最近の記事

NHKラジオで原稿にない発言をした中国人スタッフは鳳凰網の「胡越」と称する特約記者らしい

遠藤誉氏は8月31日のヤフー・ニュースの記事の中で、NHKラジオで原稿にない発言をした中国人スタッフが、香港の鳳凰網で特約記者を務める「胡越」と称する人物であるらしいと述べています。遠藤氏は鳳凰網を香港のニュースサイトとして伝えていますが、実際には鳳凰網は中国の総合ニュースサイトです。 以下、遠藤氏の記事に基づいて事件を説明します。 8月19日未明、10代と言われている中国人の男が、靖国神社の石柱に落書きする事件が発生しました。犯人の姿は防犯カメラに収まっているとのことな

    • 監禁を伴う強制脱会によってPTSDを発症した事例が報告されている

      池本桂子氏と中村雅一氏が連名で「宗教からの強制脱会プログラム(ディプログラミング)によりPTSD を呈した一症例」という論文を、2000年に精神医学の学術誌に発表していました。 この論文の内容を、宗教社会学者の渡邊太氏の解説に基づいて、紹介したいと思います。 この論文では、家族と牧師による脱会プログラムを受けた後にPTSD を発症した人の事例が取り上げられています。この人は、信仰歴7年、32歳の女性でした。 彼女には妹と弟がいました。彼女は短大と大学の一年コースで養護教

      • ホーリネスの牧師が統一教会を迫害するのは不可解だ

        統一教会を迫害するキリスト教のグループは、福音派と日本基督教団のふたつに分けられます。日本の福音派のほとんどは、ホーリネスによって形成されたと言われています。それに対して、日本基督教団はリベラル派神学の影響を受けたプリテスタントの合同教会であると見られています。しかし、実際にはそれほど単純ではありません。実は、日本基督教団の中にも、ホーリネスが深く広く浸透しています。 では、ホーリネスという教派はどのような特徴を持ったグループなのでしょうか。 ホーリネスの創始者は中田重治

        • 日本基督教団の統一教会消滅宣言とナイフ事件

          ルポライターの米本和広氏によると、日本基督教団は1993年の教団総会において、「統一協会が消滅するまで活動したい」というひとりの牧師の発言を、総会決議として、賛成多数で可決しました。 この決議について、米本氏は次のように述べています。 「一つの既成宗教団体が別の新興教団が消滅するまで活動を続けると高言するのは、異様というほかない。」 当時、私は福島で伝道師として働き始めたばかりでした。家庭連合の方々には、申し訳ないのですが、日本基督教団の教師でありながら、私はこの決議に

        NHKラジオで原稿にない発言をした中国人スタッフは鳳凰網の「胡越」と称する特約記者らしい

          スティーブン・ハッサンも批判した日本の強制棄教の実態

          スティーブン・ハッサンは1953年にニューヨーク州で生まれた米国ユダヤ人です。彼は19歳の時に統一教会に勧誘され、2年余り会員として過ごしました。1985年にケンブリッジ大学を卒業し、1988年に『マインド・コントロールの恐怖』を書きました。この本は日本語にも翻訳されて、1993年に日本で出版されました。 『マインド・コントロールの恐怖』の著者であるスティーブン・ハッサンは、2000年3月29日付で、日本基督教団の小島誠志議長に手紙を書いていました。この手紙の中で、ハッサン

          スティーブン・ハッサンも批判した日本の強制棄教の実態

          BBCがイスラエル・ハマス戦争の報道で自社の編集方針に1,500回も違反していた

          イスラエルで活動する英国生まれの弁護士が、BBCの反イスラエル偏向報道を指摘した。 英国人のトレバー・アサーソン弁護士の調査に基づくテレグラフ紙の土曜日の報道によると、BBCはイスラエルとハマスの戦争が始まって以来、ニュース報道に関する編集ガイドラインを1,500回以上違反しているそうだ。エルサレム・ポストが9月8日に伝えている。 この調査では、テレビ、ラジオ、オンラインニュース、ポッドキャスト、ソーシャルメディアを通じたBBCの4か月間の配信を分析した。さらに、約20人

