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ドラえもんから考える既得権益

アニメで考える社会問題
本日は「ドラえもん」を通して既得権益について考えていきましょう。

「ドラえもん」とはどんなアニメか….
なんて言わなくてもわかりますよねw
色々なひみつ道具をだしてのび太君を助けるあれです。
劇場版の時、異様にジャイアンがイケメンになるあれです。


そんなドラえもんですが、多種多様なひみつ道具を持ってますよね。
有名なのは「タケコプター」、「タイムマシン」、あとは「どこでもドア」ですよね。
「どこでもドア」って実在したら大変便利ですよね。
「のび太のひみつ道具博物館」ではどこでもドアの第1号が登場しており、それはとてつもなく大きいです。

それが普通の扉と同じサイズに改良し、なんと64万円という価格で売られている。
流石は22世紀ですね。

しかし、そんな22世紀は本当に訪れるのでしょうか?
答えは「NO」です。
なぜでしょうか?
「科学がそこまで発展しきらないから」と言ってしまったら元も子もないので、別の答えを出しましょう。
「既得権益があるから」です。

では本題に入りましょう。
「既得権益」とは何か。
「ある個人または集団が歴史的経緯により維持している権益」という意味です。
もっとかみ砕いて述べると、「特定の何者かが守りたい利益」です。
直近の既得権益が問題になった事例を挙げると客輸送という産業に「Uber」が参入しようとしたときにタクシー産業が障壁となり一度失敗したというものです。
既得権益が必ずしも悪いというわけではありませんが、新しいことを始めるきっかけを失わせることにもつながります。

ではなぜどこでもドアは既得権益に抵触するのでしょうか?
言うまでもありませんね。
「車」、「電車」、「飛行機」
あらゆる交通手段が不要になってしまいますね。
それがたった64万円となったら尚更ですよね。
あらゆる既得権益がピンチになってしまうようなら、各産業は黙っているわけないでしょうし、それをささえる政治家たちも最大限とめにかかってくるでしょう。

消費者視点で考えるなら、「既得権益なんてあっていいことないじゃないか!」と思うかもしれません。
確かに、便利さを追求するならどこでもドアがあったほうがいいのは確かです。
しかし、その既得権益があって生活できている人も大勢いるのもまた事実です。
一度どこでもドアができてしまうと、それまで旅客・交通に関わっていた産業が一気に衰退します。
それは前述した3つだけではありません。
車が必要くななればガソリンも売れなくなります。
道路が使われなくなれば、舗装する必要もなくなります。
いつでも家に帰れるのであれば、いちいちホテルで泊まる必要もなくなります。
どこでもドア1つが多くの産業を失わせるトリガーになることを知らなくてはいけません。
ただ、私はどこでもドアがあるなら欲しいですね。
毎日秋葉原に行けるのは天国ですねw

今回はここまで。
次回もよろしくお願いします。

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