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東川町で日本酒造る方いませんか?

(私が書いたせいではないでしょうが)東川町のホームページに東川町の酒造プロジェクトの事業者公募が掲載されました。
下の方にまとめあります

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概要
本事業は、本町のブランド米「東川米」、恵まれた自然環境の象徴「地下水の町」を活用した農業をはじめとする地場産業の育成振興を図るため、町有地内に日本酒等の製造販売を目的とした酒造施設を開設するにあたり、施設の管理運営を公募型プロポーザル(事業企画提案)方式により提案を受け、管理運営を民間事業者等へ指定管理委託するものです。
このことは、民間事業者等の創造性高い発想力を最大限に活かした事業の展開を図ることにより、産業の振興、雇用の拡大、特産品の販売など、本町の広い分野における活性化を図ることができる候補者を選定し、地域と連携した事業展開を図るものです。

と記載されています。

ダウンロード先の事業要項を見てみましょう
(1) 施設設備整備
ア.酒造に必要な施設設備の整備は全て町が主体となり実施する。
イ.施設整備所在地 (最終頁位置図参照)
・東川町西2号北 23 番地(町有地) 地番:378 番1、378 番 2
・用地面積 7,820 ㎡(うち一部を利用)
 ウ.町実施事業費(概算)
施設設備整備費 350,000 千円(3億5千万円)以内を予定
想定施設面積 730 ㎡(2 階建酒造施設、事務所、販売スペース、視察等対応会議室他)
エ.施設整備から開設までの予定スケジュール
・予定事業者決定後に設計等の打合せを開始(2020 年1月頃)
施設整備工事の発注(2020 年5月)
施設整備工事の完成(2020 年 10 月上旬)
・酒造開始(2020 年 11 月)

(2) 管理運営方法
ア.町と酒造施設管理運営に係る指定管理業務委託契約を締結して実施する。
イ.本指定管理業務は収益事業であるため、施設の運営経費は全て受託者負担を基本とし、施設使用に係る経費負担は下記(3)による。
ウ.施設、設備の修理が必要となった場合、少破修繕(概ね 20 万円以内)は受託者による行うものとし、それ以上の修繕は町が実施する。
エ.本施設で加工生産される商品は、原料として積極的に東川産を使用するほか、町内の販売店、観光施設、道の駅等が取り扱い販売できるよう連携を行うこと。
オ.本施設で加工生産される商品は、町が実施するふるさと納税を活用した「ひがしかわ株主制度」の優待品(返礼品)として活用できるよう連携を行うこと。
カ.本施設の運営に際しては、町内観光施設等との連携により観光振興に最大限の配慮を行うこと。(商品の販売、町及び観光地のPR、視察等受入れ協力)

(3) 施設使用に係る経費負担
ア.本施設の整備に要した経費(実施設計、施設整備工事、附帯外構工事)合計額の 20%相当額の負担金を指定管理業務委託の契約締結時に東川町へ納付すること。
イ.町は納付された負担金を施設整備に要した町債(借入金)償還に充てるものとする。
ウ.町債償還期間中(10 年を想定)における施設及び設備の使用料については、上記アの負担金を充てるものとし、別途の使用料は徴収しない。
エ.起債償還終了後の施設使用料は、償還終了時に改めて算定し設定するものとする。
オ.納付された負担金は、いかなる場合も返還しないものとする。
カ.用地使用料は別途町が算定する額を受託事業者が負担するものとする。
【施設設備経費負担金額の例】
・施設設備整備費(実施設計、建設工事、付帯外構工事) 350,000 千円・・・①
・想定負担金額 (①ʷX)×20%
※Xは補助事業が採択となった場合の特定財源


※ まとめますと
・公設民営方式で、東川町が建物や設備を用意し、事業者が日本酒を製造・運営する。
・設計・建物建設や設備・外構工事には3億5千万円を見込む。
・ここには書いてありませんが、そのうちの80%を国の補助金で賄う。
・事業者は残りの20%、つまり7000万円を負担し、契約提携時にキャッシュで納付する。
・するとスタート時の東川町の持ち出しは0円で済む。
・事業者は当初の7000万円を払えば、以降家賃の支払いは無しで東川町が建てた施設を使うことができる。
・ただし土地の賃借料は別途。
・施設・設備の修繕が必要になった際は、20万円以内の少額修理は事業者が行い、20万円以上の高額修理は東川町が行う。
・公募期間は12月25日まで。公募方法は東川町のホームページのトピックスに掲載するのみ。
・2020年1月に事業者を確定する。
・2020年5月に着工。2020年10月に完成。
・2020年11月に酒造開始。


と、事業者にとってはかなり有利な条件となっていることが見て取れます。
3億5千万円の施設を作るのに、20%の7000万円の出費で済むのですから。
7000万円払えば、建物の賃借料も掛からず、高額の修繕費は東川町持ち。
販売面でも道の駅などで後押ししてくれる他、ひがしかわ株主制度の返礼品として使ってもらえます。
12月25日までの短い公募期間でありますが、とても良い条件なので応募してください。ってことです。
聞きたいことがある事業者は12月11日まで、質疑書を提出してください。
(って5日しかないやんっ)

もし公募が無ければ、どうなるのでしょう?
東川町のホームページのみの募集で十分なのか?
それでも来年5月には着工となってるのが気になるところです。
ふむふむ。