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着実自分

毎月15日を迎えると、「え、この間始まったと思った今月、もう半分終わったの?!」と新鮮にびっくりするのはこの世の中のあるあるだと信じたい。2020年の2月も例に漏れず、あっさりと15日を迎えた。なんなら2月は28日か29日までだから、昨日14日が折り返し地点だったと言ってもおかしくはない。

2,3月がメインの春休みがすでに4分の1終わったことが、とにかくものすごく悲しい。しかも春休みが明ければ大学3年生、つまりは大学生の後半が始まる。総じて時の流れが速すぎるのだ。

時の過ぎる速さはいつだって怖い。そう、怖いという表現がぴったりくる。

でも、思い出してみたい。春休みを迎えたその初日のnoteで、私は懺悔をしていた。改めて見返すと、かつての自分はこんなことを書いていた。

春休みの到来とともに、「春休みだからこそやるべきこと」がゴゴゴと自分の方に迫っているのが、怖いのだ。

この時の自分は、間違いなくおびえていた。春休みを充実したものに出来るのか。やりたいことをきちんと遂行できるのか。それとなく毎日を過ごして、なあなあに終わってしまうんじゃないか。
楽しい春休みを過ごすことも大事だけれど、自由奔放な時間があったときに自分がなにを選びぬくのか。それをきちんと見つめなおしたいと思っていた。そしてそのことに、勝手にプレッシャーを感じていた。

あの日から約半月。自分は頑張っていると、少し胸を張って言えるような日々を送っている。

ゼミの試験には無事受かった。
まだ完全に慣れたとは言えないサークルにもくらいついている。素敵な居場所だからこそ、1年の時から入っておけば良かったと悲しくなったり、分からないことが多くてへこんだりもするけれど、笑顔は絶やさないようにしている。
空いた時間ではバイトをしたり、読書をしたり、銀行の手続きをしたり、noteを書いたり。今まで「テストだから」「忙しいから」と後回しにしていたものも、ぽつぽつと時間を見つけては遂行している。

一歩一歩、進んでいる。

一歩ずつ進むって、いつだってもどかしくて、しんどい。着実に進んでいたとしても、私はまだ月が半分過ぎるたびに嘆いている。だけど、あの時からまごついたままではなくて、ちゃんとそれなりに進んでいる。そんな自分で良かったと、少しだけ安心している。

あと残り4分の3の春休みも、残りの大学生活も、残りの人生も。一歩一歩踏みしめる自分で居てほしいし、自分は自分を裏切らないでいてほしい。引き続きがんばれ、自分。


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