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パソコンのストレージをSSDに変えたら世界が変わった話【30分チャレンジ】

皆さんこんばんは、福田達也です。

自分が仕事をする時は、デスクトップとノートPCの2台を扱うことが多いんですが、これまではデスクトップPCはHDDで運用していました。

あんまり支障は感じていなかったんですが、最近特にスリープからの起動が段々と遅くなり、起動してzoomを立ち上げるまでにも5分以上がかかったりということもしばしば…細かい作業に時間を取られたりもするし、我慢するのに厳しいな―と感じていました。一方で、SSDのノートPCの方は数秒で立ち上がるのにと。

これはいい加減変えどきかということで、デスクトップPCのストレージをSSDに変えた所、十数秒で起動するようになりました。一気にストレスフリーになったので、早く変えておけばよかったという思いも込めて記事にします。

HDD?SSD?

ここまで読んでいても、そもそもSSDやHDDって何?と頭にはてなマークを浮かべている人もいそうなので簡単に説明します。

SSD (Solid State Drive:ソリッド・ステート・ドライブ)とHDD(Hard Disk Drive:ハード・ディスク・ドライブ)はともにパソコンで利用する記憶装置です。パソコンでテキストや動画、音楽など、何らかのデータを保存するとき、その保存先として使われている媒体です。多くの場合、パソコンを動かすためのOS(Operating System:オペレーティングシステム)全体もここに保存されています。

SSDとHDDの違いはその構造と記録方法です。

HDDとは

HDDは、内部で回転する円盤にデータを書き込み及び、読み出しを行う装置です。回転する円盤に対し、物理的にアームを動かし、データの記録面の到着を待って読み取ります。

シーク(seek:探す) -> 位置の決定
スイングアームを動作させることで、目的のトラックに磁気ヘッドを誘導
サーチ(search:検索する) -> 回転待ち
ディスク(プラッタ)の回転にともなって目的のデータが磁気ヘッドの位置まで回って来るまで待機
データの転送
セクタに書かれたデータの読み込みを開始
という一連の流れになります。
つまり、データへのアクセス時間 = シーク時間 + サーチ時間 + データの転送時間 となります。

ハードディスクドライブ(HDD)の仕組みを図解で解説
https://elite-lane.com/hdd/

SSDとは

一方で、SSDはUSBメモリと同じように内蔵している不揮発性(データが消えない)のメモリにデータの読み書きを行います。すなわち、HDDが機械駆動なのに対して、SSDは電気駆動なため、数倍から数百倍のアクセス速度の向上が期待できます。

ダントツに「SSD」が速く「HDD」に比べ、シーケンシャルで2.3~8.9倍、ランダムアクセスで40~382倍となっています。
実際にパソコンの「HDD」を「SSD」に変更したところ、大幅に立ち上げ速度が速くなることを確認しています。

SSD/HDDの速度比較・選び方
https://note.cman.jp/hdd/ssd_hdd_speed/

SSDのメリット・デメリット

SSDが出た当初は技術的に洗練されていなかったこともあり、低容量・高価格のため手が出づらいという印象でしたが、最近になって値段がだいぶ落ち着いてきたこともあり、HDDを選ぶメリットはだいぶ少なくなってきているように思います。

現状でSSDとHDDを比較した場合、SSDのメリットは高速性と耐久性です。アクセスの高速性は言わずもがなですが、電気駆動のために衝突や振動に対する耐久性が高く、ノートPCなどの持ち運びにも強いです。

一方で、HDDのメリットはコストパフォーマンス(値段あたりの容量)です。同じ容量で比較すれば、HDDの方が2~3倍安価です。初期は10倍以上の差がついていましたが、ずいぶんと縮まりました。家でデータを保存するためだけの記憶媒体であれば、HDDの方がコストも安くて良いというシーンは多いでしょう。

終わりに

今回はSSDとHDDの違いについて簡単に解説しました。

昔はどちらが良いという議論が多かったですが、値段が落ち着いたこの頃では、特別の理由がなければSSDを選ぶのが良いと思います。使ったことがないという方は是非体感してみてください。

本日も読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いできることを、楽しみにしています。



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