          BBCがイスラエル・ハマス戦争の報道で自社の編集方針に1,500回も違反していた

          10月7日からのイスラエル・ハマス戦争の内訳:テロリスト17,000人死亡

          最近のINSSの報告によると、イスラエルとハマスの戦争が始まって以来、イスラエル人1,664人が死亡し、そのうち兵士706人、負傷者17,809人、約143,000人が自宅から避難し、イスラエル領土に向けて約20,000発の発射体が発射された。 現在、101人の人質がハマスに拘束されている。 戦争が始まって以来、935の地域で警報が鳴り、イスラエル人は約1万5000回も安全な地域に避難することを余儀なくされた。 10月だけで7,721回のサイレンが鳴った。11月には1,

          10月7日からのイスラエル・ハマス戦争の内訳:テロリスト17,000人死亡

          脱会屋の戸田実津男氏が監禁棄教強要を受けた統一教会員に謝罪していた

          「統一協会=原理運動=勝共連合の暗躍を憂慮する会」の会長を務めていた戸田実津男氏は昭和63年2月10日、札幌検察庁のロビーで、検察官と監禁棄教強要を受けた統一教会の青年信者の前で、謝罪文を書きました。統一教会の信者たちは戸田会長と事務局員の二人を「逮捕・監禁罪」で札幌地裁に告訴していましたが、戸田会長が謝罪文を出したため、統一教会側が告訴を取り下げたので、戸田会長と事務局員の二人は不起訴処分となりました。 この謝罪文の中で、戸田氏は以下の四点を認めました。 ①統一教会員に対

          脱会屋の戸田実津男氏が監禁棄教強要を受けた統一教会員に謝罪していた

          読売新聞が統一教会に謝罪していた/統一教会はKCIAが作った組織ではない

          読売新聞は昭和53年3月16日付の朝刊で、「統一教会は金錘泌(キム・ジョンピル)氏が設立」とのセンセーショナルな見出しをつけた記事を発表し、同月23日付の夕刊では、「KCIAから日本に不明金、統一協会を通じて、米下院委で朴普煕(パク・ポヒ)氏証言」との見出しをつけた記事を発表しました。 原理研究会が配布したチラシの記事によると、これらの記事は「アメリカ発の不正確な情報をそのまま吟味なしにくり返したもの」に過ぎませんでした。 半年後、読売新聞社は9月23日付朝刊で、「これら

          読売新聞が統一教会に謝罪していた/統一教会はKCIAが作った組織ではない

          「週刊大衆」が統一教会にお詫びしていた

          「週刊大衆」の編集部は、同誌1976年6月7日号に「統一教会に対するお詫び」というタイトルの謝罪文を掲載しました。同誌編集部による追跡取材の結果、統一教会の「血分け儀式」を裏づける証拠は発見されませんでした。 前置き部分を割愛した謝罪文は以下の通りです。 〈本誌編集部としては、こと宗教団体と信徒の名誉にかかわることであり、社会の公器としての本誌の立場を十分に考慮したうえで、ただちに裏づけのための追跡取材を行いました。 特に、統一教会に“血分け儀式”が存在したのかどうかに

          「週刊大衆」が統一教会にお詫びしていた

          カトリック教会は統一教会をひとつの宗教と認め、宗教間対話の相手と見なしていた

          カトリック中央協議会は1985年6月22日、「世界基督教統一神霊協会に関する声明」を発表しました。この声明において、日本カトリック司教協議会は次のように述べています。 〈世界基督教統一神霊協会は、1954年韓国で文鮮明師によって創立され、韓国では六五万人、日本で三十万人の会員がいるといわれています。この運動の目的は一つの人間家族をつくり上げることであり、そのため、キリスト教を統一し、共産主義を根絶し、米国と韓国を中心に平和な世界を実現することを目指して努力しています。私たち

