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選挙とお金の話。

東川町議会選挙は2023年の2月28日。あと5ヶ月となりました。
先日来、町議になろうと考えている方向けに選挙について書いてきましたが、今回は選挙にかかるお金について書いていきます。
どなたかの参考になれば幸いです。

10万円で戦う選挙


9月10日に札幌で行われた「自治体議員を目指す方向けの自治講座 〜議員を志す方と議員一期目の方の学びと交流の場〜」に参加してきました。
そこで発表された一期目のある議員が「10万円で戦う選挙」と題して話されました。
「いろいろ手作りでやったので、選挙費用は10万円で済んだ」という内容でしたが、他にも同様に10万円だったという方が何人かいたようです。
また、古参議員からは「選挙出るなら100万円かかるよ」と言われたとも話されてましたが、それもありがちな話のようで、頷いている方も複数。
100万円は、からかい半分の盛られた話かもですが、選挙は4年に一度の集落のお祭り的な要素がある地域では、選挙事務所や炊き出し、選挙カー、ウグイス嬢への謝礼など多額の費用がかかるのも確かなようです。

実は僕も「100万円かかるぞ」と言われたのですが、結果的に使ったのは5万円未満でした。

ただし、自分は写真関係の仕事をしているので、選挙ポスターの写真をセルフタイマーで撮ったり、ポスターを刷ったり、選挙ハガキを刷ったり、ちょっとしたデザインをしたりと、いろいろ自前で賄えたので特殊な例ではありますね。

それに後援会を持たなかった(持てなかった)ので、ポスター貼りから始まり選挙運動を一人で行ったので、人件費はゼロ円。
選挙カーも出さなかったのでゼロ円。
一人陣営なので事務所も特別に構える必要もなしでゼロ円。でした。
つまり一人でやれば殆どお金はかかりません。
ボランティアで手伝ってくれる人がいれば、同様でしょう。10万円以下できっとやれます。

選挙は何人かでやるのが絶対良いです


5日間、選挙期間があるのですが、僕は一人で何して良いかわからず、初日は町内32ヶ所のポスター貼りを願掛けながら自分でやって終了。
翌日からは、勇気を出してタスキかけて歩いてみたけど冬の町は人通りもほとんどなく、空振り。
車通りのあるところに立って手を振ってるのがせいぜいでした。
一人でやるのはかなり恥ずかしかったし、寒かった〜。
自分の名前が書かれたタスキをかけて街角に立つなんて、人生でこれほど勇気がいったことがあっただろうか。

先のセミナーの発表者は「田舎町の誰一人歩行者がいないところで立会演説するのは変な気分だった」と自虐的に話されてましたが、それでも友人の支えを受けて「選挙戦は楽しかった」とのことでした。

選挙は何人かでやるのが絶対良いです。
僕も次は誰かに支えてもらいたいです。一緒に辻立ちしてくれるだけで随分心強いです。どなたかいらっしゃいませんか?


選挙カーも公費負担になるけれど


次回の選挙からは公職選挙法が改正になって、供託金が導入される代わりに、選挙運動の一部が公費負担(自分で支出しなくて良い)となります。

① 選挙運動用自動車の使用が公費負担に
② 選挙運動用ビラの作成・頒布が可能に 公費負担に
③ 選挙運動用ポスターの作成が公費負担に
④立候補にあたり供託金の導入 15万円 
供託金は一定数の得票があれば戻ってきます。東川町の場合おそらく37票くらいかと思われます。

ということで、費用的なハードルはだいぶ下がるのではないでしょうか。
僕は次回も選挙カーは出さないで選挙運動しようと思ってます。
名前の連呼しかできないのに、この静かな町の環境を崩したくないなと思うからです。

なお、フォトシーズンでは選挙ポスターの写真撮影も承ります!