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眠る前に思って、しないけどしたいこととか


毎晩、とまではいわず数日に一回は部屋のレイアウトを80度回転させたいとかマキタの工具を入手してネコ足のバスタブみたいな物置を作りたい。とか離れて暮らす親族に連絡を取らないととか考える。考えて、考えるけれど1日でやろうと計画することは大抵1週間はかかる。

住んでる部屋がユニットバスだから、シャワー浴びるときタオルとかを置く場所にひと工夫欲しい。2018年8月に長野県の車山高原辺りの牧場でやっていたフリマで購入した木目の平皿みたいなものを便器タブ?の上に載せていたのだけれど、ネコ足のバスタブみたいに木目の平皿を改造したい。ボンドでもいいけど、どうせなら電動ドリルがいいかなぁ幾らするっけ?と思ってまた他の考えに移る。

二人で遊んだことはない女性とアケルマンの映画をエスパス・イマージュで観たりなどした。遊ぶ前夜、聞きたいこと沢山あるし聴いて欲しいことも沢山あるし何より育児で忙しいのに一緒に居る時間作ってくれてありがとうございまーす!ってなんかいっぱい気持ちがあった。ひとに会う前にいっぱい気持ちを抱えるの、すごく久しぶりだった。
観た『アメリカン・ストーリーズ』は俺の話を聞け!って感じの映画で、めっちゃポーランドとユダヤ….. アケルマンの映画は芸術性が高いけれどつまるところ私語り大好き。これは日常の反復が少しずつネジが外れるように狂っていく作品ではなかった。
『アンナの出会い』と『一晩中』、『ブリュッセル、60年代後半の少女のポートレート』がまだ未見ですが観たいな。
飯田橋駅で女性を見送って、若干酔って神楽坂をひとり散歩する。
沢山の出店が並んでおりどうやらなんとかフェスタを開催していたらしい。2022年6月に北鎌倉の喫茶吉野を訪れるまで関東でいちばん好きな喫茶店だったトンボロがフェスタの影響で早めに閉店していたため、神楽坂を離れることにした。

新宿はいつも通り人が多かったが、珈琲タイムスは少し待つだけで入店できた。神楽坂で購入していたミュージックマガジンの坂本龍一追悼特集をひらく。
喫茶店ではヘッドホンでなにかを聴きながら読んでいることが多いから、一人で過ごすなら名曲喫茶の類いはあまりそぐわない。
ディスクユニオン(黒赤っていうらしい)の6階で40分くらい見ていたけど、レコードを探すのは気力がいるなと思う。
レコードのケース四角くて形かわいいと思う。
あんまり物を買う行為自体が消費っぽくて好きでなかったはずなのに最近物増えたな。

土曜、祐天寺にあるコンビニに単発でアルバイトしに行った。
コンビニのレジに立つの6年ぶりだったけれど、レジ業務たぶん得意だから感覚が懐かしかった。
レジ業務のスキル別に私の人生においてさほど重要ではないし、字がそこそこ綺麗なのも別に求めてない。
人から見た自分の長所は、一時期頑張った結果であることも多々あるにもかかわらず、長らく欲しいと思っていたもの/能力ほど何も手に入れられていない。

契約満了も含めて2,3回仕事辞めていて、いろいろアルバイトしたから新卒の就活は除いて履歴書50枚は書いてきた記憶。書くの飽きた。20歳くらいまであった実力以上の将来への期待/予感も今は消え失せる。
いつかいろんなアルバイトのことを書き遺したい。
細く長く続けられることを続けるしかないんだなぁって、勉強したり読んだり観たりして「結局それを言いたいんですよね」を砕いてきたはずなのに、自分に諦めてからやっと腑に落ちる。

威厳のあった人間が、他人から頼られなくなるとダメになるって、シネマヴェーラでF・W・ムルナウ監督の『最後の人』を観たときから考えとして持つようになった また夜に思って、連絡しなきゃって、思う。





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