          カトリック教会は統一教会をひとつの宗教と認め、宗教間対話の相手と見なしていた

          1988年まで『キリスト教年鑑』に統一教会が記載されていた

          統一教会はキリスト教のひとつの教派として認識されていました。 キリスト新聞社は1988年まで、同社が毎年発行する『キリスト教年鑑』に統一教会に関する情報を記載していました。このことは、少なくとも当時までは、統一教会を非難する人が既存の教会の中のごく一部の者たちに限定されていたことを示唆しています。 1989年3月25日のキリスト新聞の座談会形式の記事によると、同新聞社が毎年発行する『キリスト教年鑑』に統一教会が記載されていることについて、 編集部は 〈編集部としては、

          1988年まで『キリスト教年鑑』に統一教会が記載されていた

          熊澤義宣牧師がキリスト教と統一教会のエキュメニカルな対話の可能性を示唆していた

           1975年10月4日のキリスト新聞の記事によると、日本キリスト教協議会は1975年9月18日、「統一教会に関する見解」を発表していました。この見解の成立には、我が恩師、熊澤義宣牧師が深く関わっていました。特にこの見解の第Ⅲ項である「エキュメニカルな交わりの可能性」には、熊澤牧師の深く広い思想が表明されています。熊澤牧師が多用した<神の世界>という概念が取り上げられていることから、熊澤牧師自身によって書かれた文章であることが推測されます。  「この世界の中に存在する一切のも

          熊澤義宣牧師がキリスト教と統一教会のエキュメニカルな対話の可能性を示唆していた

          日本キリスト教協議会が旧統一教会・家庭連合の名誉を毀損する

          日本キリスト教協議会は、2023年11月25日に「世界平和統一家庭連合(旧・統一協会)に対する解散命令請求に関する声明」を発表しました。この声明は、同協議会が家庭連合(旧統一教会)を「破壊的カルト」であると認識していると宣言しています。 この声明からちょうど2ヶ月後の2024年1月25日の東京地裁の判決は、旧統一教会・家庭連合を「カルト」と表現することを名誉毀損と認めました。この判決に従えば、この声明に名を連ねるカトリック中央協議会、在日大韓基督教会、日本イエス・キリスト教

          日本キリスト教協議会が旧統一教会・家庭連合の名誉を毀損する

          棚村政行教授が旧統一教会をカルトと表現することについて

          旧統一教会・家庭連合をカルトと表現することは、今年1月の東京地裁の判決では、名誉毀損と認められました。 棚村政行教授はかつて、自力救済という法概念を利用して、キリスト教の牧師たちによる拉致監禁・強制棄教を正当化する論文を書いたことがありました。 『早稲田ウィークリー 23 October 2023』というサイトが、「カルトの本当の怖さって? 狙われる早大生、巧妙なその手口と対策の心得」というインタビュー記事を配信しています。このインタビューの中で、棚村教授は 〈一時期、

          棚村政行教授が旧統一教会をカルトと表現することについて

          ヒズボラのロケット弾の90%はレバノンの民間地域から発射された

          イスラエル国防軍(IDF)が月曜日に発表したところによると、日曜日に迎撃したヒズボラのロケット弾の90%がレバノン南部の民間地域から発射されていた。これはイランが支援するテロ組織によるさらなる国際法違反である。ブライトバート・ニュースのジョエル・ポラークが8月26日に報じている。 イスラエル国防軍の発表は以下の通り: 〈日曜日の早朝、イスラエル国防軍は、ヒズボラがイスラエルの北部と中央部に向けてミサイルやロケット弾を発射する準備をしていることを察知し、差し迫った脅威となる

          ヒズボラのロケット弾の90%はレバノンの民間地域から発射された