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これから受験するみなさんへ

1.入試シーズン

今年ももう始まって3週間経ちました。時が経つのは本当に早いと感じます。今年受験する生徒さんは追い込みの時期ですね。私もこの仕事をしてもう10年以上になりますが、毎年頑張っている生徒さんの期待に応えたいという想いで授業をしています。これから受験を迎える生徒さんの力になれれば良いと思って今回は書いてみようと思います。受験勉強で疲れた時にぜひ読んでくれると嬉しいです。

2.PDCA

勉強に限らずですが、この時期はこのPDCAをいかに高速で回転させるかが勝負だと思います。テストを解いて、丸つけをして、振り返りをして、そのために何をやるか決めることただシンプルですがこの当たり前のことを繰り返しやっていくことが勉強の最大のコツだと思います。しかし、これをいくら繰り返しても同じミスをしてしまったり、目標点に届かなかったりすることはありませんか?先日模試の終わった後で、泣き崩れいている生徒さんがいました。こんなに頑張っているのに、どうして結果がでないのか、その悔しさのあまり自分を責めていました。みなさんもそういう経験がありませんか?

3.結果とプロセス

みなさんは、満点にこだわることは大切だと思いますか?その子は満点以外は価値がないという完璧主義な考え方をしていました。前回より点数は上がっていました。科目によっては満足できた科目もあったようです。しかし、あの時同じミスをしないと決めたのに、今回もまた同じミスをしてしまった自分がどうしても許せなかったようです。私は、素晴らしいとお思います。そこまでストイックに点数にこだわり、そして、自分に矢印を向けて精一杯頑張ろうとすることはとても尊いと思います。しかし、前提を忘れては行けません。

4.自己肯定という前提

高い目標を達成するためには、前提として自分はできると信じることが大前提にあります。私には価値があることを前提として考えてください。同じミスをしてしまったとしても、目標を達成できなかったとしても、それでもそこに向けて努力したことは尊いことです。それが前提にあることを忘れないで自責で考えてください。成長できる自分がいるから自分ごととして考えることができるのです。乗り越えられる自分を信じることができるからまた立ち上がって高い目標に向かって歩き出せるのです。あなたの価値は変わりません。今でも十分価値がある、そして、それでも満足せずに今日も頑張っているあなたは誰がなんといおうと世界で一番尊いことを忘れないでください。

5.あとがき

この時期の子供達を見ると心から背中を押してあげたいと思います。まだまだ未成年で大きな成功体験をしたこともない子供達ばかりです。そんななかで、自分を信じて頑張るなんてこれほど尊いことはないと思います。受験という制度は賛否両論ありますが、私はこの時期に経験することは立派な大人になる上で大切な経験だと思います。みんなの桜が咲くことを心から祈ってます。自分に負けるな受験生!

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